【生きてるだけで価値がある、の本当の意味】

　
先日、個人セッションで、
「人の役に立つ、価値があるものを、
　全く生み出せる自信もやる気も出なくて困っている」
というお悩みのコンサルをさせていただきました。
　
その方は、
誰にも負けないある突出した強みと情熱を持っている方でした。
　
ですが、
自分が好きで好きで人生をかけているその対象についての「知識」は、
他の人にとっては、取るに足らないもので、
価値の低いもの、と考えて、「強み」とは捉えられないようでした。
　
私はその方に、伝えました。
　
「…あなたは、そろそろ「変態」としての自覚と誇りを持ったほうがいい」
　
その方の魅力は、「その対象について知識がたくさんある」
ということではないのです。
　
「その対象について語っている・行動しているときの

　情熱の温度がめっちゃ高い」
ということなんです。
　
自分が好きなものへ、
無二の情熱を注ぐことができる。
　
でも、それについての「価値」とか「他人へ」とかを考えはじめると、
急に自信が無くなってしまう。
　
自分を小さく過小評価し、縮んでしまう。
　
「そんなね、飛び出ようとしている情熱を、型にはめたり飾ったりして、
　抑えたり他と比べて普通になろうとしても、無理だから！」
　
「あなたは、「変態」として自信を持って振り切って輝いている時、
　そのままで存在の価値がある。
　そんな自分を抑えて殺してるのは、自分の価値を殺すのと同じなんだよ！」
　
　
…と、ついつい熱くなって、
　
「飛べねェ豚はただの豚だ」
　
ばりに
　
「変態じゃないあなたなんて、あなたじゃない」
　
　
なんて暴言を交えて白熱してしまったのですが…。
　
　

人の魅力や価値は、
「知識」や「所属」や「成績」にあるのではないのです。
　　
　
自分を活かし、
そんな自分に自信を持ち、
そんな自分を楽しんでいるとき、
　
その人の周りには、
暖かく眩しく感じる光が現れ、
そばにいるだけで元気と勇気をもらえて、
励まされたり癒されたりする。
　
そんな状態で存在している時、
　
「人は生きているだけで価値がある」
　
の、本来の意味が立ち現れてくるんです。
　
　
　
でも、
勘違いしないでください。
　

　
輝いていなかったら、
自分を活かせていなかったら、
価値はないのか。
　
今、元気がなくてやる気がなくて、
絶望していて、どん底だと感じている、
そんな私には価値がないのか。
　

　
違います。
　
　
あなたのその「経験」「感情」は、
あなたの「人生」の大切なピースです。
　
大きな絵の、
大切な一部です。
　
その一部だけに焦点を当てるのではなく、
魂と人生の全体像を俯瞰した時に、
　
なくてはならない、ピースなのです。
　
　
そして、一人一人の人間、
一つ一つの生命も、同様に、
大きな絵画の一部です。
なくてはならないピースです。

だから。
　

　
誰もが、存在しているだけで価値なのです。

尊重され、大切にされねばならない、価値なのです。