【クラウドファンディング19日目】村山先生のご紹介

クラウドファンディングにご支援賜り本当にありがとうございます！60万円達成に近づいています！
 

本日は、研究にご協力いただいている獣医さんを紹介いたします。

説明ページにもあるように、ハナ動物病院の太田先生には研究構想段階から関わってもらっています。

そして、現在、感染症で苦しんでいる犬猫からの菌株回収を進めるなかで、「犬と猫の皮膚科」の村山先生にご協力いただいています。

村山先生は国内で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医であり、膿皮症という犬猫の感染症に精通されています。全国から、村山先生のもとに膿皮症含めて皮膚の病気で困っている犬や猫が受診しています。

本研究を中心的に進めている北岡は、医師として細菌学研究で博士号を取得し、現在も研究・臨床を行っているので、ヒトの感染症に関しては把握していますが、獣医領域に関して、特に実臨床の部分では把握しきれていないことも多いです。そこで、村山先生に様々なアドバイスもいただいています。医師や医療機関が動物の研究を進めるということで不十分なこともあり、そのような部分を獣医師の先生にしっかりと補っていただき研究を進めています。

欧米では標準ですが、日本で足りていないものとして、トランスレーショナル（異分野融合）があります。欧米では医学研究機関のトップに文系の方がいるということもあったりして、異分野が融合して研究が進んでいます。日本は閉鎖的で、それぞれの分野のみで完結することが多く、それが欧米と比べて新しい発想（イノベーション）を産みにくい原因にもなっています。今回の研究は、理工学的な研究（ファージ学）、ヒト医学に関する知見（感染症学）、獣医学が合わさり、それぞれの専門家が一緒になって進めている研究であり、遂行性も高く、新しい研究です。なんとかみんなで力を合わせて犬や猫を救える新しい感染症治療法を実装できるように頑張ります！
よろしくお願い申し上げます！