
支援総額
目標金額 15,000,000円
- 支援者
- 783人
- 募集終了日
- 2024年4月26日
「ハ号ブル」修復作業の仕上がり目標は工場出荷時ではありません!
2014年に当会は初めてのクラウドファンディングに挑戦。765人の支援者様から寄せられた13,241,000円を基に、2年間かけて「くろがね四起前期型」を工場出荷時の状態を目指して復元させていただくことが出来ました!
写真は2014年に「ジープの機能美展」で撮影した復元前の様子です。この当時も、このままの状態で保存した方が時代の証人として良いというご意見も多数いただきました。業界には「未再生原型車」という表現があり、工場出荷時から消耗部品の交換はともかく、内外装部品は経年劣化でやれていても、退色していてもその方が工業製品として価値があるという考え方です。
しかし、未再生原型車という段階を通過すると、鉄製のボディは表面の錆が進行し「腐食」や「腐り」という状態(いわゆる酸化鉄)になり、あとは時間と共に土に還るのを待つだけとなりますす。ですからこのままの状態で大きな水槽でホルマリン漬け(そんな自動車展示見たことないですね)にすることも一つの方法かもしれません。ですが、自動車の保存としては修復して動態保存する方向が見学者にお伝えできる情報量も格段に多くなりますし、100年後では修復作業は様々なハードルが高くなるばかりだと考え、我々は修復作業を実行したのです。
こちらは2016年9月のお披露目会での一コマです。当時の写真や図面を集められるだけ集め、ロシアに残された現存車を3台調査しに出掛けたりして、車両外観の復元は目標通りに進められたと自負しております。
そして「くろがね四起」の修復時の経験から、今回「ハ号ブル」修復には最低でも10m×10mくらいの広いスペースが必要と予測されます。実際にはそんなに広い場所の確保は難しいので、数か所で時間軸をずらしての作業となると思います。では、なぜそんなに広いスペースが必要なのか?「くろがね四起」の例を見て検証してみましょう。
こちらの写真で赤錆を落としているのは「フロントアクスル」と呼ばれる部分で、左右に前輪が付いていたという説明でおおよその大きさが想像できますでしょうか?こんな感じで、車体、フレーム、エンジン&ミッション、フロントアクスル、リアアクスルと分解を進めて行くと・・・
こちらの写真のように、左下からフロントアクスル構成部品、中央がリアリーフスプリング、後方がリアアクスルという感じで部品が並んでいます。この空間だけで幅3mほど、長さ6mほどを占有しています。これとは別に、フレーム、タイヤ&ホール、エンジン&ミッション、車体が存在するので、くろがね四起をバラバラにするのに、くろがね四起4台分以上のスペースを必要とすることが理解していただけますでしょうか?
時間は1年ほど経過して、錆を落とし、ベアリングを新品に交換して、プライマー塗装して組み立て完了したフロントアクスルです。こんな感じで前後のアクスルが組み立て終わると置き場所も1.5m×2mもあれば十分となります(フォークリフト用のパレットを利用すると、積み重ねて保管できます)。時間軸で考えるとスペースが活用できるというのはこのためです。
さて、今回の主役「ハ号ブル」です。排土板を外した状態だと車体最前面の様子が興味深いですね。後付けされたけん引フックの右側にはうっすらと戦時の迷彩塗装が浮き出ているようにも見えます。中央左下部の丸い鉄パッチは、製材所で牽引車として使用した際にウインチケーブルを取り出した穴を塞いだモノと推測されます。その上の二本の溶接ビートは更生戦車時代の廃土板取付アームの溶接跡ですね。
これをバラバラにしていくと、あっという間に本体寸法の3台分くらいのスペースを占有してしまうということなのです。そして、今回の修復目標は昭和50年頃に前オーナーが現在の形に改造をした時点に時計の針を戻すことを目標とします。
新造したキャビンや泥除け、ライトガードなど社外装備品はピカピカの新品!?
それに対して、車体、特に足回りは昭和50年(1975年)当時は、戦後30年以上が経過しており、それなりにボロボロであったと思われますので、転輪や車体の大きな傷はそのままに残すことにします。
今回の修復完了後は、完成車からそのあたりの情報がしっかり見学者に伝わるようにメリハリをつけた修復作業が今回は求められます。オーダーする前から、職人さんのぼやきが聞こえそうです・・・「全部新しく作り直した方が早くて簡単だよ!」と・・・(笑)
しかし、ここは妥協せずに作業を進めて、完成車を眼前にした時には、昭和50年ごろに前オーナーが誇らしげに「出来たあ~」と心中で叫んだであろう喝采を、見学者にも感じていただきたいのです。
作業の進行状況は随時、この活動報告から発信させていただく予定です。プロジェクト終了まで10日となり、厳しい道のりも時間的にはゴールが迫っておりますが、目標1500万円達成へのゴールはまだまだ見えません。ご支援を予定されている方には、出来るだけ早い実行を改めてお願い致します。すでにご支援済みの支援者様には、本プロジェクトにご支援いただけそうなお知り合いへのご紹介を引き続きお願いする次第です。
実行者:小林 雅彦
リターン
5,000円+システム利用料
感謝のメールコース
●感謝のメール
●修復・調査作業の様子を活動報告でご報告
●お披露目会ご招待(1名様)
【お披露目会ご招待】
会場:御殿場市内の博物館建設候補地
実施日程:2025年5月(GW明け)の日・祝で実施を予定
詳細のご連絡時期:開催1ヶ月前まで
会場までの交通費・宿泊費はご負担ください。小さなお子様は保護者の方が必ず手を繋いで安全上の管理の上ご参加ください。
- 申込数
- 236
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料
オリジナルポストカードコース
●オリジナルポストカード
●感謝のメール
●修復・調査作業の様子を活動報告でご報告
●お披露目会ご招待(2名様)
【お披露目会ご招待】
会場:御殿場市内の博物館建設候補地
実施日程:2025年5月(GW明け)の日・祝で実施を予定
詳細のご連絡時期:開催1ヶ月前まで
会場までの交通費・宿泊費はご負担ください。小さなお子様は保護者の方が必ず手を繋いで安全上の管理の上ご参加ください。
- 申込数
- 266
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
5,000円+システム利用料
感謝のメールコース
●感謝のメール
●修復・調査作業の様子を活動報告でご報告
●お披露目会ご招待(1名様)
【お披露目会ご招待】
会場:御殿場市内の博物館建設候補地
実施日程:2025年5月(GW明け)の日・祝で実施を予定
詳細のご連絡時期:開催1ヶ月前まで
会場までの交通費・宿泊費はご負担ください。小さなお子様は保護者の方が必ず手を繋いで安全上の管理の上ご参加ください。
- 申込数
- 236
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料
オリジナルポストカードコース
●オリジナルポストカード
●感謝のメール
●修復・調査作業の様子を活動報告でご報告
●お披露目会ご招待(2名様)
【お披露目会ご招待】
会場:御殿場市内の博物館建設候補地
実施日程:2025年5月(GW明け)の日・祝で実施を予定
詳細のご連絡時期:開催1ヶ月前まで
会場までの交通費・宿泊費はご負担ください。小さなお子様は保護者の方が必ず手を繋いで安全上の管理の上ご参加ください。
- 申込数
- 266
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月

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