大正大学地域創生学部オンラインマルシェ 年末のご挨拶

新型コロナウィルス感染拡大で日常が一変した2020年も大晦日を迎えました。本年10月23日より実施した大正大学地域創生学部「お世話になった15地域に学生が恩返し！ オンラインマルシェ開催！」では応援購入いただき誠にありがとうございました。1年生の時にお世話になった実習地域の皆さまが新型コロナ感染拡大で大きな影響を受けていることを知り、ぜひ東京から恩返ししたい！ そのような思いで地域創生学部2年生100人中60人でチームを組み、プロジェクトを始動させました。

地域の生産者の皆さん、事業者の皆さんを商品の販売で応援し、併せて地域の魅力をオンラインで発信して地域のファンの拡大につなげようと取り組みました。大学に登校できない中、何をやるにも通信手段に頼っていくしかない制約の中で、お取引やオンラインでの打ち合わせの経験もない私たちは試行錯誤を繰り返しながら進めてまいりました。ご迷惑をおかけしてお叱りを受けたり、地域の皆さまから商習慣の指導を受けたりした中で、多くのことを学ぶことができました。何度も挫けそうになりましたが、支援者の皆様の応援コメントにも励まされゴールを迎えることができました。ありがとうごさいました。また、配送段階では想定外の大雪でお品物が発送できない状況も発生してしまい、どうなるかと心配しましたが、地域の皆さまのご協力で何とか年内に滞りなく配送することができました。心から感謝申し上げます。

最終的には15地域各50セットをすべて完売（支援総額375万円、支援者数521名）することができ、応援いただいた皆様に私たちが選んだ各地域の特産品と地域の魅力をお届けすることができました。これまで私たちは地域に行くと多くの人に出会ってきました。このコロナ禍においては、なかなか人と出会うことはできませんでしたが、その分多くの魅力的なモノに出会うことができました。みなさまとも、その魅力を共有できたことがなによりの喜びです。ご支援いただいた支援金はすべて1月末に地域にお渡しいたします（なお、宮城県南三陸班の「自宅三陸～食欲をかきたてる牡蠣～」は水揚げ予定の2021年1月中旬の発送となっておりますので、プリプリの牡蠣に成長するまで今暫くお待ちください！）。

さて、今年は私たちの大学も卒業式、入学式が取りやめとなり、授業もオンラインが中心、部活や課外活動もこれまで通りではできなくなりました。キャンパスに一度も入校すらできていない新1年生もいます。学校の景色は一変しました。また、東京で暮らしていた地域出身やの学生の中には、お正月に実家に帰るのをあきらめた仲間たちもたくさんいます。とても悲しい現実ですが世界が同じような試練に直面していることを考えると、新しい時代に順応した視野・視座で未来を作っていかなければなりません。その第一歩を今回のオンラインマルシェの活動を通して踏み出すことができたと自負しております。

皆さまは来年どんな夢をもっていらっしゃいますか。一日も早く新型コロナの感染拡大が落ち着いて、あらたなライフスタイルが生まれ、人と人が向き合って、笑顔あふれる社会に戻れることを願ってやみません。このような時代だからこそ、もっともっと勉強して新しい社会に役立つ地域を構想する人材になれるよう頑張ってまいります。皆さまにとって2021年が夢のある幸多き年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

大正大学地域創生学部2年 オンラインマルシェ班一同
令和2年12月31日