天北線、興浜北線　浜頓別行　捜索の旅②

国鉄ＯＢの方にお話を聞けました。

浜頓別町郷土資料館で、入換動車の痕跡を捜してました。

鉄道の町（機関区や路線の分岐駅、保線区などある町）と言われる所には、官舎などがあり、鉄道関係者が、住みよい町だからと家を建てたり、そこで生まれ育った方がいたりすることが、多いので、誰かしら国鉄ＯＢの方がいる可能性があります。

しかし、浜頓別町は、鉄路を失って、35年を経過しており、その時働いていた方が、仮に20歳でも、55歳。貨物取扱が、1984年に終えたとすると、40年前の話。60歳の方ならいるかと思いますが、国鉄分割採用抑制で、この年代は、一番いない世代です。

そしていたとしても、60歳なら、まだ働いているでしょう。鉄道が無くなった町にいる可能性も非常に少ないでしょう。

となると、1989年平成元年、廃線時に定年退職した人となると、60歳＋35年。

95歳前後となると、難しいと思ってました。また、人口減少、都市部に流出している状況を考えると、人口3,200人くらいの町で、見つかるか、不安でした。

館内のスタッフの方に、「国鉄で勤めていた方知りませんか？」と聞いた所、「あそこの家のおじいちゃんなら・・・」と、人伝に聞いてくださり、ご本人の連絡先を調べ、電話して聞いてくださりました。

ご本人に電話すると「いたよ！駅に」と、期待した、ご返事が！

「今、浜頓別駅の入換動車のこと調べてる人いるんだけど」と言うと、「どこにいるの？今から行きますから」と、資料館に来ていただけました。

（続）