事例から学ぶストーリー作成のポイント|チャレンジ系プロジェクト

 

ストーリー作成のポイントを実例から学ぼう!

 

クラウドファンディングのプロジェクトページでは、具体的な活動のイメージがつき、活動内容や必要性を理解してもらえることがポイントです。

 

今回はこちらのプロジェクトを参考に、伝わりやすいストーリー作成のポイントを解説します。

 

・社会人60人の挑戦!ブロードウェイミュージカル公演費用を集めたい

 https://readyfor.jp/projects/projecten_theater

 

・九州がっ祭2024~祭りと若者の力で熊本を元気にしたい~
 https://readyfor.jp/projects/kyusyugassai2024

 

・鈴鹿高専ラグビー部、ゼロからの挑戦!学生主体の新たなクラブ活動!

 https://readyfor.jp/projects/snct-rugby-project

 

・インドの農村に太陽光発電を導入し、雇用と製品製造を安定化したい。

 https://readyfor.jp/projects/H2-milkfarm

 

・奈良県山添村人口3,000人の村の活性化を後押しする宿をつくりたい
 https://readyfor.jp/projects/yamazoe2024

 

 

支援者像を整理しましょう

 

あなたのプロジェクトを支援してくれる人はどのような人になりそうでしょうか?

支援者像を整理したうえで、ストーリーの構成やリターンの検討を行いましょう。

 

<チャレンジ系プロジェクトでの支援者例>

・チームやお店、学校など活動につながりがある人

・同じ地域の人

・既存顧客

・ファン

 

また、課題によっては想定される支援者が年配の方が多い場合もあると思いますので、代理支援(※)も検討しましょう。
※代理支援とは:https://readyfor.zendesk.com/hc/ja/articles/13259754968847

 

 

ストーリー記入のポイント

プロジェクトのきっかけ

<文字数>

2,000~2,500字が目安です。4,000文字を超えてくると文量的に最後まで読んでもらうことが難しくなります。

 

公開後に「活動報告(※)」機能で記事を足すこともできますので、ストーリーには支援を決断してもらうために大事な要素に絞り、残りは活動報告で書き足しましょう。

ページ再訪を促すための広報活動の一環にもなり一石二鳥です!

※活動報告の投稿方法はこちら

 

 

<写真の活用>
活動のイメージが伝わるよう、写真を必ず入れましょう!(※5枚以上推奨)
・活動の様子を写した写真
・できればメンバーのお顔が写った写真など

 (顔が見えることで、ページを読む方からのプロジェクトへの信頼性が高まり、支援されやすくなります。)

また「①明度は明るく、②高画質、③(人がメインの場合は)寄り」の写真を選びましょう。
暗い写真や画質が悪いと興味関心を寄せられず、ページへ訪問されづらくなってしまいます。

 

<内容>

以下の要素をプロジェクトページ内に盛り込みましょう。

ここからは、それぞれの要素について解説します。

 

①プロジェクトのきっかけ
 ①-1 団体(学校・お店)の紹介、これまでの活動の歴史や実績の紹介
 ①-2 どのような思いを持って活動してきたのか
 ①-3 今回のプロジェクトに至るまでの経緯や背景にある課題、事情

 ①-4 A 学校の挑戦プロジェクトの場合

 ①-4 B お店の移転などビジネス挑戦プロジェクトの場合

 ①-4 C スポーツ系プロジェクトの場合

 ①-5 なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか

 

②今回のプロジェクト内容について

 ②-1 今回のプロジェクト内容の詳細
 ②-2 今回の資金使途である活動がどのように課題を解決するものなのか、がわかるよう紹介する

 

③具体的な資金使途

 

④今後のスケジュール・完成イメージ(特に、お店のオープン・改修など長いスパンでの活動になるもの)

 

⑤今後の展望、結びとして決意表明&支援の呼びかけ

 

ある程度文面が完成してきたら第三者に読んでもらい、内容が理解できるか、今回支援を集める理由として納得感があるかどうかなど意見をもらうことをお勧めします。

 

 

①プロジェクトのきっかけ

 

※特に本題に入るまでが長くなりそうな場合は、冒頭に「プロジェクトの概要」を簡潔にまとめたパートを持ってくるとページ訪問者様が読みやすくなります。

 

【記入例】

 

 ①-1 団体(学校・お店)の紹介、これまでの活動の歴史や実績の紹介

 

団体のミッションやこれまでの活動実績、現在の活動内容を紹介しましょう。

 

【記入例】

私たちはインド共和国ラジャスターン州で【H2ミルクファーム】という酪農生産法人を運営しています。インドでの活動は今年で8年目になりました。ここまで多くの方のご縁に助けていただき、事業を継続しております。

そもそも【(株)秀イノベーティブLAB】は、インドでの酪農事業のために作った会社であり、親会社は【(株)イエムラ】です。現在、外部の資本は入っていません。そして、【(株)イエムラ】は宮城県名取市で金属製品製造業をしている従業員数23名の中小企業です。また、私自身は英語が堪能ではないし、外国生活の経験もありません。

 

 

 ①-2 どのような思いを持って活動してきたのか

 

日々皆さんはどのような思いで活動されているのか、原体験や、原動力は何なのかを書きましょう。(支援者に対し、真摯に活動してきたことや、抱いている想いを伝え、共感を得てもらうことが重要です)

 

【記入例】

 

 

 ①-3 今回のプロジェクトに至るまでの経緯や背景にある課題、事情

 

  1. 取り組んでいる課題についての実情を、できるだけ客観的な数字を交えて伝えましょう。
  2. 団体の活動がなぜ必要なのかが伝わるように、活動を紹介しましょう。

細部まで説明する必要はありませんが、今回初めて皆さんの団体の活動を知る人が読んでも、「この活動は必要だ」と思ってもらえる内容になっているか、確認しましょう。

 

【記入例】

【プロジェクトを立ち上げた理由】
 今の牧場の一番の課題【安定した電力を手に入れるコト】です。
そして、この課題を解決する手段が【太陽光発電施設の導入】です。
 インドの農村部には書ききれないほどの沢山の社会的課題があります。その中でも農村部の酪農事業で一番問題なのは電力供給が安定しないことです。

牧場に電力配線はきているものの、発電所の発電能力と地域の消費電力のバランスが崩れがちで、頻繁に停電します。とくに夏場の停電は深刻です。日本の方にはちょっと想像できないかもしれませんね。 このような状況の中、弊社の牧場では、日々の牧場作業や乳製品製造のために安定した電力が必要です。例えば、牛の数が増えたので、1基だけ搾乳機を導入したり、ガソリンスタンドが遠いので電動3輪車を導入したり、牧草地の一部にスプリンクラーを設置したのですが、これらも停電すると使用できません。また、乳製品製造においては、加熱加工するために、大量の薪を購入し、それを燃やしてしています。脱炭素とは真逆のことをしています。

 

 

ここからはプロジェクト内容によって、場合分けしてご説明します。

ご自身のプロジェクト内容に近いものを参考にご覧ください。

 

①-4 A 学校の挑戦プロジェクトの場合

①-4 B お店の移転などビジネス挑戦プロジェクトの場合

①-4 C スポーツ系プロジェクトの場合

※②以降は上記共通のご案内です。

 

 

 ①-4 A 学校の挑戦プロジェクトの場合

 

今回資金使途になる活動の紹介をしましょう。

なぜ、何の目的でやるのかが具体的にわかるようにしましょう。 

 

【記入例】

  「九州がっ祭」とは、2016年4月に起こった熊本地震をきっかけに、「つながろう九州!こころを一つに」をスローガンに掲げ、熊本を、九州を盛り上げようと『熊本地震 復興 九州がっ祭』として8年前に誕生しました。熊本の学生が主体となり創る、九州のお祭り大集合祭です。毎年、九州を中心に全国から多くの祭りや団体が集結します。新型コロナウイルスで対面開催が途切れたこともありましたが、今年も桜の咲く熊本で、対面開催を予定しています!

 

(可能であれば)運営メンバーの紹介を写真付きで行いましょう。
また、これまでに取り組んできている活動があれば、それに対する生徒の声や先生の声、地域の方の声などを紹介しましょう。

 

【記入例】

 〇プロジェクトリーダー挨拶 

 

(顔写真)
 
九州がっ祭実行委員会
クラウドファンディングリーダー 松山朋詩

『復興応援 九州がっ祭2024』クラウドファンディングリーダーを務めます、肥後真狗舞3年、松山朋詩です。学生が中心となって運営しているこの九州がっ祭で九州・中国を熊本から盛り上げたいと思っております!当たり前の日常の大切さと感謝の心を忘れずに、全力で運営に取り組んでいきます!応援よろしくお願いいたします!
 
(顔写真)
 
九州がっ祭実行委員会
クラウドファンディングリーダー 髙本桜子

『復興応援 九州がっ祭2024』クラウドファンディングリーダーを務めます!肥後真狗舞3年、髙本桜子です。九州がっ祭の運営、クラウドファンディングの活動を通して日頃ごたくさん応援してくださっている皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思っております!笑顔と熱さで九州がっ祭を盛り上げますのでご支援よろしくお願いします!!

 

 

 ①-4 B お店の移転などビジネス挑戦プロジェクトの場合

 

今回なぜその挑戦をするのか(なぜお店の改修が必要なのか、移転が必要なのか、なぜお店を開こうと思ったのかなど)について、説明しましょう。

 

【記入例】

奈良市中心部から車で約40分。
 
奈良県北東部にある山添村は、ふらっと一人でも気軽に来れる立地が大きな魅力。大きな商業施設や目立った観光資源はありませんが、里山とともにある暮らし、古くから受け継がれてきたであろう美しい景観が残っています。

日本のどの地域においても人口減少は深刻な課題で、メディアからは「限界集落」「消滅自治体」といったショッキングな言葉が聞こえてくる昨今です。山添村では、40年前は約6,000人であった人口は半減し、間もなく3,000人を切ろうという状況です。

そのような状況の中、山添村を思う人たちの沸き立つような情熱を感じることが増えてきました。観光、農業、福祉、教育、行政などの分野において、住民とよそ者が混じりあい、村の活力維持のために様々な動きが生まれてきています。
私たち「やまぞーえ」でも、地域の課題解決に一役買いたいと山添村を訪れてくれる大学生のグループなどとともに、彼らの得意を活かした地域の活性化に向けた取組を、数年前から試みるようになりました。

 

 

地域密着型のお店である場合は、地域との繋がり、地域と共に歩んできた歴史を伝えましょう。

また、お客さんへの感謝の気持ちや、お客さんに支えられてきたエピソードを語りましょう。

 

【記入例】

お店の名前「おんせぇよぉ~」は、「いらっしゃい」という方言です。
「こんな山奥まで来てくれたからには、お腹いっぱい食べていってほしい」という、おばあちゃんたちの優しさに溢れたお店です。昔ながらの田舎料理に「懐かしい」「優しい味」という声をたくさんいただいています。


スタッフの平均年齢は70歳を超えています。お店では、いつもおばあちゃん達の笑い声が絶えず、みんな第二の青春を謳歌しています。もちろんファストフード店のようなスピード感はありませんが、長年の料理の味とおばあちゃんたちの優しさに癒される、というお客さんが続出です。おかげさまで市外や県外の方にもお越しいただき、沢山の方に愛されて昨年10周年を迎えることができました。

 

 

これからどんなお店にしていきたいのか、意気込みを書きましょう。

 

【記入例】

舟伏の里へおんせぇよぉ~運営委員会としても、このような終わり方は本意ではありません。
もともと、地域の味を伝え、おばあちゃん達が力を発揮できる場所を作りたいという思いで始まったおんせぇよぉ〜。まだまだやりたいという思いがあるのに、おばあちゃんの味をここで絶やしたくない…。 おんせぇよぉ〜をまだまだ続けたい!!
 
ここから、私たちの挑戦が始まりました!

 

 

 ①-4 C スポーツ系プロジェクトの場合

 

皆さんのチームはどんなチームなのか、これまでの歴史や特色、皆さんの思うチームの魅力を伝えましょう。
過去の大会記録や直近の実績を紹介しましょう。
 

【記入例】

【ゼロからの挑戦】
昔、鈴鹿高専ラグビー部は全国高専大会に出場するなど歴史あるチームでしたが、部員の減少から2017年に廃部となりました.2018年4月に現在の監督である松本が入学し、入学後にラグビー部が廃部になったことを知らされました。部員や監督もおらず、ユニフォームや練習道具などもない、ゼロの状態でした。学校からラグビー部の復活は不可能に近いと言われていましたが、「ここで諦めたくない、自分ができる限りひたむきに挑戦してみせる」と心に誓い、学校の先生方にラグビー部を復活させるために手紙を書いたり、毎日、仲間を集めるために校門前に立って挨拶活動などを続けてきました。


(略)

 

【初公式戦勝利】
2022年に行われた東海高専大会にて、優勝することができ、初公式戦勝利と初全国高専大会出場の権利を獲得しました。ラグビー同好会が発足してから5年目にして大きな目標を達成することができました。創設当初は立ち上げたものの練習に人は集まらなかったり、目標に対して同じ価値観を共有できる仲間作りが進まず、沢山の仲間が退部していきました。また、周りからはラグビー同好会ができたことに対して否定的な言葉ばかりでした。しかし、どんなに大きな壁が立ちはだかっても、毎日練習に取り組み、努力が報われるまでやり遂げることを心に誓い挑戦を続けた結果、共に闘いたいという仲間が現れ、沢山の方々に応援していただけるチームになることができました。そして、私たちは次の「全国制覇」の目標を掲げました。

 

 

活動費が限られるなど、厳しい状況にある場合はその実情を紹介しましょう。
そのような厳しい状況の中で、どんなふうに工夫してこれまで頑張ってきたのかを伝えましょう。

 

【記入例】

今回、皆さんからいただいたご支援で、ラグビーの練習や試合が本格的に実施できる環境整備を行いたいです。具体的には、現在練習で利用している鈴鹿高専グラウンドの整備とラグビーポールの設置です。特にラグビーポールは、以前ラグビー部が廃部となった時期に廃棄されており、現在のラグビー部立ち上げ以降はラグビーポールが無い環境で取り組んできました。
 (略)
しかし、ラグビーポールはとても高額で、私たちの力だけでは達成することができない大きな資金の壁が立ちはだかっております。これまでもユニフォーム作成や練習道具の購入にはOBや保護者の方々からのご支援や学生から集めた部費、学校からの部活動費を使用させていただいております。しかし、今の資金ではラグビーポールを購入することはできません。購入のために部費を上げることも検討しましたが、学生ということもあり、難しく、学校も施設整備に資金を充てられる余裕が少なくなってきており、学校に対して、ポール設置の要望を出しているだけでは実現までの道のりは遠く険しいです。

 

厳しい状況の中で、「なぜ、どのような思いでチームを続けてきたのか、原動力はどんなことにあるのか」を伝えましょう。

 

【記入例】

私たちは15人制初単独出場を果たしてから、公式戦初勝利という目標を掲げて、日々の練習に挑んでいました。練習メニューやトレーニングは松本を中心に学生たちと考え、組織を作り上げていくために何度もミーティングを行いました。しかし、ある日、選手たちの中で熱量の違いが生まれ、退部する選手達が現れました。そこで、私たちは「ここには色んな動機をもってラグビーしたい仲間が集まっている。楽しくラグビーをやりたい選手や仲間と熱くラグビーがしたい選手などさまざまだ。だからこそ、ただ勝つということを私たちの目標にすることやチーム強化ばかり考えるのではなく、チームの普及についても考えないといけない」と考えました。ここで、私たちは学生が主体となって活動していること強みとして、自分たち自身でラグビーの普及と強化について考え、組織を作り、私たちの卒業までに達成するプランを立てました。

 

 

今回の挑戦にかける思いを伝えましょう (なぜその大会に出たいのか/ユニフォームを新調したいのかなど、今回の資金使途になっていることをなぜ実現したいのか)

 

【記入例】

第53回全国高専大会に出場し、1回戦を快勝することができましたが、2回戦で鈴鹿高専は敗退しました。全国ベスト4の大きな壁を感じました。最後の最後まで、私たちは今までの感謝の気持ちを試合にぶつけました。何もなかったところから、5年で全国大会へ出場することができるチームとなれたのは、沢山の方々のお陰です。私たちは15人でここまで来れたわけではありません。常に支えてくれた両親、顧問の先生方、歴代OBの皆様、応援してくださる方々、退部してしまったけどラグビー部に所属してくれた選手達がいたからこそ、鈴鹿高専ラグビー部の今があります。だからこそ、この5年間の沢山の方々の想いを紡ぎ、この試合で勝利したかった。

そして、後輩たちへ全国制覇の夢を託しました。そして、現在、想いを託された私たちは今年こそ目標を達成できるように、ひたむきにチャレンジしています。そして、今年は松本監督の学生最後の挑戦となります。選手として達成することができなかった夢を監督として挑みます。ゼロから始まったこの挑戦、全員で成し遂げたいと思います。

 

 

 ①-5 なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか

 

今回なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか、その背景や理由、込められた思いを伝えましょう。

 

例)

  • 生徒の成長の場をたくさんの人に応援してほしい、取り組みを知ってほしい
  • これからも地域に愛されるお店でありたい。地域の人に取り組みに参加してもらい、意見をもらいながら、愛されるお店にしていきたい
  • (スポーツチーム)自分たちの資金では不足してしまうが、せっかく大会出場権を得たので諦めたくない。自分たちの挑戦をたくさんの人に応援してほしい。今回のチャレンジを機に、チームの存在を知ってほしい、応援してくれる人と繋がりたい

 

【記入例】

舞台制作をする上で、もっとも大きな課題となるのが制作に係る費用です。
昨今の円安の影響により、海外から取り寄せる演目の著作権料なども、
当初想定額の3倍ほどに跳ね上がっています。
また、その他舞台美術を制作するための木材等も物価高の影響を大きく受けており、
スタッフ・キャストによる参加費やチケット収入を見込んでもなお、
300万円程の資金が不足している状態です。
 
前提として、総合芸術と呼ばれる舞台公演は関係部門や関係者も多く、
多額の資金を必要とするものです。
今回1回限りの活動であれば、制作に係る費用を下げて公演運営を行うことも可能です。
 
しかし、今後の事業拡大や継続的な公演活動、
そして何より「より多くの人に演劇の価値を実感してもらう」ためには、なんとしても、
高いクオリティを維持しながら、演者・スタッフ、そして当日観劇してくださるお客様全員へ、
質の高い、最高の体験価値を届けていく必要がある
と考えています。
 
そのために、予算を削減することなく、
クラウドファンディングによるご支援という形で一部費用を補いたいと考えています。
また、多様な資金調達手段がある中で、
今回クラウドファンディングという手法を取らせていただいている理由としては、
掲げるミッションの実現に、より多くの人に演劇の価値を知っていただくこと、
演劇に興味を持っていただくことが大切である
、と考えているためです。
 
団体名のProject「EN」にも込めた願い、
「舞台と人の縁を繋いで、社会に価値を返していきたい」
にもマッチする手段だと感じていることも、クラウドファンディングへの挑戦の理由の一つです。

 

 

②今回のプロジェクト内容について

 

 ②-1 今回のプロジェクト内容の詳細

 

今回の資金使途となるプロジェクトについて、ページを読んだ人が「支援した場合どのようなことに自分のお金が活用されるのか?」がわかるように、具体的に記入しましょう。

 

 

 ②-2 今回の資金使途である活動がどのように課題を解決するものなのか、がわかるよう紹介する

 

「プロジェクトのきっかけ」パートで説明した「課題」「現状」に対し、 今回の活動がなぜ、どのようにそれを解決したり変えていくものになるのかを伝えましょう。

今回初めて皆さんの活動を知る人が読んでも、「この活動は必要だ」と思ってもらえる内容になっているかを意識しましょう。


 

③具体的な資金使途

 

自分のお金がどのように使われるのか?は、支援するかどうか判断する上で重要なポイントです!できるだけ具体的に記載しましょう。

 

【記入例】

今回の公演は、Project ENのシンボル活動として打ち出す、立ち上げ公演です。
観劇を通じた最高の体験価値をお届けするという点には確固たる自信がある一方で、
初のクラウドファンディングへの挑戦で、不安な気持ちがあるというのも正直な想いです。
 
そこで今回は、細かくゴールを設けながら、
段階的に本ミュージカル公演費用をご支援していただけるような枠組みを検討してみました。
 
◎1stゴール:200万円/必要経費を補填します
現状賄いきれていない必要経費の一部補填に使用させていただきます。
ご支援いただいた200万円のうち、クラウドファンディング手数料等を除き、130万円ほどが手元に残ります。
 
◎ 2ndゴール:350万円/理想の舞台制作に着工します
必要経費を十分に賄うことができ、
理想として描いている、本ミュージカル公演の世界観を着実に再現していきます。
 
◎ 3rdゴール:500万円/2回目以降に向けた運営、PRを強化します
必要経費を補填するだけでなく、第2回以降の運営、PRを強化できる予算を確保することができます。

 

 

④今後のスケジュール・完成イメージ
(特に、お店のオープン・改修など長いスパンでの活動になるもの)

 

完成までのスケジュール予定を共有しましょう。

また、完成イメージ図案などがあれば、そちらも載せて説明しましょう。

 

【記入例】

 

完成予定の間取り図

 

【1階 交流のフロアー】


約8平米の増床を行い、これまでになかった浴室や洗面所をつくり、トイレの数を増やします。他のスペースは居心地の良い畳の空間なので、大きく手を加えることなく、多目的に活用できるフロアーとし、私たちの得意を活かし、地元の農産品を使った食事も提供します。地域の方や村外からの来訪者に利用していただく、賑やかな空間になる予定です。

 

(略)
 
【2階 暮らすように泊まるフロアー】
 

プライバシーを守る個室感のあるドミトリータイプの部屋など、様々な工夫をしています。さらに、コワーキングスペースやセルフサービスのキッチン。暮らすように滞在できる、「大人の学生寮」のようなイメージを描いています。  

 

(略)

 

プロジェクトが実現すればこの地域で貴重な宿泊資源になります。まちづくりに訪れる人だけなく、観光、ビジネス、何もしないで過ごす人・・・多用途に応えられる宿泊資源として存在したいと考えています。

 

 

⑤今後の展望、結びとして決意表明&支援の呼びかけ

 

今回のプロジェクトが実現したら、どのようなポジティブな変化がありそうですか?
また、さらにこの次に実現したいことは何ですか?

支援者に対して、今回の支援によってどのような未来に繋がっていくのか、今後の展望を伝えましょう。
改めて、絶対に達成させたいという想いを伝え、支援のお願いをしましょう!

 

【記入例】

しかしながら、本物のお祭りの装飾をお借りするには多額の費用がかかります。それでも凝った装飾を飾り付けることで、来場者の方々に感動してもらえるきっかけをつくれるお祭りになりました。九州各地、加えて九州地方を超えた各地域のお祭りを、一堂に集結させることで熊本の人々は、多くのお祭りから元気をもらい、これからの活力にしてくれると思います。また、他県のお祭りをみて、このお祭りを見に行きたいと思い、現地に赴くきっかけになれば幸いだと思っています。
 
  これからの九州がっ祭を熊本、そして九州を代表するようなお祭りになることを目指し、学生実行委員一同全力で熱く運営しております。また、よさこいの力で地域に貢献していきたいと思っております。私達は九州が人によってつながる きっかけとなる祭りを、学生の手で作ります。皆様是非お力添えの程どうぞよろしくお願いいたします!

 

いかがでしたか?「ストーリー」は、プロジェクトを知ってもらい、支援するかどうか判断してもらうための大事な顔です。長い文章を作成するのは大変な作業ですが、「ストーリー」を通じて応援してくれる人とつながることをイメージして、ぜひ思いの丈をぶつけていただけたらと思います。


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