LAST RUN 玉島映画製作『しっぽを上げて！』にご支援を！！

こんにちは、『しっぽを上げて！』の脚本・演出の鈴木さつきと申します。多くの皆様からの応援を期待しながら発進したクラウドファンディングもようやく終盤にさしかかり、実行委員の皆様の努力が桜のつぼみのように膨らんできています。

玉島でトリマーの成長を描くストーリーには、古いものと新しいものの交錯と協調があります。玉島は岡山県の港町の中でも独特で、古さが人の心を惹きつけ「昭和の香りが残る町」と言われています。昭和の時代、私が子どもの頃に飼っていた柴犬は、番犬として家族を守っていました。時代とともに日本が平和で豊かになると、犬の役割も変化して行きます。そして、動物と人を繋ぐ様々な職業が一般的になってきました。そのひとつがトリマーという職業です。

『しっぽを上げて！』の原案はプロデューサー髙谷の想起によります。今回、私はその原案を脚色し、言葉と表現へと仕上げて行きます。その中で、①古いものと新しいものの融合、②玉島の風景・人情とトリマーの日常・経験、③過去に映画で使われた風景の本質を描くというタスクに向き合いたいと思っています。作品にさり気なくメタファーやアイロニーを加え、「あれ、今のどこかで」とか「なぜか気になる」という面白味を味わっていただけたらと考えます。しかしながら、総じて、誰もが元気になれる、「見てよかった！」と思っていただける作品になるのではないかと思っています。制作スタッフ皆一丸となって奮起しますので、最後のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

文末になりますが、奇しくも『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けられた山崎 貴監督がアカデミー賞視覚効果賞を受賞され、大きな話題になっております。ご受賞おめでとうございます。山崎監督と所縁のある玉島で、私たちも良い作品を作りたいと思います。