応援メッセージ

出産や子育てでキャリアを諦めない、女性研究者が研究を継続できるための活動を応援します！

わたしは現在、今年の3月に大学、大学院を卒業した若者2名と独立行政法人の助成を受けまして「コロナを乗り切るデジタルシステムを活用した子ども・家庭応援事業」の実施に取り組んでおります。

24歳で結婚、25歳で第一子の出産、その5ヶ月後に同居していた義父が他界。夫の突然の死を受け入れることのできない義母は5ヶ月の孫を抱いたまま朝から晩まで仏様の前に座っている日々が数ヶ月続きました。乳飲み子と放心状態の義母を抱えたわたしは、その辛さを、心配かけまいと夫にも実家の両親にも話せず、わたしがしっかりしなくてはと懸命に生きてきました。

と同時に、「外に出られないのであれば、外から人が来てくれる仕組みを作ればいいのだ」と自宅を地域に開放しました。苦しかったからこそ辿り着いた一つの試みでした。瞬く間に近所の子育て中の母親や小学生たちが一日中出たり入ったりの賑やかな場になりました。

わたし自身が社会と繋がるキッカケにもなったのです。

この行動がNPO法人シャーロックホームズの立ち上げとなり、現在の若者の自立支援就労支援の事業につながってきたのだと思います。

家庭の様々な出来事によって、働ける環境や本来あるべきはずの権利が得られなくなったり・・・。その多くは女性の生き方そのものに影響が生じていると思っています。

今回の「しあわせキャリア支援センター」の支援制度で多くの女性たちがキャリアを諦めることなく、生きる力の源となって活躍されることを願ってやみません！！

今井 嘉江

一般社団法人自在 代表理事