活動報告：始まったリハビリ治療の様子

ウクライナの傷病者へのリハビリ支援を支えてくださる皆様、誠にありがとうございます。

 

掲げております1500万円のネクストゴールは、当初の予定よりもかなり高額となった義手の作成費や、リハビリ治療期間が当初3ヶ月の想定から最低でも7、8ヶ月はかかることがわかったため、それらに必要な経費に充てさせていただきます。

 

引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

本日は、済生会明和病院で始まったリハビリ治療についてご報告いたします。

 

＝＝＝

現在、3人の方が治療に通われています。

 

お一人の方は、筋電義手（筋肉に発生する表面筋電位の出力量によって動作制御される義手）をつけてのリハビリを開始しています。

 

 

通常であれば、筋電図のデータを取るところから1ヶ月程度かかる程度はかかると言われる進捗まで動作ができており、ハサミで紙を切ったり、1cmほどのビーズをつまんで運んだり、小さなブロックを積んだりと、細やかな動作の練習に取り組まれています。

 

 

これは、ご本人がイメージトレーニングを積まれてきていたことによる部分が大きいそうです。失った手があるとイメージしてそれを動かすことが大事で、それができているというお話でした。

 

 

能動義手（機能が残された身体の部分の動きを利用し、任意の動作を可能にするもの）を利用するお二人については、上肢の切断部位が上腕〜肩のため、現在、切断端と義手とのフィッティングに時間を要している状況です。

 

なお、能動義手については、先端部を装飾義手（本物の手のような義手で動作はできない）と作業用義手（2本指で動作を行う）のいずれかに交換できるように作成する予定で、用途や場面に応じて付け替えていただく予定です。

 

＝＝＝

 

引き続き傷病者の方々とそのご家族の日本での生活、治療を支えていくべく、本プロジェクトの口コミ宣伝、拡散をどうかよろしくお願いいたします。