
寄付総額
目標金額 1,000,000円
- 寄付者
- 30人
- 募集終了日
- 2022年6月13日
【緊急支援活動レポート】自立した生活を応援するCSCs
テラ・ルネッサンスは3月から緊急支援を開始し、ハンガリーに逃れてきたウクライナ難民の方と、ウクライナ国内で避難を続ける国内避難民、そして避難民を受け入れているホストコミュニティの生活を支えるため、支援に取り組んでいます。
緊急支援では、開始当初はニーズ調査と緊急の生活支援をメインとしていました。今は徐々に、難民・避難民の方々の生活の安定と、将来的な自立を目指した中長期支援に注力しています。
今回のブログではその中でも、難民・避難民の方々が自ら支援に参加をする「CSCs」の活動についてお伝えします。

■社会貢献型現金給付支援: CSCs とは
CSCs「社会貢献型現金給付支援」とは、難民・避難民の方々の主体性を最大限尊重しながら、その人にできる社会貢献(モノ作りやサービスの提供)の機会を提供し、その対価として、テラ・ルネッサンスから現金を給付する支援のことです。
この支援の特徴は、「仕事」の枠にとらわれず、片付けや整理など、それぞれの人が「できること」に対して現金が給付されることと、その人が作ったサービス・物を受け取ることで、周りの人にも刺激を与えられることです。
そして、支援対象者自身は支給された現金で自ら必要な物資をなど購入し、生活を支えることができます。このような支援の形により、これまでテラ・ルネッサンスが脆弱な人々を支援する上で大切にしてきた、対象者の最低限の暮らしを「保護」する事と、対象者が自立して暮らしていけるように「エンパワーメント」する事を同時に実施できます。
■支援における「エンパワーメント」
ウクライナ・ハンガリー支援において、生活の保護に加え、「エンパワーメント」を重要視しているのは、支援対象者が自身に内在する力を発揮することが自立するためには必要だと考えているからです。
テラ・ルネッサンスは、アジア・アフリカ各国で、紛争・災害被害者の支援を行っています。そしてこれまで、彼らが紛争・災害被害から立ち直るプロセスにおいて、「他者への貢献」が自分自身のエンパワーメントに繋がっている様子を見てきました。

【仕事を通じて、コミュニティに貢献する機会を提供(コンゴ民主共和国の事例】
そのような経験から、ウクライナとハンガリーで実施しているCSCsは、「自分ができる社会貢献」の機会を提供することで、周囲との繋がり(ソリダリティ)を構築し、レジリエンスを高める重要な支援手法だと考えています。
※レジリエンスとは:様々なリスクや困難に直面しながらも、自らに内在する多様な力と周囲との関係性の中で、それを乗り越えていくしなやかな適応能力あるいはシステムのこと。
■これまでにハンガリー・ウクライナで行ってきたCSCs の事例
これまでテラ・ルネッサンスでは、「炊き出し」「パフォーマンス」「清掃/整理」「手工芸」の4つの社会貢献の場を提供してきました。それぞれ、ハンガリーおよびウクライナ西部の村で実施しています。参加対象者は、難民・避難民の方でなおかつ、身体的・体力的に問題がない方になります。
ウクライナ西部に設置している複数のキッチンポイント(現在も2箇所増築中)にて行っている炊き出しでは、調理に20名、調理以外の作業に5名ほどが参加しています。

【CSCsの活動地点】
手工芸のCSCsは、ハンガリーの国境沿いにある、ホダス村に避難している少数民族ロマの難民の方々の言葉をきっかけに始まりました。ウガンダから届いたマフラーを見て、自ら「編み物なら私たちもできる!刺繍もできる!」と言ってくれたのです。また、ロマの伝統的な刺繍は、比較的高齢の難民の方々が、「ぜひやってみたい。知らない人にも教えられる!」とのことだったので、一緒に材料の調達に行きました。
そして、彼女たちは約2ヶ月後の5月中旬にハンガリー国境での避難生活を終えて、首都のブダペストに移動できることになりました。

【左:ウクライナカラーのマフラーを製作中 / 右:伝統刺繍を施す様子】
CSCsで制作してもらったマフラーや刺繍製品はテラ・ルネッサンスが買取り、プレゼント/販売しています。例えば、タクシードライバー兼テラルネフィールドスタッフのロバートが、買い取ったマフラーをタクシーに積んで、約30EURで販売していることもあります。このような地道な活動によって支援を継続・展開することができています。
一度に支払う金額は少額ですが、その現金を難民・避難民の方はそれぞれ光熱費の支払いや、ちょっとした買い物に使っています。「この支援で得られるその少しのお金で、生活が全然違ってくる」と、とても感謝されています(ハンガリー事務所所長 コーシャ報告)。
■支援事例① キッチンポイントで働く18歳のシングルマザー
また、ウクライナ西部のキシュセルメンツ村のキッチンポイントには、炊き出しの調理をしてくれている18歳のシングルマザーがいます。彼女は16歳の時に娘を出産しました。そして現在、父親が戦場に繰り出されている中、2歳の子どもと小さな弟たち、母親とともに避難生活を送っています。彼女は元々調理の勉強をしていて、その勉強を続けたいとのことだったので、炊き出しのお仕事を依頼し、5月からCSCsのメンバーとして働いてくれています。

【シングルマザーの女性と2歳の娘】
こちらのキッチンポイントは週に2回炊き出しを行っていて、月に1万5千円程度を給付しています。渡した現金を活用することはもちろん、社会貢献の機会自体を自身の経験として吸収し、今後の自立した生活につなげてもらいたいと思っています。
■支援事例② シャボン玉パフォーマンス
CSCsの一環で、パフォーマンスができる方に、避難所でのパフォーマンスを依頼しています。5月最後の日曜日、ヨーロッパの「子どもの日」に、キシュセルメンツ村に避難している避難民の子ども達を教会に呼びました。ミサの後、お菓子のプレゼントとシャボン玉パフォーマンスを堪能してもらいました。この日は、地元の子ども達と避難民の子ども達、約60名が参加してくださり、熱狂するほど大喜びしてくれました。

【シャボン玉パフォーマンスに喜ぶ子供達】
中長期の支援を鑑みて、テラ・ルネッサンスとしてのハンガリー・ウクライナ支援の内容を、徐々に食料支援からCSCsへシフトしています。この理由としては、一部の場所を除いて、お金があれば食料・生活物資は手に入る場所が多く、他団体からの提供もあるからです。現在CSCsに参加してくれているメンバーは大体50人弱ですが、7月より、増築するキッチンポイントとランドリーポイントで働いてくれるメンバーを増やす予定です。
また、支援への資金投入も大事ですが、それ以上に、「誰かが定期的に自分の様子を見にきて、愚痴を聞いてくれたり、何かを持ってきてくれたりしている。自分達は見捨てられていないんだ。」という気持ちを持ってもらうことも大事だと考えています。コミュニティーの形成や人との繋がりを大事にしながら、今後もCSCsを進め、難民・避難民が自立した生活が送れるようにサポートしてまいります。
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