【新着】倉本聰さんの応援メッセージ

本日は、脚本家・倉本聰さんよりいただいた応援メッセージをご紹介させていただきます。

 

ウッドワン美術館は、広島県の宝であり、中国山地の奇蹟です。

中国山地のこんな山合いに、これだけ豊富な古今の美術作品がさり気なく展示されている壮観に、僕らは言葉もなく息を飲むばかりです。

この土地の方々の豊かさが羨ましい。そして幼い頃からこんな素晴らしい芸術作品に触れることの出来る廿日市の方々の恵まれた環境に殆んど嫉妬さえ覚えます。

優れた芸術は、距離や時代を超え、人の心に感動を刻みます。そして刻まれた感動は、気づかないうちにいつか種を蒔き、芽を出し、実をつけ、一本の巨木へと育って行くのです。ウッドワン美術館のなさっている仕事は、そうした遠大にして素晴らしい仕事です。

皆さん、この火を消さないように、少しでも火種を投げ入れましょう。それがやがて大きな炎となるように。

クラウドファンディングで応援しましょう！

 

北の国から

倉本　聰

 

 

当代随一の脚本家・倉本聰さんは、ドラマ『北の国から』をはじめとする名作を手がけるかたわら、ライフワークとして十数年にわたり森の樹々を描き続けています。樹々や森に息づく生き物たちの営みを、無数の点と文章によって表現する独自のスタイルにより、細やかで優しい詩趣があふれる唯一無二の画世界を築き上げ、多くのファンを魅了しています。

 

当館では2017年に、倉本さんの点描画約100点を展覧する「樹々は生きている　倉本聰点描画展」を開催させていただきました。

樹々と語らい、その声を絵や文章で表現する倉本作品を、「木の町」廿日市の大自然の中で多くの皆様に見ていただく。そんな素晴らしい機会をいただけたことは当館の誇りでもあり、そして倉本さんの存在と力強い言葉にいつも背中を押していただいていることにこの場をお借りして心より感謝申し上げます。