船の上の生活②

救助された後、人々はそれぞれ

船の上で過ごします。

 

私たちスタッフは、

必ず二人で甲板で彼らの安全を見守る「ウォッチ」

いわゆる巡視として船の上を常にウロウロしています。

 

トイレ掃除をしたり、ゴミを集めたり、

質問に答えたり・・・。

彼らの質問は、

 

洗濯をしたい、家族に電話したい、

いつイタリアに着くのか、

お腹がすいた、あれが食べたい、これが食べたい

シャワーを浴びたい・・・

 

救助された人たちの要望は様々。

繰り返される同じ質問に疲れることもあります。

 

これじゃなくて、お米が食べたいとか

新しい服が欲しいとか、

 

それ、わがままじゃん！

 

って思うことだって有ります。

私たちも人間ですから。

喧嘩だってあります。

 

でも、そのうちに、彼らも状況を受け入れ、

一緒にゲームをしたり、

ダンスをしたり、

 

いろんな人間ドラマが見れるのが救助船なのです。