厳しい状況の折り返し地点

残すところ、１か月。
挑戦を始めてから、あっという間に折り返し地点に立ちましたが

まだまだ、厳しい状況です。

 

 

スタートしてからFIPの治療を含め満床だった入院室も

fipの猫さんたちも、状態が落ち着いてきたので、

投薬に切り替わり飼い主さんの元で

治療を継続しています

 

FIPの治療の場合

病状をしっかり把握するためと

注射での治療となる為10日から長いと１ヶ月入院となります

 

今日水が溜まっている場合はICUでの酸素管理

痙攣発作のある場合も痙攣を抑える為の治療も並行して行います

 

民間でお薬を仕入れての治療をしている方も多くいますが

全身状態、症状で抑えておかなければいけないこともたくさんあります

 

ワクチン、避妊去勢手術の時期

症状ごとに投薬の仕方、投薬量も違います

投薬の約束事もありますし

肝臓保護のサプリ使用

腎臓にできる肉芽腫

 

いろんな事を飼い主さんにご理解いただきながら

８４日間の治療は

FIPという病気に勝つための挑戦でもあります

 

大切な家族と過ごし続ける為に

私たちは飼い主さんに寄り添い共に戦いいます

そして、その戦いに勝った後も

見守りを続けています

 

ある日、突然に襲う病魔と戦うために

皆様のご協力をお願いいたします

 

2月22日

挑戦のその日に発症して

退院をした紬ちゃんですが

昨日から急変して

お薬から注射になりました

 

全くご飯も食べず

神経症状も出ていましたが

さすが注射対応ですね

神経症状も少し改善し食事も食べ始めました

 

ドライタイプは油断できませんが

紬ちゃん頑張っています

 

また、神奈川県動物愛護センターからお預かりしている

スノウちゃんははち切れそうなお腹の腹水は
ほぼなくなっています

 

諦めないで治療を開始したからこそ

繋げられた命

 

84日間の投薬はそれぞれ5月まで続きますが

しっかり治療をと思います

 

fipで、治療を悩んでいる方が訪れ治療できる病院でありたいと思います

数年前、未承認薬すらなかった時は

何もできずにただ、亡くなるのを見守るしかなかった

写真の猫さんはのちにfipで亡くなった猫さんです

 

fipでなくなる猫さんが１匹でも少なくなるように

私たちに力を貸してください