ラッキーマン！が演じた未来！！

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このタイトルに置いた「ラッキーマン」は本の題名です。著者はハリウッドスターのマイケル・J・フォックスさん。内容は自身が罹患したパーキンソン病と闘う日々を綴った本です。パーキンソン病は、徐々に進行していく難病で、うつ病は突然現れる病気で、一見して対極にあるように思われますが、共通点があるように私は思います。それは一般の人には、「私には関係ない病気」と言われる枠に括られる病ということです。

この本は私が今から15年前に購入したものです。その時は、「大スターが難病になって大変だなー」という程度の浅い感想でしかなかったのですが、昨日から読み返してみると病と闘うというより、なんでこの私がこんな病気になったのと単に嘆き悲しんでいる愚痴が書いてある内容なんじゃないかな？という感想に変わりました。もしこの本を作った関係者の方が、このページを読んでくださっているとしたら一読者の感想と軽く受け流してくださいませ。

私の蔵書から再びこの本を手にしたのは、久しぶりに映画のチケットをプレゼントしていただき、ふとこれまで見た映画で面白かったものを思い出していたところ、本棚の隅に埃をかぶっていたラッキーマンの背表紙が目に留まり手が伸びて読み始めたという訳です。

さて、映画のことに話を戻すと、マイケルさんが主演して大ヒットした映画の一つにタイムマシーンで未来に行くという作品があります。この作品は1985年に公開され未来は、30年後の2015年に設定され作られたものだということは、映画を映画館でリアルに見た世代はよく知っています。今年は2018年。映画でみた空飛ぶ車は、今や新聞に具体的に取り上げられ実用化の話が真剣にされるまでになりました。さすがに映画見たとき遠い未来の話で私が生きている間はあり得ない、「私には関係ないな」の事の一つでした。しかし科学技術の進歩の速さは、私を関係者にしてしまいそうな勢いです。こんなスピードで進む社会に生きている現代の私たち。気忙しい日々にうつ病は関係ない病とどれだけの人が言い切れるのでしょうか？