腸換気法に関する新しい研究論文がiScienceに発表されました！

御寄附くださいました皆様

 

2023年3月17日、腸換気法に関する新しい研究論文「Enteral liquid ventilation oxygenates a hypoxic pig model」が、国際科学雑誌iScienceに発表されました！本研究において、液体酸素パーフルオロカーボンを腸管へ投与する腸換気法により、低酸素状態のブタに対し自己肺機能に依存しない換気効果をもたらすことを証明しました。人間にサイズが近い大動物モデルを用いて腸換気法の有効性を示したことで、昨今のコロナウイルス感染症を含む様々な原因で生じる呼吸不全に対する画期的な呼吸補助療法としての治療応用が期待されます。

 

研究内容についての概要はこちらです↓

https://www.tmd.ac.jp/press-release/20230313-1/

 

本研究を成し遂げることに成功したのは、ひとえに皆様の多大なるご支援のお陰です。本当にありがとうございました。一日も早く患者さんの役に立てるよう、現在、東京医科歯科大学発ベンチャーである株式会社EVAセラピューティクス及び丸石製薬株式会社と共に臨床試験を進めております。更なる朗報をお待ちいただければと思います。

 

さて、最終報告会についてですが、2023年4月下旬に直接対面での報告会を実施したいと考えおります。詳しい内容につきましては、対象となる支援者様に追って連絡させていただきます。

 

今後とも宜しくお願いいたします。

 

武部貴則/岡部亮/小池梨江