メッセージ#4 愛玩動物看護師 齊藤さん

私は昨年10月、震災で大きな被害を受けた能登の輪島を訪れました。道路には亀裂が入り、家々は無惨に倒壊し、まるで時間が止まったかのような惨状が広がっていました。

その中で、倒壊しかけた家屋や瓦礫の隙間に身を潜める猫たちの姿を見かけました。必死に生き延びようとする猫たち、そして自分たちの生活も大変な中で猫たちにご飯を与えるために毎日避難所から通っている現地の方々の姿を見て、胸が締めつけられる思いでした。

被災地では、人々の暮らしが落ち着かない中で猫たちの繁殖が進み、過酷な環境に置かれる命が増え続けています。このままでは、救えたはずの命が増え続け、さらなる苦しみを生んでしまう恐れがあります。

もし「移動式の不妊手術が行える車」があれば、現地に駆けつけ、安全な場所で手術を行うことができます。

被災地では復興に時間がかかり、人も猫も長い間厳しい環境に置かれます。だからこそ、定期的に現地に足を運び、継続的に手術を行うことが、猫たちが過酷な運命を辿らず幸せに生きる事に繋がると思っています。

私は石丸代表、そして今回共同でクラウドファンディングを立ち上げている皆さまたちと、一度きりの支援ではなく自分にできることを「継続して」行っていきたいと思っています。

被災地の猫たちに温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

たんぽぽの里 愛玩動物看護師

齊藤