生活クラブ伊藤会長からメッセージ～市民が関心を持っていこう～

 

生活クラブ連合会・共済連 会長の伊藤由理子さんよりメッセージをいただきました。

　近年、子どもの貧困や虐待など、さまざまな子ども若者に関する問題が報道され関心が高まってきています。コロナ禍では、経済状況が厳しくなり、非正規雇用者やシングルマザーにしわ寄せが行く中、どれくらいの子どもが児童相談所に保護され、制度によってどこまでサポートされているか、本当のところはあまり知られていません。

　私たちは、保護者のいない子、被虐待児など、家庭環境に重たい困難を背負った子供たちが成長した後、社会で自分の力で生きていくプロセスを応援したいと、首都圏サポートネットワークを設立し4年目になりました。東京・神奈川・埼玉の首都圏の3つの生活クラブ生協で寄付活動に取り組み、地域の関係団体と連携して若者の体験就労の場を提供しています。
子どもが成長していくための支援活動（児童養護施設や里親など）は全国に多々ありますが、施設を出た後の自立のための伴走体制を整えている団体は多くありません。支援をしているところも制度がまだまだ充実しておらず助成金でやりくりしている団体がほとんどです。

　社会に出て困難があっても、信頼できる大人が近くにいたら乗り越えることが出来ます。個人情報や権利擁護の問題もあり、施設を地域に開かれる場にしていくことはなかなか難しく知られていないことが状況です。
　まずは、私たちが社会的に困難な状況にある子ども若者に関心を持ち、一人でも多くの方にこの活動を知って、応援していただきたいと思います。

 

生活クラブ連合会・共済連 会長 伊藤由理子

伊藤さん、活動を多くの方に知っていただきたいという思いの伝わるメッセージありがとうございます。

 

この活動を通してたくさんの方から温かいお言葉をいただき、着実に支援の輪が広がっていることを実感します。

 

引き続き応援よろしくお願いします！

 

 

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