終生飼育となっている犬猫の継続飼育と生活の質（QOL）の向上を推進すること

 

私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる動物たちは、人間にとってかけがえのない存在です。

 

しかし、家族の一員として愛育され一生を終える犬や猫がいる一方で、日本では毎年多くの犬猫が不要とされ悲しい末路をたどっています。

 

また、行政機関では終生飼養の推進や不妊手術の徹底など適正に飼育するよう指導していますが、犬の咬傷事故や多頭飼育放棄などの飼い主側の不適切な飼育が原因で放棄される犬猫は後を絶ちません。

 

特に猫の多頭飼育崩壊は、止まることはなく社会問題にもなっています。

 

私たちが保護している犬猫たちは、これまでに十分な医療やケアをされてこなかった犬猫が多く、譲渡に繋がることが極めて難しい子もいます。

 

そうしたことから、譲渡は叶わなくても家庭の犬猫のように温かで安心できる生活を送らせてあげたいとスタッフやボランティアさんが自宅に連れて帰りお世話をしている犬猫もいます。

 

 

 

 

こうしたことから、2020年4月、「終生預かり制度」を発足しました。

 

この制度では、高齢であったり長年出会いがない犬猫、ハンデを持っているため継続したケアが必要な犬猫を終生預かりの対象としました。

 

飼育中にかかるフードやペットシーツ、猫砂などの必要な物資、治療費や医薬品も当会で負担、私たちが全力で預かりしてくださる方をサポートする取り組みです。

 

ですが、飼育に慣れている方でないとハンデを持っていたり介護が必要な犬猫を預かりすることが難しいこともあって、まだまだ人手が足りていない状況です。

 

 

 

 

スキンシップやコミュニケーションは、高齢やハンデの持った犬猫にとって大きな安心感を与えます。

 

継続的なケアとQOL向上のためにはご協力者と資金が必要です。 

 

クラウドファンディングの挑戦が、ご賛同者や一緒に活動してくださる仲間が増えることに繋がればこんなに嬉しいことはありません。