化粧箱の製作スタートしました！！

みなさんこんにちは！

化粧箱の製作が始まりました！

今回の化粧箱は、職人さんの手で一つ一つ手作りして製作していただきます。

機械箱ではなく、「貼り箱」という種類の箱です。

その中でも、より高級感のある「印籠箱」という箱です。

 

 

貼り箱の大まかな製作手順は以下です。

①貼り箱に張る紙の印刷。

②厚さ2mmほどの台紙に①を張り付ける。

③箱の形に組み立てる。

 

この①段階の印刷の立ち合いの為、株式会社近代美術様の工場にて印刷に立ち合い、色味の確認をしてきました。

 

 

【印刷の手順】

①パイピカゴールド（金色の紙）に白インクを印刷

②①に、ピンク色（「蜜の女神」、赤色「情熱の女神」）のインクを印刷

 

今回の印刷のポイントは、ピンク色、赤色の紙に金色のデザインを印刷するのではなく、その逆という点です！！

金色の紙に、デザイン以外の背景の部分を印刷するのです。

 

当初は、カラーの紙に箔押しをして金色を表現する予定でしたが、デザインの細かさや、貼り箱を手作業で製作する工程で、箔が剥げてしまうというのでは？という懸念がありました。

 

そこで、印刷で金色を表現するためにはどうしたらよいかと模索した結果、たどり着いた案でした。

 

一時は、デザインすべてを金色で表現するのは諦めなければならないのか。。と考えていた時もあったので、業者さんがこの案を提案してくださったときには、嬉しくてたまりませんでした！

 

まずは、ハイピカゴールドに白インクを印刷。

こちらで色味などを確認し、調整します。

 

次にピンク色の特色インクを印刷。

蓋表のデザイン（向かって左）、蓋裏のイラスト（向かって右）

 

そして、蓋のみだけではなく、下の箱も色を揃えるため、同じ手順で印刷をしました。

 

この印刷物に、マットPP 加工を施し手仕上がったものがこちらです。

マットPP加工をすることで、ゴールドの光沢が少し抑えられ、色味はより落ち着いた印象になりました。

蓋表のデザインです。

 

蓋裏のイラストです。

 

蓋表、蓋裏どちらの仕上がりも、あまりにも美しくて、とても感動しました！

マットPP加工を施したことで、丈夫で傷がつきにくく、パッションフルーツを食べた後も、大切なものを閉まっておくなど、ずっと使用していただけると思います。

 

この化粧箱を見るたびに、幸せな気持ちになって貰えたら嬉しいです。
 

印刷した紙を使って、いよいよ来週６月１４日から箱の作成が始まります！！

貼り箱は沖縄県南城市にある株式会社紙商様に製作していただきます。

60年の貼り箱製作の技術を受け継いでいる業者さんで、一つ一つの箱を真心こめて製作しています。

 

人の手のぬくもり、情熱、真心が込められたパッションフルーツと化粧箱が皆さんの元へ届くのを楽しみにしていてくださいね（＾＾）！