目を伏せた弱さのため

しっぽ村プロジェクト
「不幸な命ゼロを目指して。保護犬猫たちの希望の場所　新施設の拡充!」を応援、ご支援いただきありがとうございます。

本日のご報告はこのプロジェクトのトップ画像にも登場させていただいたワンコの

三太くんとの朝のおさんぽです

三太くんは
2014年12月24日　神奈川県動物愛護センター(当時の動物保護センター)から
しっぽ村へ来ました。

神奈川県動物愛護センターは、譲渡ボランティアに登録される個人さんや団体さん、そして動物愛護行政の働きで保護された犬と猫の殺処分ゼロを8年間(猫は7年間)継続することが出来てきました。


平成25年度から継続する殺処分ゼロの記録ですが、ゼロ達成の翌年の暮れには三太くんを含め数頭の犬が殺処分の対象にあげられていました。

年内の開庁日までに譲渡先が決まらない場合は致死処分となる決定。

私もセンターに向かい、残っていた3頭のワンコたちに会いました。
それぞれが、病であったり人への不信感を強く抱く子たちで、保護を引き継ぐことはとても難しいだろうと感じたのが正直な感想でした。

当時のしっぽ村では
無理を推して3頭の受入れは何とかなるかもしれないと、葛藤の中で過ごした数日間。

結果的には、しっぽ村と他の登録ボランティアさんに保護先を変えセンターでの殺処分ゼロは継続されることとなりましたが、病を抱えた子は間も無く息を引き取ったと人伝てに聞きました。

センター収容当初から、
保護犬という立場は現在も変わりませんが、しっぽ村と過ごす期間は間も無く7年を迎えます。

しっぽ村入りした時が8歳くらいとの情報でしたので、現在は15歳くらいになります。
まだまだワイルドな一面もあり、縁付けは実らないものの様々な顔で私たちとコミュニケーションをはかります。カワイイ子です。


私がこの活動を続けられるのは、
あの時、他の2頭も一緒に連れて帰る判断が出来ずに目を伏せた弱さを乗り越えるためかもしれません。

新施設、
しっぽ村アダプションセンターは
犬や猫たち、そして彼らを愛する皆様と私たちにとっても希望の場所となるよう、
ここからが頑張りどころです。


皆様のあたたかいご支援を
どうか宜しくお願い申し上げます。


深津