中銀カプセル解体!救出した7カプセルで動く建築とメタボリズム実現へ
中銀カプセル解体!救出した7カプセルで動く建築とメタボリズム実現へ

支援総額

4,610,000

目標金額 3,000,000円

支援者
188人
募集終了日
2022年11月25日

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2022年11月23日 18:24

外壁パネルの固定方法について分かったこと

 

昨日11月22日は、カプセルを保管する倉庫で実測と外壁パネルについて調べてきました。実測については、先の新着情報「カプセルと一重窓の実測をしてきました」でご報告した通りです。

 

実測を終えてから、外壁パネルについて調べました。

 

外壁パネルの固定方法などを調べるために、パネルを外しても問題(残留のアスベスト飛散、崩壊など)が起きない箇所を外すことにしました。

 

以前の新着情報にも載せましたが、こちらで事前に見える範囲で調べて予想していた外壁パネルの固定方法としては下図でした。

 

赤色 welding:溶接、黄色 Silicone caulking:シリコーンコーキング材、 緑色 polyethylene:ポリエチレン(バックアップ材)、Panel:外壁パネル、L Angle:L字アングル(鉄骨)※実際はこのような色ではありません。素材は現時点の予想も含みます。

 

図の下側が屋内側、上側が屋外側です。

 

 

写真、屋内側から見て右側のパネルが今回のターゲットです。

 

 

屋内側から見た様子。W字の鉄骨の受けが、外壁パネルの接続部分になっています。

 

 

かつてのカプセルA606の姿はこのようなものでした。今回のターゲットにするのは、バスルウムの裏側にあった壁です。

 

 

以前のカプセルA606の外観です。今回取り外そうとしている外壁パネルは、道路側(いわゆる表側)からは見えない部分で、隣のA607や設備ユニットなどがあるところでした。

 

A606は防水工事が行われていたため、2022年でも目立った雨漏りなどはありませんでしたが、どことなく冷蔵庫側の壁に湿り気があり、玄関扉のあたりも水滴がつくようになっていたので、雨漏りの前兆はありました。

 

 

救出したカプセルA606をみると、見えていなかった外壁の痛みはひどく、雨や上部の他のカプセルからの排水による浸食などがあったようです。

 

 

さて、外壁パネルの取り外しです。まず、外壁の目地のシリコーンコーキング材(シール)を取り外していきました。

 

今回は電動工具・Boshのマルチツールの刃を替えて、シールなどを効率的に外していきました。マルチツールは、A606から内装・家具を取り外す際も大活躍でした。

 

 

目地の端に切れ目を入れて、シールを外していく副代表。

 

 

目地は上から、塗料、シール、バックアップ材の主に3層になっていました。塗料には、後に行われた防水塗料なども含まれていると思いますが、昔の写真でもカプセルの目地は外壁と同様に白かったので、シールに塗装はされていたようです。

 

次に、屋内のパネルとW字の鉄骨の受けとの点付け溶接をグラインダーでカットしました。

 

 

私たちの予想では、点付けの溶接を外せば、外壁パネルも外れるはずでしたが・・・全く外れる様子はありません。とても頑丈に固定されています。

 

そこで、表側から塗装を削ってみました。

 

 

表面の一部をグラインダーで削ってみたところ・・・

 

 

外壁パネルを屋外側から屋内側に向かって10センチ程度間隔のスポット溶接で固定されていました。

 

私たちが想像していたよりも頑丈に溶接され、現状では下記のつくりということまでは分かりました。

 

以前の図からは、Spot Welding:スポット溶接 が増えました。

 

 

スポット溶接をドリルで削れば、外壁パネルは外せそうだというところまで分かりましたが、今回はここで中断しました。

 

今後もメンテナンスできるようにするためには、実際に外してから「オリジナル」のつくりを調べていくしかありません。

 

私たちは、救出した7個のカプセルを日常的に使用できるようにしようとしています。そのため、きちんと建築として機能する状態にする必要があります。

 

今後50年もたせるためには、外壁パネルの傷みがひどいところは、安易に上から何かかぶせるのではなく、私たちはパネル交換が必要と考えています。

 

交換するためにも、まずは、外す必要がありますし、同じものをつくる必要もあります。場当たり的な修繕は、外壁の塗料がどんどん重なってきたように、建物そのものにも、未来の人たちにも負担が増えていきます。

 

築50年に解体された現時点で、根本的な様々な問題を解決をしていきたいと考えています。このようなやり方で、カプセルの「オリジナル」の復元を行っていきます。

 

ーーーーー

 

クラウドファンディングの募集期間も残り2日!

 

 

 

リターン

3,000+システム利用料


alt

A606プロジェクト応援A(お気持ちのみ)

記念品などをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクトのために使用させていただく コースです。
ーーーーーーーーーー
●御礼のメール

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

5,000+システム利用料


カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

●御礼のメール
●カプセルA606+共用部オンライン見学会(期間限定アーカイブ有)
・共用部は1階外部・ロビー・6階ブリッジ・階段室です。

代表いしまるあきこが、解体直前の2022年3月末に、みなさまをカプセルA606へご案内する動画を撮影しました 。

当時、現地開催を検討していましたが、裏の増築部の解体が始まっていたことによる粉じんやアスベストの影響を鑑み、実施を断念しました。そのため、映像で記録を残しました。

2022年3月末にはA606室内にベッド・スツールなどもフルレストア(復元)していたため、その解説もしています 。

今回の映像は前回のクラウドファンディングのリターンとして2021年8月に実施したオンライン見学会とかぶる内容もありますが、より細かな内容でお伝えし、雰囲気も変わる予定です。

撮影日:2022年3月31日
撮影・編集:和久井幸一
企画:いしまるあきこ

※2023年1月末までに開催予定、日程などの詳細を追ってご案内いたします。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

3,000+システム利用料


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A606プロジェクト応援A(お気持ちのみ)

記念品などをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクトのために使用させていただく コースです。
ーーーーーーーーーー
●御礼のメール

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

5,000+システム利用料


カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

●御礼のメール
●カプセルA606+共用部オンライン見学会(期間限定アーカイブ有)
・共用部は1階外部・ロビー・6階ブリッジ・階段室です。

代表いしまるあきこが、解体直前の2022年3月末に、みなさまをカプセルA606へご案内する動画を撮影しました 。

当時、現地開催を検討していましたが、裏の増築部の解体が始まっていたことによる粉じんやアスベストの影響を鑑み、実施を断念しました。そのため、映像で記録を残しました。

2022年3月末にはA606室内にベッド・スツールなどもフルレストア(復元)していたため、その解説もしています 。

今回の映像は前回のクラウドファンディングのリターンとして2021年8月に実施したオンライン見学会とかぶる内容もありますが、より細かな内容でお伝えし、雰囲気も変わる予定です。

撮影日:2022年3月31日
撮影・編集:和久井幸一
企画:いしまるあきこ

※2023年1月末までに開催予定、日程などの詳細を追ってご案内いたします。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月
1 ~ 1/ 19

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