猫の炎症性腸疾患（IBD）について❺

《第5回：猫の炎症性腸疾患：トラちゃんの嘔吐が止まった‼️》

こんにちは。ご覧頂きありがとうございます。ご支援、拡散のご協力ありがとうございます🙇‍♂️

さて、前回までは、とらちゃんが発症当初と思われる頃から、2/9に内視鏡及び開腹検査を受けるまでの間の実際の症状の推移についてまとめてみました。

そして、内視鏡及び開腹検査で消化管粘膜を採材したものを病理組織検査機関で診断され、告知を受けたのが2月19日でした。

結果として、消化器型リンパ腫の可能性は除外され、主治医による『炎症性腸疾患』の確定診断を受け、即日その治療（炎症を抑えていくためのステロイド薬の服薬）を始めることができました。

前回の第4回の内容で、2月6日の段階では、嘔吐と下痢の悪化が続いていて、水分・栄養補給も困難になり体重・体力も落ちてきて、限界に近づいていると思われ、早めのステロイド薬投与の開始を先生と相談したりした状況でした。

今回お話しするこの『奇跡』的な変化がなければ、19日の確定診断までは、トラちゃんの体力はもたなかったかもしれません💦

その『奇跡』的な変化の内容についてですが、これはあくまでも私がトラちゃんの症状、診察結果等をずっと見てきて感じた、あくまでも個人的な感想ですので、参考程度でお願いします。

奇跡的なこととは、2/9に内視鏡及び開腹検査を受けましたが、その後から嘔吐がピタッと止まったことでした😻

それよりも少し前から、食事は完全スープ食でしたが、嘔吐でのロスがなくなったので、水分・栄養補給ができるようになり、体力を回復していくことができました。（食事回数を多めにして、夜中も1,2回一緒に起きたタイミングで補給する日々はつづきましたが😅）

確定診断の結果が出るまでは、1〜2週間かかるということでしたので、2/6の検査直後の段階では、診断が出るまで体力が持つのか心配され、先生とも1週間経った段階でステロイド始めましょうかとも話していたのでした。

病理検査の内容は主に、消化器型リンパ腫なのか炎症性腸疾患（IBD）なのかの判定になるわけですが、最悪の場合には抗癌剤治療の開始、つまりリンパ腫の可能性も見つめながら、この間、体力・体重を回復することに努めることができたのが、本当に転機であり、ラッキーでした。

内視鏡検査前の話ですが、通常、内視鏡によって消化菅粘膜の一部を採取して病理検査に回すわけですが（通常、食道・胃・十二指腸の上部消化管や結腸・直腸の下部消化管の粘膜を観察したり、必要に応じて生検用の組織を採取することができます）、

場合によってはあまり先まで入って行けないこともあることや、組織を採取できるとしても、ごく微量であり限度もあり得ること、また、トラちゃんの場合、初診時に先生が腹部に触れただけで腸が異常に硬いという話をされていて、腸の方の何らかの異常の可能性が高いと思われたことなどから、先生からは開腹して腸の組織も少し摂ったほうが確定診断のためにはいいでしょうとの話を、予めされていました。

またまた長くなりましたので😅続きは次回とします🙇‍♂️