プロジェクションマッピングってなあに？

ご支援者の皆様

本日は、今回のプロジェクトのテーマである、プロジェクションマッピングについて簡単な説明を書きました！

　プロジェクションマッピング（Projection Mapping）とは、プロジェクターなどの映写機を使い、立体物に映像を投影する技術のことです。自分がいる場所を理解するために地図（map）を使うように、マッピングとは、「位置を割り当てること」「あるものとあるものを対応付けること」という意味で使います。プロジェクションマッピングでは、“立体物”に“映像”を貼り合わせ、さまざまな効果を生み出しています。

左側はスクリーン（平面）に映像を単純に投影したものですが、右側では、立体に合わせてぴったり重なるように映写しています。

　投影されるものとしてはテーマパークなどでみられる建物が真っ先に思いつくかと思いますが、対象は建築物のみとは限りません。テーブルや椅子、額縁、人体、車など、あらゆるものに投影が可能です。今回のプロジェクトでも、病棟の壁や患者さんの手のひらの上などに映像を映し出すことを計画しています。

　私自身プロジェクションマッピングを初めて知ったのはおそらくここ10年くらいのことだと思うのですが、その歴史を紐解いてみると1960年代にははじめてのプロジェクションマッピングが使われていたといいます（アメリカにある某テーマパークが紀元だとか）。近年では、映像編集技術の発展やプロジェクター自体の性能向上、機材レンタルサービスの普及から、どんどん活用の幅が広がり、私たちの生活の中でもみられる身近なアートとなりつつあるのではないでしょうか。