マリア応援コースの紹介

今回のクラウドファンディングのリターンのコースにどうしてもいれたかったもの

 

マリア応援コース📣

 

マリアはセンターで出会った時には足が１本ありませんでした。

 

その場で引き出すことをすぐに決意しました。

 

足が１本無いというのは譲渡に向けてかなりのハンデになります。

それでも過密するセンターの中での一頭ではなく、楽しい生活を送らせてあげたかったのです。

 

どうして足が一本無いのか…

捕獲されてセンターに来た時は足は4本ありました。
収容されてすぐに他の犬に攻撃されて右脚が壊死してしまい、断脚手術となったまりあ…

 

　　　　　　　右端に座っているのがまりあ

まりあにとっては足を咬まれたから、壊死しているからとは理解できず、人間が足を切り落としたと思ったと思います。連れてきて数ヶ月、マリアは人間不信がすごく強い子でした。人間の手を信用することができず、噛みついてきて全く触らせようとしませんでした。

 

半年以上の時間をかけてやっと人の手に対する恐怖心が薄れてきて、散歩練習を始めたくても、3本足のマリアはなかなかうまく進めず、すぐに座り込んでしまいました。

それでも練習を重ねて、今は、普通のこと変わらない生活を送っています。ドッグランで元気に走り回り、階段、坂道、山道も楽しく歩きます。

 

それでもハンデのある子としてご家族とのご縁を待ちます。

 

背景には、殺処分が停止されている茨城県動物指導センターの収容数の過密状況にあると思います。

 

では殺処分の方がいいのか？

そうではありません。殺処分があるならば、私たちも順番に家庭犬トレーニングをして、準備できたらご家族のもとへ…との余裕がなくなります。

 

とにかく引き出して、後は飼い主さんにお任せの繰り返しになってしまいます。

 

殺処分が停止してるから家庭犬へのトレーニングができるのです。

 

なぜそんなに収容される犬がいるのか。

それは「飼い方」これが本当に過密になる原因を作ってます。

 

いわゆる「昔の飼い方」

 

迷子の飼い犬を探さない、センターに迎えに来ない人もすごく多いです。首輪はしてるけど、放し飼い、庭に繋ぎ飼いもまだたくさんいます。

 

高齢者が不妊手術をしないまま、多頭飼育崩壊を起こし、飼育困難になる、もしくは飼い主他界による全頭収容なども過密を加速させた原因です。

 

 

このままではいくら団体達がシェルターを作っていってもすぐ満杯になってしまいます。

 

私たち人間、飼い主達が飼い方を変えないと！！

 

 

室内で飼うのはそんなに難しいことなんだろうか

 

飼っている犬を逃さないと言う事はそんなに難しいことなんだろうか

 

オスとメスで飼い始めるなら、どちらかだけでも去勢をする、避妊をすることはそんなに難しいことでしょうか

 

どれか１つでも当たり前になれば保護犬と呼ばれる犬の数は大きく変わります。