
支援総額
目標金額 650,000円
- 支援者
- 127人
- 募集終了日
- 2018年6月5日
臨床美術学会に行ってきました。
11月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり、臨床美術学会が開催されました。
今年は、東京家政大学狭山キャンパスで、2日目の午後は、仲間の臨床美術士3名のパネルディスカッションが行われました。
今年の学会テーマである【人の生(life)を支える臨床美術の力】から、
1人のパネリストの発表の中で、私、スギヤマイクエについても紹介されています。
久しぶりに先生や仲間との再会も出来、充実した時間となりました。
私が登場するパネリストの発表の概要は以下です。
【アートと共に生きる】
<3つの出会いとはじまり>
“臨床美術 彩球”は 2012 年 4 月より日本臨床美術協会の登録団体としてスタートした。それは 一臨床美術士の 1 人だけでの活動には限界がある。継続していくには、悩みや迷い、行き詰まりが あった時、何でも話せる仲間が必要。しかも同じ地域で活動している臨床美術士同士が繋がり、連 携出来ることが大切。現場実習で意気投合し、立上げていく運びとなり声を掛け合った。それは決 して同期だけでなく研修会など色々な場で出会い集まったのは 17 人。初対面とは思えないほど盛 り上がった決起集会から“臨床美術 彩球”の活動は始まっていく。 2011 年 5 月より復興庁「心の復興支援」事業は始まる。日本臨床美術協会からの依頼を受け、登 録団体として主動で関わり始めたのは 2016 年度から。東日本大震災で埼玉県に避難している方を 対象に、地域との交流を目的に行われる事業として、埼玉県の特産を取り入れて、年に数回のペー スで企画・実施している。 そして“臨床美術 彩球”の立上げメンバーで共に活動をしてきた仲間がここにいる。彼女は 4 年 前、運動神経系が選択的に障害される進行性の神経疾患のALS(筋萎縮性側索硬化症)診断を受 けた。現在は自宅で 24 時間介護の生活を送っている。 私の中でこの 3 つの出会いと始まりが 1 つに繋がっていて、この活動にから感じたことを生きる ための生きていくための、【アートが与え、持つ力】についてまとめていきたい。
<展開・活動>
2016 年度から「心の復興支援」事業企画の概要は以下のように進めてきた。 8 月“アートと落語”さつまいもを描いて味わってから、みんなで落語でひと笑い。
11 月“公園散策とかぼちゃの新聞工作”アトリエ 彩球よりほど近い別所沼公園の敷地内にて
12 月“アロマ&銅箔レリーフ”福島県復興支援員の埼玉事務所がある浦和 ときわ会館にて
2017 年度の取り組みは
8 月“紙漉き体験&アートワーク(団扇に描く)” 和紙の里 小川町にて
10 月“掘って食べて描いて、秋を五感でアートしよう” さいたま市発祥のさつまいも・ベニアカ
12 月“小江戸 川越でアート散歩”天保元年から続く醤油蔵元。その醤油を使ってスルメを描く
2 月“お茶のうま味をアートしよう”産地、狭山茶を使って美味しい入れ方、五感のアナログ画
2018 年度の取り組みでは
11 月“歴史をのんびり堪能アート”行田のはにわの館で埴輪づくり。のんびりさきたま古墳を散策
12 月“アロマとアートのクリスマス”新都心駅前のイルミネーションを楽しみながら家路へ
3 月“春を先取り、春を五感でアートしよう”花葉入りの和紙漉き体験に、お花に囲まれて花空間
そして今年、2019 年度は
7 月“こっちゃ来たら良いべぇ カラフルコースター”
8 月“木綿のハンカチーフをアートしよう”藍染めの産地 羽生にて絞り藍染体験 年明けに 1 回予定している。
毎回参加されている方とは顔を合わせる度に、「元気?」と声を掛け合い、近況など話したりと、ま るで年に数回集まる親戚のよう。回を重ねるごとに心も打ち解けていくのを感じる。良い話も悪い 話も話してくれるようになった。自然災害で埼玉県での生活を余儀なくされ故郷に想いを馳せなが らも、戻れない、生きていかねばならない現実。この活動の関わりから経験していないけど、経験 していないからこそ第三者の立場で、今住む埼玉県の地域の人が関わる意味、役割も大きいだろう。
この活動が始まり「一度も家から出なかった内の人。 」「 久しぶりに笑ったわ!」と帰り際に話し かけてくれる。「またね。」が合言葉のように、お互いが次回の再会を楽しみに願っているように感 じる。それが実に自然体。この再会が次への活力にもなっているのを感じる。 そして、同じタイミングで始まることとなったもう一つの関わり。私の生活の一部と言って良い 大切な仲間、スギヤマイクエとの活動。予想もし得ない病、なぜ私が?何で?と何度も何度も問い かけたことでしょう。昨日まで出来ていたことが出来なくなっていく現実。病気の進行で気管を切 開し、声を失った。それでも生きている。生きていかねばならない。24 時間介護体制の生活を受け 入れられず葛藤の日々を送っている中、そこにはいつもアートがあり、笑顔があり、涙があり、家 族とたくさんの仲間や支援者がいた。 これから彼女が生きていく中で、社会と繋がりアートの輪を広げたい、アートを楽しめる場、人 が笑顔でいられる安心の居場所として、また彼女自身が表現し、発信し続けられる場として 「自宅倉庫を改装し、ギャラリーをつくりたい」そんな思いで、クラウドファンディングを利用し 支援を呼びかけ、平成31年4月ギャラリー honohono をオープンすることが出来た。 “私は小さい頃、話すのが苦手で毎日マンモスの絵を何枚も描いていた。そのうち絵を描くことは、 しゃべらなくても自分を表現することが出来るし、人とのコミュニケーションが取れ、自分も周り の人も楽しくなるものだと感じた。アートとは私にとってみんなの笑顔のもと”と彼女は言った。
<結び>
臨床美術士の繋がりは、バックボーンに縛られず多種多様な人材が集まっていて年齢層も様々、 それでも対等であり続ける存在であること。それは団体の強みである。 参加者と特産物を通しての共通体験から時間を共有し過ごすことで和やかな場が生まれる。そん な中での臨床美術の実施は、安心して表現出来る空間となる。人によって様々だが、非日常のリフ レッシュや楽しみ、再会の喜び、エネルギーの発散、人との関わりなど、アート表現がそれぞれの きっかけとなり、人と人の繋がりを紡いでいる。そしてまた彼女にとってのアート表現は、人らし く生きていくために欠かすことが出来ない手段の 1 つ。 全ての人が社会と繋がり、アートを通してのコミュニケーションが生まれ、みんなが笑顔となり、 生きる喜びを実感することが出来る。自分が自分らしく生きるために、アートには大きな役割を担 っている。

リターン
3,000円
気持ちを込めてアートのお返し!
●オリジナルアートポストカード3枚セット
●スギヤマイクエよりお礼状をお送りします
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年11月
10,000円

臨床美術 彩球「五感でアート」体験券1枚orオリジナルエコバック
●臨床美術 彩球「五感でアート」体験券1枚orオリジナルエコバック
※体験券は、実際にアトリエ 彩球(埼玉県さいたま市)にお越しいただける方向けです。2018年10月〜2019年3月で1回お使いいただけます。
※エコバッグは、直接お越しいただけない方向けです。A4サイズくらいのファイルやノートが入るちょうどいいサイズです。
●作品転写オリジナルクリアファイル
●スギヤマイクエよりお礼状をお送りします
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年11月
3,000円
気持ちを込めてアートのお返し!
●オリジナルアートポストカード3枚セット
●スギヤマイクエよりお礼状をお送りします
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年11月
10,000円

臨床美術 彩球「五感でアート」体験券1枚orオリジナルエコバック
●臨床美術 彩球「五感でアート」体験券1枚orオリジナルエコバック
※体験券は、実際にアトリエ 彩球(埼玉県さいたま市)にお越しいただける方向けです。2018年10月〜2019年3月で1回お使いいただけます。
※エコバッグは、直接お越しいただけない方向けです。A4サイズくらいのファイルやノートが入るちょうどいいサイズです。
●作品転写オリジナルクリアファイル
●スギヤマイクエよりお礼状をお送りします
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年11月

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- 390,000円
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- 50人
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- 支援者
- 51人
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- 支援者
- 53人
- 終了日
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