弘前四代藩主の御廟を守る!国の重要文化財 高照神社修繕プロジェクト

弘前四代藩主の御廟を守る!国の重要文化財 高照神社修繕プロジェクト

支援総額

15,345,000

目標金額 6,000,000円

支援者
789人
募集終了日
2025年8月17日

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プロジェクト本文

第二目標(ネクストゴール):2,800万円への挑戦

 

日頃から温かいご支援・ご声援を本当にありがとうございます。

この度、おかげさまで第一目標としておりました600万円を達成いたしました。

この金額は、緊急性が高いと判断された東軒廊・西軒廊の修理に充てる想定で設定しておりましたが、引き続き全ての修理工事を完了するために当初から予定しておりました「2,800万円」をネクストゴールとさせていただきます。

 

※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。ご支援が1件でも集まった場合、優先順位によって以下のプロジェクトを段階的に実行します。

 

以下のように、工事内容の優先順位に応じて、段階的に工事を進めてまいります。

  • 優先順位①:東軒廊・西軒廊の修理(約575万円)
    支援金が①予算に達していない場合、自己資金を充当して①を実施します。
  • 優先順位②:中門の屋根葺き替え(約85万円)
    支援金が②予算に達していない場合、自己資金を充当して②を実施します。
  • 優先順位③:拝殿および幣殿の修理(約1,485万円)
    支援金が③予算に達していない場合、自己資金を充当して③を実施します。
工事費合計:約2,145万円(所有者負担総額の半額)
※金額は端数を繰り上げた目安値です。

 


【ネクストゴール未達成の場合の対応】
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

【第二目標(ネクストゴール):2,800万円への挑戦】
修理プロジェクト開始当初から、最終的には神社本殿に直結する「拝殿および幣殿」の修復も視野に入れており、第一目標を達成できましたので総額 2,800万円に挑戦させていただきます。 

総額2,800万円のご支援が集まった際は、約700万円はクラウドファンディング利用手数料・リターン制作・運営費などの諸経費に充てられる見込みです。
※ご支援総額に応じて、手数料やリターン作成費、運営費の一部などは下方修正されます。

残る約2,145万円が、実際の修理工事費用として使われます。
この約2,145万円という金額は、現在想定されている所有者側負担の総額分である約4,200万円の「半額」にあたります。

 

つまり、クラウドファンディングでの支援者の皆さまとともに、修理費用の一部を支え合いながら、文化財の保存を共に実現する構造を目指しています。
高照神社は地域の歴史と心のよりどころであり、未来へつなぐべき大切な文化資源です。
皆さまとともにその未来を支えることができましたら、これ以上の喜びはありません。


8月17日(日) 23:00、クラウドファンディングの挑戦が終わるその時まで、ご支援、応援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


2025年7月23日

弘前藩四代藩主 津軽信政公の御廟
国の重要文化財「高照神社」を守りたい

高照神社では現在、重要文化財の修繕・保存をする事業計画しており、拝殿及び幣殿、東軒廊、西軒廊、中門の修理を令和8年から開始する計画です。最初の工事は拝殿及び幣殿などの修理からスタートし、事業期間 約58カ月(約4年10ヶ月)で完了することを目標に事業を進めております。

そのあと、本殿、廟所拝殿、廟所門、隋神門の修理も計画予定です。

これまでも社殿の保存を目的に大規模な改修工事が行われましたが、季節を問わない雨風・冬季の豪雪など、岩木山麓の厳しい気候により劣化・破損があり、その被害が拡大しています。

今回の修理費用は、拝殿などの屋根葺き替えや東軒廊及び西軒廊の解体修理など併せて総工費約5億9000万円を予定しております。この修繕費のうち自己負担分の4,200万円に加えまして、広範囲におよぶ境内の護持や、事業に伴う費用は皆様方からのご浄財に頼らざるを得ない所であります。

私たち、高照神社運営検討委員会はこの大事業を完遂させるべく、募財のご依頼に努めてまいりました。そして今回、上記の修理工事の費用の一部(約2,145万円ほどを目標)をクラウドファンディングを通じて募らせていただくことを決意しました。
つきましては、志篤きご崇敬各位には事情ご賢察の上、何卒本事業に対しまして格別の思召しを以てご浄財のご寄進を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。

東北の古都・弘前に鎮座し、弘前藩中興の英主・津軽信政公を祭神とする神社として長きにわたり人々に親しまれてきた高照神社。

その歴史的価値と地域の大切な文化財である社殿を、未来へと受け継いでいくために、地元の皆様はもとより、高照神社や津軽の歴史を愛する全国の皆様からの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

高照神社運営検討委員会

2025年7月1日

 
高照神社について
 
高照神社 拝殿の写真

青森県弘前市にある高照神社(たかてるじんじゃ)は、津軽富士と呼ばれる霊峰・岩木山の麓にあり、市街地からクルマで15分ほどのリンゴ農地と豊かな自然に囲まれた場所にあります。

高岡集落と高照神社(ドローン写真)

創建は今から300年以上前の1710(宝永7)年。

2006(平成18)年には国の重要文化財(本殿、拝殿及び幣殿、東軒廊、西軒廊、中門、随神門、廟所拝殿、廟所門)に指定されました。

高照神社境内MAP

青森県西部・津軽地域を治めた弘前藩四代藩主・津軽信政公を祀(まつ)る神社という歴史的背景だけでなく、一本の軸線に沿って東西に並ぶ特異な形式を持つ社殿の配置や、彫刻・彩色などの工芸技術が見られ、美術的、建築的な価値が認められました。

高照神社内 文庫(2022[令和4]年当時の写真)



しかし現在、その 存続の危機 に瀕しています。



 
300年の歴史とその価値
 

高照神社は、弘前藩四代藩主・津軽信政公の霊廟として、江戸時代以降の神道思想に大きな影響を与えた吉川神道の思想によって創建された現存する唯一の事例(※)であり、その価値は高いのです。

引用:平成17年 岩木町教育委員会(現弘前市) 発行「高照神社総合調査報告書」 第五節より


吉川神道に基づく構成は、社殿から御廟、そして背後にそびえる岩木山までが一直線に並ぶ独特の軸線が形成され、門前集落までもがその軸に沿って整備されています。

廟所の本殿から約200メートルほど進むと、厳かな廟所に至り、墓石は拝墓と本墓が分かれています。
参拝者はその廟所へと続く道のりの中で、自然と静けさの中に身を置き、敬虔な気持ちへと導かれるのです。

高照神社の俯瞰写真

これらの構造は、吉川神道の流れを踏まえつつも、信政公の思想と信仰を色濃く反映したものとなっており、学術的にも文化的にも価値の高い建物となっています。


本殿や拝殿を始め随神門、奥の廟所拝殿など8棟と信政公の眠る御廟の墓2基は国指定の重要文化財です。
江戸時代中期の神社建築を理解する上で重要な資料にもなり、弘前藩の歴史を学ぶ上で欠かせない場所ということが指定された理由です。

廟所拝殿の写真
 
高照神社に祀られている弘前藩四代藩主・津軽信政公とは?
 

新井常償筆 津軽信政像(高照神社蔵)

 

津軽信政(1646[正保3]年-1710[宝永7]年)

幼少より聡明で学問や兵法に励み、山鹿素行や吉川神道の創始者である吉川惟足に師事しました。

藩主としては新田開発、治水、林政、殖産興業、そして学問の興隆など多方面に尽力し、弘前藩の全盛期を築いた名君とされています。
高照神社の名は、吉川神道に傾倒した信政公が得た神号「高照霊社」にちなみ、歴代藩主によって本殿や拝殿などの社殿を建築されました。
門前集落から信政公を祀る廟所まで、東西一直線に社殿が並ぶのは、吉川神道の思想によるものです。

 
現在の高照神社と高岡集落
 

高齢化、人手不足、町会管理の限界

門前にある高岡町会は、江戸時代に高照神社を守るために造られた集落です。
1721(享保6)年に神社の管理のために集められた9軒からはじまっています。

高岡町会はまさにこの9軒をルーツに持つ集落です。
そして、高照神社は現在も高岡町会が中心となり、維持管理が行われています。

⑤-2覚(小人頭葛西幸吉らの人別帳)/1847[弘化4]年 
出典:青森県・青森県デジタルアーカーブス

 

しかし、高岡町会は 少子高齢化や人手不足、 担い手不足の危機に瀕しています。

 

高岡町会(ドローン写真)

現在、高岡町会は48世帯、半数が60代以上です。
人口は現在約150人で、25年前に比べると40%も減少しました。


高齢化がすすむ高岡町会では、夏の草刈りや冬の除排雪など、広大な境内の維持管理を続けることは、すでに限界

しかも、重要文化財だけでも8棟ある社殿は、すべての構えが大きく、冬の雪降ろしをはじめ、維持管理に莫大な労力が必要となります。

 

このような状況を受け、2023年1月29日に地元住民や有志によって高照神社の維持管理などに協力することを目的とした「高照神社運営検討委員会」を発足しました。

 

草刈りや除排雪などの作業に参加してもらいながら、高照神社について学ぶ機会を設けるなど、多くの人々に現状を知ってもらうことで、神社を守る輪を広げる活動を行っています。

ボランティアのみなさん

また、今年の弘前市は特に雪が多く、境内の除雪も深刻な課題となりました。

そのため、ボランティアによる除雪作業を呼びかけたところ、ありがたいことに1月には県内外から約100人ものボランティアが集まり、拝殿や本殿の雪下ろし作業を行うことができました。

 

このような協力は非常に心強いものです。

廟所門倒壊の様子

しかし、その一方で、今年新たな被害も確認されました。


弘前藩四代藩主・津軽信政公が埋葬されている「廟所拝殿」につながる「廟所門」が大雪の被害によって倒壊してしまったのです。

大雪被害の様子

このままでは、同様の被害が今後も増えてしまうことが懸念されます。

高照神社存続のためには、今まで以上の多くの人の理解と協力が欠かせません。


地域の宝を次の世代へとつなぐために、私たちは今こそ行動する必要があると考えています。

 
なぜ文化財修理にお金が必要なのか
 

高照神社の保存修理に関して、特に緊急性の高い拝殿及び幣殿・東軒廊・西軒廊・中門の修理を先行して行う計画ですが、それには多額の費用が必要となります。

 

これらの修理を補助事業として実施する場合でも、 高照神社の負担額は、最低でも約4,200万円にのぼることが分かりました。

国の重要文化財に指定されている東軒廊及び中門の写真

国・県・市へは補助事業として交付申請する予定ですが、それは修理にかかる経費の全額ではありません。

補助事業の制度上、必ず高照神社の負担が生じるのです。

 

つまり、高照神社として約4,200万円という資金を準備する必要があるのです。

同実行委員会の活動の様子

そして実際には、この神社の維持管理など、日々の具体的な運営を担っているのは、 高岡集落の人々なのです。

 

寄付を募ったり、企画をしたり、ボランティアを取りまとめたりといった現場の実務については、高照神社運営検討委員会によるサポートもありますが、それでも、高齢化の進む高岡集落を中心とした人々が、これから約4,200万円という大きな金額を集めることは、 極めて困難

このままでは高照神社がなくなってしまうかもしれません。

 

 
受け継いだ文化財を一緒に守りたい
 
高照神社本殿の写真

300年以上にわたって代々管理を受け継いできた高照神社。

修理はその都度やってきましたが、過去には維持できずに解体してしまった建物もありました。

2011[平成23]年に解体した神饌殿の写真(当時の様子)
2012[平成24]年に解体した四の鳥居(当時の様子)

 

弘前藩四代藩主・津軽信政公を祀る歴史的価値の高い高照神社が、その保存と継承が今後の大きな課題となっていることはこれまでお伝えした通りです。

 

クラウドファンディングと聞くと「お金の支援」と思われがちですが、私たちが本当に望んでいるのは、300年以上も神社を守って来た高岡集落の人々が限界を迎えていること、その口惜しさ無念さの中であっても、なんとか歴史ある神社を継承していきたいという願い、そして、 この課題を多くの人に知ってもらい考えてもらうことです。

 

今後の継承に問題を抱えている神社仏閣はおそらく全国各地、みなさまの身近にもあると思います。

クラウドファンディングによる支援は一つのきっかけに過ぎません。

 

地域の歴史によって育まれた文化財をみなさまと一緒に後世に伝えたい、という思いはおそらく同じ。

そういった課題に立ち向かうため、地域全体で力を合わせて取り組んでいくためのご支援を、ぜひお願いしたいと考えています。

 
最後に
 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

 

SNSでシェアする、友人・知人に話す、ボランティアに参加する——。
どれもかけがえのない応援のカタチです。

 

この姿をいつまでも守り続けるため、みなさまの協力が必要です。
一緒にこのプロジェクトを広げていく仲間になってもらえたら、心からうれしく思います。

 
クラウドファンディングの概要
 

 

■目標金額
第一目標 600万円

※総工事費 5億9000万円(うち所有者負担額が約4,200万円になる見込みで、その金額の一部を目標としています。)


■資金使途
国指定重要文化財「高照神社」の修理・保存(高照神社拝殿及び幣殿ほか3棟保存修理)に係る工事費、およびクラウドファンディングの諸経費


■修理対象
中門 屋根葺き替え部分修理、西軒廊及び東軒廊 解体修理、拝殿及び幣殿 屋根葺き替えと部分修理など


■工期
2026年6月~2030年3月(約4年10ヶ月)

※本プロジェクトの支援金は、宗教法人高照神社が受け取りいたします。

 
高照神社運営検討委員会 会長からのコメント
 

皆様には平素より格別のご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
私ども高岡町会および氏子一同は、令和4年5月より高照神社の運営体制の見直しを開始し、令和5年1月には「高照神社運営検討委員会」を発足いたしました。地域の皆様のご理解とご協力のもと、神社の維持活動を継続してまいりました。
我々高岡集落は享保6(1721)年に高照神社管理のために神社の門前に配置された9戸の家からはじまりました。300年以上の歴史を持つ由緒ある集落です。
これまで私たちは、清掃、草刈り、雪下ろしなどを通じ、代々この神社を支えてまいりました。

しかし近年、豪雪や異常気象に加え、地域の少子高齢化が進行し、従来の体制では神社の維持が困難になりつつあります。
こうした現状を多くの方に知っていただくことこそが、津軽信政公のご遺志を今に生かし、次代へと継承する道であると私たちは考えております。現在も私たちは「保存」と「修理」の志を胸に、奉仕の精神で社殿群の保全に努めております。
本クラウドファンディングを通じて、地域の垣根を越えた皆様のお力添えを賜り、高照神社の歴史と祈りの場を未来へとつないでまいりたいと存じます。
どうか私たちの取り組みにご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

高照神社運営検討委員会
会長兼氏子代表
葛西修造

 
高照神社 宮司からのコメント
 

弘前藩中興の祖と称えられ、元禄年間の大名七傑に数えられた名君信政公が自ら吉川神道の奥義を極め、五代信寿公がその遺訓を忠実に守り建造された、唯一現存する準権現造の社殿構成であるこの高照神社という貴重な津軽の歴史遺産を、我々はしっかりと次の世代に繋いで行かなければなりません。
この社殿群は、江戸時代の津軽藩の精神文化や美意識を今に伝えるものであり、津軽地方の誇るべき文化財です。
信政公の高い教養と信仰心、そして当時の建築技術が結集した貴重な建築遺産でもあります。
そこで今回、クラウドファンディングにて広く皆様のご理解とご支援をお願いし、何としてもこの修復事業を完遂しなければと決意を固く致しました。
高照神社という後世に誇るべき文化財を健全な形で遺して行くべく、温かいご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

高照神社 宮司
津軽承公

 
応援メッセージ
 

青森県神社庁
庁長 桑原一夫様

高岡の森歴史パノラマの再現を
明治期に来日にした西洋人達は「日本には八百万の神様がいて、特に人間を神として祀っている」ことに大変驚きました。なぜなら彼等の神即ち「GOD」は唯一無二だからです。日本国籍を取得したとされるパトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もその中の一人で、日本の民俗学や宗教学を研究し、海外に紹介しました。
我が青森県に目を向けますと、弘前藩においては第二代藩主・信枚公の正室として徳川家康の養女・満天姫を迎えたことから幕府との結び付きが強くなります。徳川家康公を祀る東照宮を城内に造営した時期はかなり初期(元和三年・1617年)のことと思われます。第四代藩主・信政公の御廟を高岡の森に設け、神社の御祭神として祀ることができたのもこれらの背景があると予想されます。
ここには高岡の森 弘前藩歴史館があり、国重文・県重文・市指定文化財など神社に奉納された宝物が多く展示されています。御祭神(藩主)の鎮魂のための神楽(津軽神楽)も神職によって継承されてきています。
弘前市を一望する高岡の森は歴史・文化・芸能の一台パノラマです。この高岡の森を再現する活動は人々を歴史のロマンに誘ってくれることでしょう。

津軽絵馬研究会 会長
有限会社村上商店 代表取締役
村上岩男様

当研究会は、平成21年に有志10名で発足した会です。
近年、岩木地域の神社・寺等にある絵馬が処分されている所があると聞き、先人たちが願いやお礼を奉納した絵馬を少しでも残したいと思い、保存・修復等の活動を行って来ました。
高照神社には、弘前藩四代藩主・津軽信政公の遺品や多くの大絵馬が拝殿に掲げられています。当会でも数回、高照神社を訪れ、歴史や絵馬を奉納した歴代の藩主たちが藩の安寧と地域の平和を願い、報恩感謝の意味を込めて奉納したことを学びました。
また、津軽地域には庶民が奉納した「小絵馬」もたくさん点在しております。当会では絵馬ツアーを企画して、津軽一円の絵馬を見学しました。具体的に祈願の内容が書かれたものもあれば、全く書かれていないものもあります。奉納した人がどんな想いで奉納したのか、想像しながら見るのも楽しいものです。
干支にある動物や人の目、まげを張り付けた絵馬もあります。「まげ絵馬」にはどんな願いがあるかというと、航海の安全を願いかけたのではと想像されます。
当時、高照神社には参拝する人も少なく、寂れた感じでした。少しでも関心を持って貰うために、地元の中学校2校に合格祈願絵馬の寄贈を平成23年から始めました。翌年からは岩木ライオンズクラブが引き継いでいます。
岩木山をかたどった絵馬には、弘前市の日本画家でねぷた絵師の聖龍院龍仙さんの絵が施されています。生徒たちが合格祈願や将来の目標を書き入れた絵馬を高照神社に奉納しています。
江戸時代の吉川神道の思想に基づいて建てられた、日本で唯一現存する神社と信政公の霊廟。約300年に渡り高岡集落の人々が守ってきましたが、老朽化や近年の豪雪により痛みが進み、集落の人々も高齢化で維持管理が十分に出来なくなっております。
脈々と受け継いできたこの高照神社(国の重要文化財)を後世に残すため、我々に何が出来るか、思い馳せる日々である。

神社仏閣お掃除ボランティアteam109
横山椎乃様

高照神社は、弘前の地に静かに佇む、歴史と文化、そして人と人とを繋ぐ特別な場所だと感じています。
津軽藩第4代藩主・信政公を祀り、地域の方に愛され守られてきたこの神社には、長い年月の中で多くの人々の祈りと想いが積み重ねられてきました。
私たちは、ただ建物を未来に残すのではありません。信政公をはじめ、神社に関わってきたすべての人々――その土地を守り、暮らしを支えた無数の存在の「想い」に光を当て、時を超えて未来へと繋いでいくのです。
未来に、笑顔と希望をともに繋ぎましょう。
この挑戦が、人々を再び強く結び、地域の未来を照らすあたたかな灯火となることを願っています。私も心から応援しています。

合同会社つむぎ舎 共同代表 / わくわく建築 主宰
藤沢うるう様

青森・弘前に静かに佇む高照神社は、津軽の歴史と美意識を今に伝える貴重な文化財です。

荘厳な社殿群や独自の建築様式、そして弘前藩四代藩主・津軽信政公の精神を宿す御廟には、300年以上にわたって人々が守り継いできた営みがあります。

このたびのクラウドファンディングは、単なる修繕ではなく、文化を未来へつなぐ大切な一歩。

困難な状況のなかで保存修理に取り組まれる地域の皆さんの姿に、深い敬意を抱きます。

この取り組みがきっかけとなり、高照神社だけではなく全国各地の文化財が、次の世代へと受け継がれていく流れが広がっていくことを願っています。一人でも多くの方に高照神社を守る人々の思いが届きますように。

私も、小さな一歩から応援します。

 
代理支援について
 

プロジェクトを応援したいけれどインターネットでの支援方法が分からないという方へ、「代理支援」のご案内をさせていただきます。

ご支援をいただく場合、本来はREADYFORでの会員登録が必要となりますが、インターネットの操作方法が分からないという場合は、高照神社運営検討委員会が支援金をお預かりし、支援手続きを代行する「代理支援」という形での支援も承っています。

 

〜代理支援の手順〜

 

① 申込内容を明記(または紙で配布されているチラシの申込書の裏面にご記入)の上、高照神社運営検討委員会まで郵送またはメールにてご提出ください。

■申込内容

  • 氏名、かな
  • 郵便番号、ご住所
  • お電話番号
  • メールアドレス
  • ご支援のコース
  • 口数(※複数口のご支援も可能です)
  • 公式HPへの記名(する/しない)
  • 芳名板への記名(する/しない)※1万円以上のご寄付をされた方が対象
  • 公式HPおよび芳名板への記名をする際の掲載名

プロジェクトページのコメント欄にご支援者様としてお名前を掲載させていただきます。掲載するお名前(イニシャル等も可)をご記入ください。(掲載を希望されない場合は「なし」とご記入ください。)

 

※必ず全ての項目をご記入ください。
不足がある場合、正常にご支援を受理できない、または返礼品をお送りできない場合がございます。

 

■送付宛先
〒036-1344 青森県弘前市大字高岡字獅子沢10
高照神社運営検討委員会 会長 葛西修造
E-mail: takateru.shrine@gmail.com

 

②下記銀行口座にご支援金をお振込みください。
※お振込みだけではご支援を正常に受理できません。必ず申込書もご提出ください。

 

■振込先
金融機関:青森みちのく銀行 黒石支店
口座名義:シユウ)タカテルジンジヤ
※ 宗教法人高照神社 代表役員 津軽 承公
口座番号:普通 3128601

 

◆お問い合わせ先:高照神社運営検討委員会
〒036-1344 青森県弘前市大字高岡字獅子沢10
高照神社運営検討委員会 会長 葛西修造
Tel: 090-6220-1010
Mail: takateru.shrine@gmail.com

 
津軽家の家紋
 
津軽家の家紋

津軽家の家紋「杏葉牡丹(きょうようぼたん)」、俗称「津軽牡丹」とも云われており、近衛家の流れを表す家紋です。
津軽家は藤原氏を称して近衛家と近しい関係を築きました。
このため津軽家は近衛家から「杏葉牡丹」紋の使用を許され、9枚葉の近衛牡丹紋に対し、7枚葉の牡丹紋を家紋として代々使用してきました。

 
このプロジェクトについて
 

○写真提供:弘前市役所 文化財課、株式会社NextNaturalほか

○ページ内で掲載している画像は、著作権・肖像権の所有者より掲載許諾を取得しております。

○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

○リターンにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。

○支援時に回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。

○リターンの各種企画について、天災や流行病の影響等により実施等が中止もしくは延期となる可能性がございます。その場合でもご支援の返金は行わず、運営費や維持管理費に充てさせていただきます。日時等について、調整の都合上、個別のご要望には沿えない場合がございますので、予めご了承ください。

○リターン品のほとんどは1個単位で発注できるお品となっています。

○芳名板のみ、最低100名以上の支援者がいた場合にリターン品に記載と同等の方法で実行可能。ご支援者数が100名位満たない場合は、大きさや仕様を変更して実行する予定です。

○ご支援に関するご質問は、 こちらをご覧ください。

プロジェクト実行責任者:
津軽承公(宗教法人高照神社)
プロジェクト実施完了日:
2030年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

青森県弘前市にある、国の重要文化財 高照神社の修理工事に関する工事資金を宗教法人高照神社が国や県、市の補助を受けつつも自己資金負担になる部分の資金調達を行います。 ■目標金額 第一目標 600万円 第二目標 2,800万円 ※総工事費 5億9000万円(うち所有者負担額が約4,200万円になる見込みで、その金額の一部を目標としています。) ■資金使途 国指定重要文化財「高照神社」の修理・保存(高照神社拝殿及び幣殿ほか3棟保存修理)に係る工事費、およびクラウドファンディングの諸経費 ■修理対象 高照神社拝殿及び幣殿の修理、東軒廊・西軒廊の解体・修理、中門の屋根葺き替え ※国重要文化財の修理のうち、緊急性の高い上記の修理を今回の事業内で実施する予定 ■工期 2026年4月~2030年3月(約4年10ヶ月)

リスク&チャレンジ

リターンを実施する上でのリスクについて
・特別プラン 非公開の本殿内部+修復した場所のご案内(津軽宮司のご案内) ・CF限定祭典へのご招待(特別実施) 上記2点の開催については、当社高照神社内の工事の状況などを考慮し、決定いたします。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
高照神社拝殿及び幣殿ほか3棟保存修理の事業費は、国・県・市などの補助を予定(協議中)しており、総額で約5億9000万円となる見込みです。そのうちの所有者負担額が約4,200万円になる見込みで、所有者負担分の差額の確保は宗教法人高照神社の自己資金で行います。

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プロフィール

青森県弘前市にある高照神社(たかてるじんじゃ)。津軽富士と呼ばれる霊峰・岩木山の麓にあり、創建は今から300年以上前の1710(宝永7)年。2006(平成18)年には本殿や拝殿を始め、随神門・廟所拝殿など8棟と信政公の眠る御廟の墓2基は国指定の重要文化財に指定されました。吉川神道の思想によって建築された社殿が創建当初のまま現存する唯一の神社です。

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リターン

3,000+システム利用料


寄付コース|3,000円

寄付コース|3,000円

⬜︎寄付コース|3,000円
※リターン品不要の方むけ

●御礼のメール(報告書PDF・お礼状・寄付金受領証明書)
●公式ホームページにお名前掲載(希望制/無料/工事終了までの掲載)
○プロジェクトの報告書
●:2025年10月頃にリターン予定 ○:2025年12月頃にリターン予定
※プロジェクトの報告書について・・・原則メールにてPDF送付とさせていただきます。
※本プロジェクトは寄付控除(税制優遇)の対象にはなりません。

申込数
75
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

5,000+システム利用料


【高照神社CF限定グッズ】高照神社ポストカード(10枚セット)

【高照神社CF限定グッズ】高照神社ポストカード(10枚セット)

⬜︎2026年12月末までにリターン予定
⬜︎高照神社限定ポストカード(10枚セット)
※画像はイメージです。リターンまでにご用意できる高照神社の美しい景色やその建築美を写真に収める予定です。

●御礼のメール(報告書PDF・お礼状・寄付金受領証明書)
●公式ホームページにお名前掲載(希望制/無料/工事終了までの掲載)
○プロジェクトの報告書
●:2025年10月頃にリターン予定 ○:2025年12月頃にリターン予定
※プロジェクトの報告書について・・・原則メールにてPDF送付とさせていただきます。

申込数
17
在庫数
83
発送完了予定月
2026年12月

3,000+システム利用料


寄付コース|3,000円

寄付コース|3,000円

⬜︎寄付コース|3,000円
※リターン品不要の方むけ

●御礼のメール(報告書PDF・お礼状・寄付金受領証明書)
●公式ホームページにお名前掲載(希望制/無料/工事終了までの掲載)
○プロジェクトの報告書
●:2025年10月頃にリターン予定 ○:2025年12月頃にリターン予定
※プロジェクトの報告書について・・・原則メールにてPDF送付とさせていただきます。
※本プロジェクトは寄付控除(税制優遇)の対象にはなりません。

申込数
75
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

5,000+システム利用料


【高照神社CF限定グッズ】高照神社ポストカード(10枚セット)

【高照神社CF限定グッズ】高照神社ポストカード(10枚セット)

⬜︎2026年12月末までにリターン予定
⬜︎高照神社限定ポストカード(10枚セット)
※画像はイメージです。リターンまでにご用意できる高照神社の美しい景色やその建築美を写真に収める予定です。

●御礼のメール(報告書PDF・お礼状・寄付金受領証明書)
●公式ホームページにお名前掲載(希望制/無料/工事終了までの掲載)
○プロジェクトの報告書
●:2025年10月頃にリターン予定 ○:2025年12月頃にリターン予定
※プロジェクトの報告書について・・・原則メールにてPDF送付とさせていただきます。

申込数
17
在庫数
83
発送完了予定月
2026年12月
1 ~ 1/ 20

プロフィール

青森県弘前市にある高照神社(たかてるじんじゃ)。津軽富士と呼ばれる霊峰・岩木山の麓にあり、創建は今から300年以上前の1710(宝永7)年。2006(平成18)年には本殿や拝殿を始め、随神門・廟所拝殿など8棟と信政公の眠る御廟の墓2基は国指定の重要文化財に指定されました。吉川神道の思想によって建築された社殿が創建当初のまま現存する唯一の神社です。

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