【達成御礼】数多くの応援、ありがとうございました！　関 正徳

 

ISSの撮影を担当した関です。

皆様から数多くのご支援をいただき、無事目標金額を達成することが出来ました。

本当にありがとうございました。

 

 

今後、地球観測衛星の画像はますます高精細化していきます。衛星画像からの情報の読み取りも、熟練技術者（人）から機械学習（AI）に置き換わり、大容量データを扱えるようになっていくのに伴い、衛星で撮影し地球に伝送するデータ量も増加していきます。このような宇宙開発の流れの中で、衛星間通信端末は、欠かせない機能として搭載されるようになると考えられます。

データ量が増えれば増えるほど、必然的に光通信にシフトせざるを得ません。

 

 

皆様にご支援いただいた衛星間光通信システム、「WarpHub InterSat」は、上記のようなニーズに応えるものであり、衛星データ利用をより加速させることで、宇宙開発による経済活動への貢献度をさらに飛躍させるものとなります。もちろんこのシステムの実装に向けた技術的なハードルは、決して低いものではありません。しかし、すでに試験的に1対1の衛星間光通信は国家プロジェクトとして実証されているので、不退転の角度で臨めば実現できると考えています。観測衛星の打上げなどと比べるとちょっと地味なプロジェクトですが、皆様には、当企画のメンバーとして引き続き応援いただけますと幸いです。

 

 

また、宇宙での通信について、もう一つ困った問題が月との通信です。

日本が月に送り届けた月周回衛星"かぐや"では、地球との通信に日本一巨大な直径64mの臼田局（長野県）を使っていました。今は技術が進んでいるとは言え、画像や動画を転送できるわけではありません。今後月探査が活発化し、数多くの衛星が月を目指すと、数多くの通信回線が必要となってきますが、巨大アンテナを多数建設するには現実的ではないコストと時間がかかります。これが光通信を使えば、桁違いに小さくすることが出来ます。

 

 

「WarpHub InterSat」は、いずれ月にまで拡げることを目指しています。

当企画以降も、長い目で見守っていただければ幸いです。

 

ワープスペース　関  正徳