書きやすさを追求してつながった不思議なご縁『今日の結言』

いつも大慈学苑を応援していただきまして、誠にありがとうございます。
おかげさまで、『今日の結言』プロジェクトはたくさんのみなさまのご支援をいただいております。
ありがとうございます。心から感謝申し上げます。

『今日の結言』は、

大慈学苑がスピリチュアルケア活動をする中で出会ったひとりの女性の言葉をきっかけに、生まれました。

 

書き残したい言葉は、

遺産相続のことなんかじゃないのよ。

連絡してほしい病院の名前なんかじゃないの。

娘に、黒豆の煮方を、伝えたかった。

いつでも教えてあげられると思っていたから言わずにきてしまったけど、

そんなたあいもないことが次々に浮かんでくるの……

 

彼女の胸に浮かんだ想いが言葉になって、

一冊の本として娘さんに残せたらどんなにいいだろう！

ただ、その想いだけで、はじまりました。

 

『今日の結言』は、残したい言葉、伝えたい想いを書き込むだけで、

“世界に一冊しかない本”をつくることができるツールです。

 

「本になる」というところがミソです。
でも、ハードカバーの本って開くとこんなふうになって、とても書きにくいですよね。

 

 

『今日の結言』では、ペタっと開く書きやすい製本が必須！
となりました。
さっそく、東奔西走して数社の出版社に掛け合いましたが、答えはNO。
製本技術もそうですが、少ないロットでの生産は無理だったのです。

 

こうなったら自分で作るしかない！

でも、製本はどなたかに助けていただかないとできない～

どうしよう……

苦し紛れにネット検索してヒットしたのが『中村印刷所』

とにかく、ダメもとで行ってみよう！

アポを取ってお訪ねしました。

 

 

下町の家並みの中に……ありました！

うわあ！！しぶい……素敵！！

でも、ばりばりの職人さんって感じかなあ、怖かったらどうしよう……

ドキドキ

 

ご対応くださったのは中村印刷所の中村輝雄社長

私の話に耳を傾けてくださり

「いいね。そういう話には協力することにしてるんだ。」

と御快諾くださいました。

 

 

中村社長が特許を取っていらっしゃる製本方法は
まさに『今日の結言』が探し求めていたもの
ペタっと開いて書きやすいハードカバーです！！
 

 

しかも、中村社長は紙質にまでこだわっていらっしゃって、書きやすい特殊な紙を使っています。

これなら、ペンをしっかり持てなくなってきた方でも、安心して書くことができます。

 

そして、中村社長がこんなことをお話してくださいました。

 

私んとこはね、数年前に、もうつぶれそうだったの。

ここは私で三代目なんだけど。いよいよダメだって。

先代が頑張ってきたものを私の代でつぶすんだって、もう腹くくってね。

それで、先代たちに謝りに墓参りに行ったんだよ。

墓の前で、申し訳ないって報告して、涙流して、頭さげてね。

その帰り。

この製本方法のことが、ぱあっと、天から降りてきたの。

そのあとはもう、一夜にして世の中が変わっちゃった。

もう、今はおかげさまで忙しくて、忙しくてさ。

人生ってね、いろんなことがあるんだよ。

でもね、想いを大事に動けば間違いないよ。

あなたたちがやろうとしていることはね、そういうことだから。

うれしいね。応援するよ。

 

中村社長、ありがとうございます。

 

こうやって、彼女の想いを真ん中にして、ご縁がつながっていきます。