
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 99人
- 募集終了日
- 2016年12月28日
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (2) - ToCの代表事例 -
皆様
こんにちは。一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン(ToCJ、設立準備中)代表の田辺(自己紹介はこちらをお願いします)です。
まず、早速ご支援をくださいました皆様に、心から御礼を申し上げます。
そして、多くの方々のシェアを、ありがとうございます。先ほど試しにグーグルで「セオリー・オブ・チェンジ」とログオフした上で検索してみましたところ、早速検索で5位に本プロジェクトが入りました。皆様の高いご関心の現れの一つかもしれず、今後も連日の新着情報の更新等を通じて、力を尽くします。
さて、前回ではセオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門(1)として、セオリー・オブ・チェンジとは何であるか、基本的な考え方をご紹介しました。
そこで、せっかくですので、関連する情報をシリーズに整理して、「セオリー・オブ・チェンジ入門」として連日ご紹介していきたく思います。後日に「応用」としてコレクティブ・インパクト等についても解説していきます。
ToC、そしてコレクティブ・インパクト等、関連する知見を、世界的研究機関のCenter for Theory of Change (CToC) とのパイプラインを持ちながら、持続的に皆様が獲得いただけるようになるために、ぜひとも本プロジェクトへのご支援を、切実にお願い申し上げます。
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (1) - ToCとは何か? - (2016.11.19)
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (2) - ToCの代表事例 - (2016.11.20)
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (3) - 世界を変えるTFA - (2016.11.21)
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (4) - 出所者復帰支援 - (2016.11.22)
ToC入門 (5) - B Lab - & 新着情報の連日更新を当面中止します (2016.11.23)
【残り30日】 ToC入門 (6) - ロジックモデルとの違いとは - (2016.11.28)
【残り29日】 ToC入門 (7) - ToC批判とは - (2016.11.29)
【残り28日】川端、復帰致します!&"オンライン対話会"の予告 (2016.11.30)
【残り26日】 1月来日日程(第一報) & ToCJのFBページ開設 (2016.12.2)
【残り25日】セオリー・オブ・チェンジについて対話する会!(2016.12.3)
【残り24日】問いを立て、システミック・プロブレムを定義する(2016.12.4)
【残り24日】 12/8(木) 朝6:00 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.4)
【残り23日】 休眠口座活用法の成立とセオリー・オブ・チェンジ (2016.12.5)
【残り22日】社会的インパクト評価イニシアチブ、パブコメ募集中 (2016.12.6)
【残り21日】セオリー・オブ・チェンジと稼ぐ力 (2016.12.7)
【残り19日】アメリカから1月来日の延期の相談が入りました (2016.12.9)
【残り18日】一般社団法人を立ち上げるきっかけにつきまして(2016.12.10)
【残り17日】外資NPOを立ち上げる上での課題とは (2016.12.11)
【残り16日】 12/14(水) 深夜24時 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.12)
【残り15日】社会事業の攻めと守りを整え、燃え尽きを防ぐToC (2016.12.13)
【残り14日】全開でいきます。引換券をフルモデルチェンジ!!!(2016.12.14)
【残り14日】現場と社会インパクト評価の間の、埋まらない溝 (2016.12.14)
【残り12日】「ToCって、難しそう〜 わかりやすい映像を」(2016.12.16)
【残り11日】コレクティブ・インパクトの成功事例の中軸にToC (2016.12.17)
【残り10日】国連や世界銀行等、国際協力機関でのToC活用事例 (2016.12.18)
【残り8日】本プロジェクトの5分間ショートムービーが完成! (2016.12.20)
さて、今回はセオリー・オブ・チェンジの代表事例として、CToCが例示しています、プロジェクト・スーパーウーマンの事例を交えつつ、わかりやすくセオリー・オブ・チェンジの基本的な構造をご紹介いたします。
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)は、基本的に以下の構造になっています。

まず、図の一番上をご覧いただけますでしょうか。ここにある「究極成果 (Ultimate Outcome)」において、ToCを作成する団体が、「将来どのような社会を実現したいのか」、すなわち「野心的な大きな夢(シンギュラリティでいうMTPに相当)」を定義します。
そして「究極成果」の真下に横棒の点線をご覧いただけるかと思います。これは説明責任の境界線 (Acoountability Ceiling) と言われていて、「事業の責任範囲はこの線の下です」と宣言するものです。事業スコープを明らかにする機能があります。
次に一段下がって、「究極成果を達成するためにどうしたらよいか?」と逆算で考えて「長期成果 (Vision, Long-term Outcome)」を定義します。
さらに一段下がって、「では長期成果を達成するために何をすべきか?」とまた逆算で考えて、「途中成果」を定義します。「途中成果」も、逆算を重ねて、複数が連なっていきます。
なお、「究極成果」「長期成果」「途中成果」は、いずれも「成果」であって、主語は社会課題になります。これらの発生の前提となる「仮説」や、これらの間に存在するものとして、団体が行う取り組みである「介入 (Intervention)」を定義します。
つまり、「成果」がいきなり生まれることはなく、その前提となる「仮説」や、団体の取り組みを「介入」として、前後の因果関係を注意深く確認しながら、定義していくのです。さらには、「成果」「介入」で主語そして定量目標も定義します。
そして、ToCの特色でもあるのですが、ToCは多くのステークホルダーでワイワイガヤガヤと話し合いながら作っていきます。ここがToCの醍醐味であり、他の戦略ツールは創業者が部屋に一人こもって、1日か2日でえいやで作成できてしまうこともあります。しかし、ToCは多くのステークホルダーとともに話し合わないと作成が進みません。または、作成された品質の精度や、説得力が乏しくなりがちです。
ToCはコミュニケーションツールであり、ステークホルダーの期待度のコントロールに資するとされる所以です。一方で、市民、企業、財団、自治体等がToCをみて、「自分は、ここに書かれている『途中成果』や『介入』で一緒に協働できる」と反応しやすくなります。よって、NPOの取り組みに広がりが生まれてきます。アメリカ等の先進NPOは、ToCを団体の資料や、HP等に掲載して、社会から発見されやすいように腐心しています。
ToCは「作成したら、額縁に入れたり、机の引き出しにしまって終わり」ではありません。初年度で定義した定量目標を、次年度でもさまざまのステークホルダーとの対話の中で確認、検証します。もし未達であっても、改善に向けての話し合いに転化できます。つまり、定量目標で縛られるということではなく、多様な関係者との合意形成や、社会課題へ取り組む「事業を社会化」するツールなのです。
確かに私自身の実体験としても、ToCを作るのは、他の戦略ツールに比べて、本当に大変で、難産になります。いろいろの人と話し合いながら、何日かかっても、作っていきます。水谷衣里さんも「ToCは作成プロセスが大事。であれば第三者を立てて意見交換に集中できる環境を整えよう。」と、ToC作成体験後にご自身のブログにて指摘されています。
ですが、この苦労の意味を深く考えますに、社会変革は一人で部屋にこもってできるものでは決してありません。ToCが、いろいろの人々と手間ひまをかけながら作成され、作成後も絶えずメンテナンスをされていく重みがあるゆえ、確かにToCが社会変革につながっていくものとの実感が個人的にもあります。
冒頭で触れたCToCが実際の例として挙げているのが、プロジェクト・スーパーウーマン (Project Superwomen)です。作成方法の解説を含めて資料の原文はこちらの英語になりますが、今回、資料にて作成されたToCの和訳版を以下にご紹介いたします。この事例の団体は実際にNY市に存在するもので、CToCが作成に関与しました。
なお同資料の原文では「説明責任の境界線」はなく「長期成果」から始まっていますが、ToCの構造の理解のしやすさのために「究極成果」を補足します。PDFファイルにて閲覧またはダウンロードを希望の方はこちらをお願いいたします。

下記に、上記の事例にて挙げられていた「仮説」と「介入」の和訳をご紹介します。

上記の事例にて、DV被害者が「人生設計可能な給与を得て長期的に就労する」という成果の実現に向けて、さまざまの「途中成果」や「仮説」、「介入」が定義されていることを、ご覧いただけたかと思います。
振り返って、私たち日本のNPO業界では、「毎日忙しい」「まず目の前のことをしなきゃ」「あれも、これもしたい」と、上記のような筋道だった経営の指針の策定は、おざなりになってきてしまったのではと思うのです。
ただ、筋道だった経営の指針がなければ、団体内外からの理解や、共感を得られる確率はガクンと落ちてしまいます。「一人NPOでがんばる」という現況から脱却できなかったり、メンバーの心身が不意に折れてしまう事態を招きがちになります。
一方、筋道だった指針である、セオリー・オブ・チェンジ(ToC)ができることで、まず団体内部にて自分たちの進む道が明確にできます。前回の記事の中盤にてToCについて語るTFAの先生の貴重な映像をご紹介しましたように、ToCの作成によって、担い手となる自分たちの日々の仕事への納得感を高められ、それはもちろん受益者のためにつながります。
一方、支援者や財団等からも、「透明性が高まり、期待度も合意でき、コミュニケーションをとりやすくなった。おつきあいしやすい」と、現況の閉塞感を脱却できるものと確信します。
結果、地域社会や、自らが属する分野にて、筋道だった社会変革を開始できるのです。
セオリー・オブ・チェンジ (ToC) の作成は、社会変革の一丁目一番地です。
では、次回ではセオリー・オブ・チェンジ入門 (3) として、世界の教育業界にて大きな社会変革を実際にもたらし、全米学生就職志望ランキングでも2010年に1位へ躍進し、その後も上位にあり続けている、Teach For America のセオリー・オブ・チェンジについて、見てみましょう。TFA創業者のウェンディ・コップ氏がToCについて語る、珍しい文章の和訳もご紹介する予定です。
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (1) - ToCとは何か? - (2016.11.19)
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (2) - ToCの代表事例 - (2016.11.20)
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (3) - 世界を変えるTFA - (2016.11.21)
セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (4) - 出所者復帰支援 - (2016.11.22)
ToC入門 (5) - B Lab - & 新着情報の連日更新を当面中止します (2016.11.23)
【残り30日】 ToC入門 (6) - ロジックモデルとの違いとは - (2016.11.28)
【残り29日】 ToC入門 (7) - ToC批判とは - (2016.11.29)
【残り28日】川端、復帰致します!&"オンライン対話会"の予告 (2016.11.30)
【残り26日】 1月来日日程(第一報) & ToCJのFBページ開設 (2016.12.2)
【残り25日】セオリー・オブ・チェンジについて対話する会!(2016.12.3)
【残り24日】問いを立て、システミック・プロブレムを定義する(2016.12.4)
【残り24日】 12/8(木) 朝6:00 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.4)
【残り23日】 休眠口座活用法の成立とセオリー・オブ・チェンジ (2016.12.5)
【残り22日】社会的インパクト評価イニシアチブ、パブコメ募集中 (2016.12.6)
【残り21日】セオリー・オブ・チェンジと稼ぐ力 (2016.12.7)
【残り19日】アメリカから1月来日の延期の相談が入りました (2016.12.9)
【残り18日】一般社団法人を立ち上げるきっかけにつきまして(2016.12.10)
【残り17日】外資NPOを立ち上げる上での課題とは (2016.12.11)
【残り16日】 12/14(水) 深夜24時 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.12)
【残り15日】社会事業の攻めと守りを整え、燃え尽きを防ぐToC (2016.12.13)
【残り14日】全開でいきます。引換券をフルモデルチェンジ!!!(2016.12.14)
【残り14日】現場と社会インパクト評価の間の、埋まらない溝 (2016.12.14)
【残り12日】「ToCって、難しそう〜 わかりやすい映像を」(2016.12.16)
【残り11日】コレクティブ・インパクトの成功事例の中軸にToC (2016.12.17)
【残り10日】国連や世界銀行等、国際協力機関でのToC活用事例 (2016.12.18)
【残り8日】本プロジェクトの5分間ショートムービーが完成! (2016.12.20)
最後になりますが、本プロジェクトへのご支援のお願いを、切実に申し上げます。下記は、現時点のご支援状況の累計です。今後も折々でご報告を申し上げます。

本プロジェクトにおいて、2017年1月のToC米国人専門家の来日費用総額の300万円の一部として、200万円の募集をさせていただいております。
そして、ReadyFor?における個人のご支援者以外に、財団や企業という法人からの協賛、さらに1月のセミナーの入場料収入を組み合わせて、2017年1月のセミナーを成立させたいと考えています。
なお、もし200万円の目標達成が幸いできたとしましても、ご案内の通り、うち50万円ほどがReadyFor?手数料や引換券対応作業等になり、来日セミナーへ捻出できる額は約150万円と試算しています。
しかし、総額は300万円が必要ですので、今私たちは法人協賛のご相談にも奔走していますが、決して楽観できない状況です。
よって、万一法人協賛が不足する事態でも、来日が実現するよう、200万円もまだまだ困難な道ですが、それを最終目標額とするのではなく、ネクストゴールへのチャレンジもしていきたいと考えています。
ただ、私たちとしましては、過剰にお金を得たいという気持ちはゼロであり、ひとえに2017年1月の来日を実現したいとの一心です。
上記にて、切迫してはいますが、透明に全体像を申し上げました。
「あと40日くらいで200万なら、ゆっくりで大丈夫では」とは、とてもなりません。残り時間は大変わずかと思っています。
「非営利事業の運営力の向上(キャパシティビルディング)が切実に必要」と痛感される方や、「非営利事業との協働をうまく進める方法論が必要」「世界とのパイプラインを今回をぜひ確かにしたい」との方等、趣旨にご賛同をくださる方々の、本プロジェクトのシェアや、ブログ等でのご紹介、ご支援を、何卒お願い申し上げます。
日本の非営利事業のバージョンアップに、私たちは本気で取り組みます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
リターン
3,000円
【日本にToCコミュニティを創ろう!】
■心を込めた御礼状
■作成予定のWEBサイトへのスペシャルサンクス掲載(ご希望の方のみ)
■今回の志ある支援者の方々が相互につながれる「ToCJファンコミュニティFBグループ(members only)」への参加権
- 申込数
- 35
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年2月
10,000円
【ToCの独習をガッツリ始めたい方に!】
■心を込めた御礼状
■作成予定のWEBサイトへのスペシャルサンクス掲載(ご希望の方のみ)
■今回の志ある支援者の方々が相互につながれる「ToCJファンコミュニティFBグループ(members only)」への参加権
------------------------------------------------------------------------------------------------
■米国研究機関Center for Theory of Changeが作成したセオリー・オブ・チェンジの解説資料「Theory of Change : A participatory Approach to Planning and Evaluation(セオリー・オブ・チェンジ:戦略策定と評価への参加型アプローチ)」の和訳版+日本語訳に向けたメッセージ
■米国研究機関Center for Theory of Change公認で、2016年10月22日に実施したセオリー・オブ・チェンジについての講座「ゲームチェンジャー・スクール第4回:セオリー・オブ・チェンジ(ToC)とは何か?どう作成し、どう事業を組織化するか?」の様子をまとめた映像並びに関連教材
■米国人専門家訪日レポート
(E-mailにてデータでお届けします。)
■春以降のToCJイベント優先ご招待
■作成予定のWEBサイトへのスペシャルサンクス掲載(ご希望の方のみ)
- 申込数
- 61
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年2月
3,000円
【日本にToCコミュニティを創ろう!】
■心を込めた御礼状
■作成予定のWEBサイトへのスペシャルサンクス掲載(ご希望の方のみ)
■今回の志ある支援者の方々が相互につながれる「ToCJファンコミュニティFBグループ(members only)」への参加権
- 申込数
- 35
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年2月
10,000円
【ToCの独習をガッツリ始めたい方に!】
■心を込めた御礼状
■作成予定のWEBサイトへのスペシャルサンクス掲載(ご希望の方のみ)
■今回の志ある支援者の方々が相互につながれる「ToCJファンコミュニティFBグループ(members only)」への参加権
------------------------------------------------------------------------------------------------
■米国研究機関Center for Theory of Changeが作成したセオリー・オブ・チェンジの解説資料「Theory of Change : A participatory Approach to Planning and Evaluation(セオリー・オブ・チェンジ:戦略策定と評価への参加型アプローチ)」の和訳版+日本語訳に向けたメッセージ
■米国研究機関Center for Theory of Change公認で、2016年10月22日に実施したセオリー・オブ・チェンジについての講座「ゲームチェンジャー・スクール第4回:セオリー・オブ・チェンジ(ToC)とは何か?どう作成し、どう事業を組織化するか?」の様子をまとめた映像並びに関連教材
■米国人専門家訪日レポート
(E-mailにてデータでお届けします。)
■春以降のToCJイベント優先ご招待
■作成予定のWEBサイトへのスペシャルサンクス掲載(ご希望の方のみ)
- 申込数
- 61
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年2月

熊野市波田須町「徐福の宮」再建プロジェクト
- 現在
- 787,000円
- 支援者
- 45人
- 残り
- 3日

えん罪のない世界へ!IPJサポーター
- 総計
- 78人

まちを支える生態系作りを応援しよう! 世田谷コミュニティ財団友の会
- 総計
- 0人

八王子わんにゃんシェルター運営サポーター募集中!!
- 総計
- 25人

夢育てメンバー & 夢育て農園メンバー 募集
- 総計
- 57人

ゆきねこサポーター募集中|保護猫シェルター幸せの家へご支援を
- 総計
- 111人

殺処分ゼロ!保護猫救援のための「にゃんこサポーター」様募集!
- 総計
- 88人












