江戸時代の《鼓の瀧》資料拝見のため、京都へ行って参りました

《鼓の瀧》の関連資料の調査自体は、昨年から行っておりました。

今年度に入ったころ、研究者の方より「京都に、江戸時代の《鼓の瀧》関連の資料がある」と教えていただきました。その資料について拝見させていただきたい旨は、以前からお伝えしていたのですが、ようやく今回、特別に拝見させていただけることになり、行って参りました。

細かなことは、まだ、ネット上で公開するわけにはいかないのですが、江戸時代に書かれ、能役者の家に伝わってきた資料を直に手に触れさせていただくと、写真や文字だけで読むのとは別の、何か違うものが伝わってくるように感じるのは不思議な感覚です。

もちろん、こちらの思い入れの面も大きいのかもしれませんが……。

今の時代、様々な古い資料が、複写やデジタルデータで拝見できるようになりました。大変ありがたいことではありますが、実物が伝えられてきたこと、そしてこれからも伝えられていくことの大切さについて、少し感じるものがありました。

もちろん、今回拝見させていただいた内容は、復活上演する際の参考資料として生かしていきたいと思っております。便宜を図ってくださった関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

（写真はイメージです）