猫の炎症性腸疾患（IBD）について❷

《第2回：トラちゃんの実際の症状の推移について》

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◉さて、今回は早速トラちゃんの症状の変遷を見ていきます。

炎症性腸疾患の代表的な症状である消化管が炎症を起こすことで、①下痢、②嘔吐、③食欲低下、などの症状があるのですが、それぞれについて、トラちゃんの実際のところをまとめてみました。

①下痢の症状

一番初期の頃に感じていたのは、うんち💩について、少しだけ緩くて、一回の量が少ない状況。これは昨年10月の頃から時々感じていました。

そして1月中旬位までは、同じような状況を時々感じてました。そして30日にかけて少しづつ悪化の下降線。

その後、初診の1/30に下痢止めを処方されましたが、その後一週間改善はなく寧ろ徐々に悪化していく感じで、次の診察の2月6日の頃には PPで最悪の状態に至りました。

②嘔吐の症状

1月中旬頃に気になったのが、嘔吐の頻度が少し上がってきたかなということ。そして嘔吐のタイミングも、当初は食べてだいぶ経ってからだったものが、直後にもすることがあるようになったことでした。

嘔吐もこれで治ってきたかと思ったら、繰り返したりということで、受診が遅れてしまいました。中旬以降、嘔吐も全般的には徐々に悪化の傾向にはあったと思うので、判断が遅過ぎました。

1月30日に受診し、各種検査を進めながらも、対処療法で吐き気止めを飲みながら一週間様子を見ることになりました。

下痢と合わせて対処療法で薬への反応を見ながら、様々な原因の可能性を排除しながら、突き詰めていく対応でしたが、いずれも薬の効果は見られず、返って徐々に悪化の方向にあったと思われ、ここでも一週間待つまでもなく、途中で先生と相談して、再診を早めた方が良かったのだと思われます。

今回はここまでで、次回は③の食欲はどうだったのかから始めます。