第一目標の感染対策機器（ABHU-15）導入のご報告

 

みなさま・・・

 

クラウドファンディングの第一目標であった、セントラルユニ社の簡易陰圧装置（ABHU-15）が分娩室と手術室に設置されました！

 

皆さまの温かいご支援のおかげです！ありがとうございます！！！

 

これまでは東広島医療センターがコロナ感染妊婦の対応を頑張っていただいておりましたが、今後は当院でもできる範囲で地域の周産期医療に貢献できると思います。

 

地域の皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります！

 

当院は数多くの分娩施設を手掛けられているQ`sBOXの久保木保弘先生に設計いただきました。

 

院内全体に全館排気システム（イオンシネマみたいな）が張り巡らされ、外来診療エリアと新生児室には新型空調機器であるF-CON（無風の冷暖房システム）を配置しております。

 

日本で最も新しく、最も感染対策が施された分娩施設ですが、今回さらに分娩室と手術室にHEPAフィルターによる抗ウイルス抗菌仕様を備えたABHU-15が設置されたことで、コロナ前の出産を取り戻すことができると考えています。

 

 

 

 

 

 

陰圧は2.5Paを目標に調整するのですが、久保木先生の設計で高い気密性を有しており、最大出力の25%で目標レベルが達成できていました。

 

部屋の気密性の高さに設備業者の方も驚かれていました。

 

 

 

ためしに出力100%にしたらどうなるのか試してみました・・・

スイッチオン！！！

 

 

 

なんと・・・驚きの陰圧47Pa！！！

1Paは1m²に1Nが作用する応力です。

1Nは1 kgの物体に1m/s²の加速度を生じさせる力なので、陰圧47Paは1kgの物体を47m/s²で引き寄せる力ということ？

 

ちょっと怖いけど・・・入室してみました。

 

 

イメージだとこうなりそうですが・・・

 

 

 

 

なんともなかったです・・・

 

なんか台風の日みたいなソワソワ感がしました。

 

ABHU-15は有効な陰圧を保つことができており、目標としていた新型コロナに感染した妊婦さんまたは濃厚接触者の方の診察や経腟分娩、帝王切開などが院内でも感染リスクを恐れずに行うことができるようになると考えています。

 

現在キッズコーナーと遊具の設置のためNEXTGOAL500万円へ挑戦しています！

 

コロナ禍で撤去されてしまったお子様のためのスペースを充実させるため引き続きご支援、応援のほどよろしくお願いいたします。