僕たちmeetワールド_『アーティストバイヤー』編

郊外よりこんにちは。

LPACK.の中嶋です。クラウドファンディングも残り2週間を切りました。

多くの方のご支援ご協力でここまでこれました。残りわずかですが、引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

さてさて、今日はアーティストバイヤーのお話をしたいと思います。

 

DailySupplyShopSSSのコンテンツの一つに”アーティストバイヤー”というものがあります。

 

アーティストバイヤー第一弾、狩野哲郎さんがセレクトしてくれたものがこちら！

 

 

これは何かっていうと、現代美術のアーティストに日用品を選んでもらうというもの。

僕たちと同世代のアーティストは海外に滞在することが多いので、向こうに住んでいる時に見つけた、僕たちがまだ見たことがないような日用品を探してきてもらうことにしました。

 

このコンテンツのヒントは僕たちが以前やっていたカフェプロジェクトでの”一日店長”というプログラムから来ています。”一日店長”はアーティストが料理をつくったり、イベント開催してお客さんをもてなすイベントです。

 

 

美術館で個展をやっている人だったり、国際芸術祭に出ている人だったりと様々な方に店長をやっていただきました。

 

このイベントの面白いところは、「作品は見たことあるけど会ったことない作家と初めて話せたり」、「作品の背景に繋がるような作家のプライベートな一面を見れること」でした。

 

このイベントの発展系が DailySupplyShopSSS で考えている”アーティストバイヤー”なのです。

彼/彼女達が選んだ日用品は、きっとそれぞれの作品に繋がっているような内容になるはずです。

 

その日用品を僕たちが見た時には、美術作品を見た時のような驚きや思考の変化があるんじゃないかなと、とてもワクワクしています。

こういう期待感って日用品店には必要なことですよね。

 

記念すべき“アーティストバイヤー”の第一回目を引き受けてくれたのは、狩野哲郎さん。

 

彼とは長い付き合いで、僕たちの運営していたスペースで展示をやってもらったり、一緒にイベントをやったり、お互いの作品制作の手伝いもしています。

 

 

そんな狩野さんが今年の夏にアメリカのポートランドに1ヶ月滞在（End of Summerというレジデンスプログラム）するというので、早速バイヤーをお願いしました。

現地に着いてから、制作の合間に向こうの生活感とかをメールで教えてもらいながら日用品を探してもらいました。

 

 

ワクワクしながら待っていて9月に届いたのがこちら！

狩野さんの普段の作品は日用品などを組み合わせてつくることも多く、全て作品でも使えそうな品を選んでくれました。

本当に色んなものがあります。各日用品の写真はこちらにアップしています。

 

 

“アーティストバイヤー”では滞在制作でつくった作品も展示しています。帰国してすぐ展示なので、ギャラリーや美術館よりも早い初公開の作品達。

狩野さんからは、モビールの作品とドローイングの作品をお借りしました。美術作品も家に飾れば、毎日見る日用品ですね。

 

 

 

展示はまだしばらく開催しています。お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り下さい。

現在狩野さんはシンガポールで滞在製作中で、来年はヨーロッパへ。

どんな日用品と出会うのか今から楽しみです。

 

この“アーティストバイヤー”シリーズは、1ヶ月くらいの短期滞在から数年の長期滞在までの色んなアーティストにお願いしています。

今後はウィーンやグルジアの日用品が並ぶ予定です。ぜひご期待ください。

 

初めて見る海外の日用品と、初めて公開される美術作品が並ぶ日用品店って、すごいなぁと、自分でやっていてそう思います。

このDailySupplyShopSSSは日常のお店になりますが、非日常に満ち溢れた場所でもあるのです。

 

素晴らしき日用品店をつくるためのご支援ご協力、引き続きどうぞよろしくお願いします。