タイの高校生が10カ月かけてエイサーを習ったこと

２０２４年の７月、タイ人日本語教師のメイさんから

「日本の文化で何を教えてみたいですか？」と聞かれ、

タイ北部メーサリアンのボリパット学校での高校生にエイサー指導がはじまりました。

 

基本は週に２，３回の頻度で放課後の教室で練習に励ました。

はじめての”エイサー”という踊り。

はじめて聞く三線の音色。

はじめて出した”囃子（ヘーシ）”。

 

 

エイサーという切り口から日本・沖縄文化への興味も高まり、

生徒の中には学校生活への意欲も上がったように思われます。

 

演舞の機会は4回あり、日中英3か国語ワークショップ、学校評議員の視察、

日本国チェンマイ総領事館の新年会、学校の春節日中文化祭で披露しました。

特に総領事館の新年会では、さまざまな日本人と交流し、

生徒たちにとって貴重な経験になりました。

 

 

演舞を重ねるごとに、生徒たちエイサーが洗練されていく過程を感じました。

エイサーの練習や演舞をするにあたり、多くの方の支えがありました。

 

エイサー練習をしていた日本語の教室は職員室のすぐ隣にあるのですが、

仕事中でも太鼓の音に文句を言わずに付き合ってくれた外国学科の先生方や

バチを作る際の資材や加工を手伝ってくれた用務員の方など、

本当に色々な方からの協力があって長い練習をする事ができました。

そして、大太鼓とパーランクーを借用してくれた宜野湾市長田区子ども育成会と

長田区青年会の存在があって演舞まですることができました。

本当にありがとうございました。