台湾との共同企画、コーヒーかすで弁当箱!?プラ問題を考える契機に

支援総額

2,387,000

目標金額 2,000,000円

支援者
141人
募集終了日
2020年6月29日

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2020年05月31日 07:00

台湾現地リポートNo.05

おはようございます!プロジェクトメンバーの戸田です。

プロジェクト公開後1ヶ月が経ち、目標達成まで手を掛ける所までやって参りました。ありがとうございます!これまで皆さまからいただいたご支援がより大きなうねりとなるよう、後半戦もがんばります。

 

本日は、我らが野上さんが、映画『もったいないキッチン - Mottainai Kitchen』のオンライン対談イベントに出演しますので、皆さまぜひご参加くださいー!詳しくは昨日の新着情報をチェックよろしくお願いします!

 

さて、改めてのご紹介となりますが、今回TZULAI社でプロダクトデザインを手掛けるのは、台湾TZULAI社のEric(エリック)。昨年結婚したばかりの新婚さん。若くて物静かですが、デザインと機能の追求に対するひたむきさには頭が下がります。

一番左がエリック

 

 

 

充実の台湾出張で、エリックを始め台湾TZULAI社の皆に日本の弁当文化を注入してからひと月半。昨年11月中頃、初回のデザインピッチングでエリックがデザインコンセプトに掲げたのがこちら。

“Light like Bent wood, Elegant like Ceramic.”

「わっぱのように軽く、陶磁器のようにエレガント」

 

 

さすがエリックです!

TZULAI(ツゥーライ)社の製品の多くが彼の手から生み出されていますが、繊細さやエレガントさを存分に打ち出しながら、機能性も妥協しない。そんな姿勢に台湾本社はもちろん日本チームも皆、絶大な信頼を寄せています。

 

初回のデザインピッチングから約3ヶ月の間、メールやLINEはもちろん、TZULAI既存の商品や、他社さんのお弁当箱を参考にしたり、CGのデザイン画や、3Dプリントのモックの空輸、ビデオメッセージ等、ありとあらゆる手段を駆使して、海を越えたやり取りが続きました。

3Dプリンターで出力した初代モック

 

 

 

「多くの食材や料理にフィットするわっぱ型(楕円形)という形状」

「台湾の伝統的な模様「アンティークタイル」を施したデザイン」

という2つの基軸をベースに、素材や色、楕円のカーブ具合、本体の深さや側面の傾き、2つ3つ重ねた時の安定性、外側は持ちやすいようにマットに仕上げて内側は洗いやすさを考慮してスムース仕上げにする、などなど、妥協せず「デザイン性」も「機能性」も追い求めて来ました。

重ねた時のバランスチェックのため底の形状と蓋のデザインの相性を検証

 

 

 

例えば、本体内側の底面と側面のつなぎ目は緩やかにカーブで繋がっていますが、これはスプーンの使用も想定し、スプーンの先がフィットしやすいように、また洗う際に洗いやすいようにという意図を込めて設計されています。細部にまでこだわり抜いて、試行錯誤を繰り返した結果のひとつです。

 

 

 

このプロダクトデザインの過程で直面した課題をいくつか紹介させてください。

 

◆素材と色

今回のプロジェクトのベースとなっている主原料は、竹を粉砕して粉状にした竹の繊維ですが、もう一つ、産業廃棄物の再利用という目的と、着色の目的で、「籾殻」「コーヒーかす」「緑茶の出がらし」の3種の素材が候補に挙がりました。お弁当箱の開発なので、当初お米と関係が深い「籾殻」が最有力候補でしたが、議論を重ねていく内に、ご飯メインのお弁当だけではなく、パンやサンドイッチ等洋食系のランチボックスとしても使っていただきたいという想い、そしてコーヒーの色が醸し出す料理を引き立てるシックな色味やコントラストが抜群に良かった事が要因となり、最終的にコーヒーかすが採用されました。ご飯メインのお弁当にも、サンドイッチ等の洋食ランチにもマッチし、ストッカーとして冷蔵庫に仕舞ってもテンションが上がる、とても欲張りな「箱」が出来上がりました。

左から「籾殻」「コーヒーかす」「緑茶葉の出がらし」

 

 

 

◆蓋の形状

台湾の伝統的なアンティークタイル模様。台湾の路地の敷石や建物の壁、窓枠の鉄格子等、至る所で目にすることができる意匠ですが、今回この意匠をお弁当箱の蓋に施すこととなりました。ただし、エレガントさを忘れず、主張しすぎないよう、控えめに。

デザイン段階では関係者全員が満足していた蓋の意匠でしたが、3Dプリントのモックを試作し、手に取った段階で野上さんが課題を発見しました。

子供のように手の小さい方が蓋を開けようとすると、蓋全体を手で覆うようにして掴むことができないため、どうしても蓋の角に指を引っ掛けて持ち上げる事になりますが、そうやって蓋を開けると、開けた瞬間に蓋の端が弁当箱の中に落ちてしまうのです。そう、蓋が中の料理に刺さってしまうような状態です。

 

蓋のデザインは気に入っていたためあまり弄りたくない。

ただ、そのままだと使う方に毎回弁当に蓋が刺さる悲劇が訪れてしまう。。

 

野上さんのお子さんにも協力してもらいながら、エリックが蓋の形状とデザインを細かく微調整、試行錯誤を重ね、問題が発覚してから約1ヶ月後、ついに蓋も落ちにくくデザイン的にも納得のいく蓋が完成しました。

 

蓋形状の試行錯誤動画はこちら

 

皆さまに実際に手に取っていただく日が楽しみです!

本日も最後までありがとうございました!

リターン

3,000


sunahoプロジェクト応援コース

sunahoプロジェクト応援コース

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月

7,000


BENTO box「COFFEE」

BENTO box「COFFEE」

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート
・BENTO box「COFFEE」 1個 

申込数
57
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月

3,000


sunahoプロジェクト応援コース

sunahoプロジェクト応援コース

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月

7,000


BENTO box「COFFEE」

BENTO box「COFFEE」

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート
・BENTO box「COFFEE」 1個 

申込数
57
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月
1 ~ 1/ 11


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