学校では教えないお金の発行のしくみとは

お金は誰が作っている？

実際の物理的な現金であるお札や硬貨は、それぞれ国立印刷局、造幣局が作っています。

ですが、お金は現金だけではありません。

銀行の口座に預けてあるお金も、わたしたちのお金として認知されています。

ちなみに、日本に流通している現金の総額は、約８０兆円くらいと言われています。

2021年のお金の総量は、約１１７０兆円。

仮に現金が80兆円だとすると、銀行預金は１０９０兆円

40年前当時（1981年）、日本に出回っていたお金の総量は、現金、銀行預金含めて約２３０兆円ですから、大幅に増えています。

ではこの増えたお金は誰が作ったのでしょうか？

お金の発行のしくみとは？

この１０００兆円を超えるお金を作ったのは、民間銀行です。

政府や日銀ではありません。

このカラクリは、信用創造と呼ばれています。

民間銀行が、誰かが銀行にお金を借りに行ったときに、まるで手品のように、全くの無の状態から、お金を魔法のように、作って貸し出したのです。

民間銀行がお金を貸すとき、その貸したお金は、どこか別の場所から持ってきたものなのでしょうか。

違います。

誰かにお金を貸すときに、別の誰かの口座から持ってくる、というようなことはしません。

例えばパソコンの表計算ソフトのExcelに数字を書くように、借りる人の口座に、貸したお金の額を書きこむだけなのです。

そうやって、お金が作られているのです。

借金で作られたお金の問題点とは

さて、このしくみの問題は、借金には利息がつくために、その利息を払うお金を作るために、さらにまた誰かが新たに借金をしなくてはならないという、借金の無限ループに陥ることが、システム上内在された金融システムであるということです。

政府の借金1000兆円とは、この金融システム維持のため、これ以上借金できなくなった民間の代わりに政府が借金して支えているだけの話なのです。無限にお金を借りられる民間の機関はありません。いわばこの金融システムを続ける限り、政府が借金せざるを得ないのです。

それを国の借金1000兆円と言い換えて、国民をさらに絞り上げる構図は、詐欺以外の何物でもありません。

政府と国は、違いますから、混同しないように、気をつける必要があります。

そして、政府が借金することによって、年間9兆円という借金の利息＝莫大なお金が、ただただ利息として、既得権益層のふところに流れていきます。

このしくみを続けている限り、格差が拡大するのは、しごく当然の話なのです。

必要なお金を世の中に流通させるために、なぜ利息を払う必要があるのでしょうか。

仮に、もし誰の借金でもないお金を発行することができれば、利息を払う必要もなくなります。

この事実を多くの人が知れば、実現は不可能ではないかもしれません。

みなが必要とするお金を存在させるために、わからないように利息が吸い取られているアンフェアな金融システムに焦点を当てるメディア。

それがTTBジャーナルです。

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