幼稚園で子どもたちにご飯をつくる調理師たちの奮闘－朝4時から食事を準備することもあります

子どもの健やかな成長のために食事が大切なことは、幼稚園での生活においても同じです。

 

先生や調理師は、幼児期に必要な栄養を考え、食事の時間を楽しく過ごせるように考えています。

しかし、停電の中で150人の子どもたちの食事を作ることは簡単ではありません。

 

 

調理師の方が停電中に食事を用意する苦労を話してくれました。

 

「一番大変なのは、明かりがなく暗闇で食事の支度をしないといけないことです。たとえば、計画停電の時間が午前中の場合、朝ごはんを準備するために朝4時に起きて、準備を開始しないといけません。

 

停電の時間を避けて早朝に食事を用意すると、子どもたちが食べるころには冷めてしまって美味しくなくなってしまうし、衛生上もよくありません」

 

 

「キッチンで使用する調理器具はほとんどが電気を使用します。コンロやオーブンも電気がないと使えませんし、換気システムや冷蔵庫も使えなくなります。そうなると保存が難しいものを食材として選ぶことが出来ません。また、停電が繰り返されたことによって電圧に不調が起きて、冷蔵庫が燃えたこともあります。」

このように停電で不便な生活の中、調理師たちは子どもたちの健康のために何とかして美味しい食事を作ろうと努力しています。

 

こうした努力に報い、彼女たちの仕事が少しでも楽になるように、私たちはチェルニヒウ第72幼稚園に発電機を贈ろうとしています。

どうぞご支援よろしくお願いします。