Aya's story 毎日に感謝。

こんにちは。

実行委員の鈴木綾です。

今日、次男が9歳になりました。



次男を産んだ3カ月後のこと。

突然、私の身体に変化が起きました。

自分の感情をコントロールできなくなったのです。



抱っこする子供がものすごく重く感じ、泣く子供をあやしながら私も一緒に泣いていました。



完全に無気力で、毎日毎日、意味もなく涙が止まらず、命を断って楽になりたいとばかり考えていました。



必要最低限の外出以外、家の外に出ることはなく、鏡を見る気力もなくすっぴんで、社会から疎外感を感じ過ごしていました。

それは、それまでの自分には想像もできない世界でした。

小学生でファッションデザイナーになりたいと思い、高校、専門学校、社会人とファッション一筋に自分で決めた道を進んできました。

私は私の力で生きている強い人間だと思っていました。今振り返ると、とんだ愚か者です。

どん底から抜け出す事が出来た時、私は初めて生かされていたのだという事を知りました。



元気になった私は、ひとつ心に決めました。



『残りの人生は 人の役に立つ事に使いたい』





今は、病気やハンディキャップをお持ちの方、その他健常者でもお召し物に困っている方の、服や身の回りの物を作っています。



自分の得意とする技を、誰かのために使えるこの仕事に出会えた事に、心から感謝しています。

そして、沢山の方々の支えで、6年目になった今も仕事を続けられている事に深く感謝いたします。

今、どこかで、誰にも言えず、心に爆弾を抱え苦しむ人がいるのなら、一刻も早く助け出したいと、いつも、いつも思っています。



このプロジェクトに実行委員として参加する事になったのも、そんな気持ちからです。

私の元には色々なご相談が届きます。

障害難病の人を一括りにはできません。みなさん一人一人ご相談は異なります。



なんとかしたいけど、難しい問題もあります。

私1人では全然力が足りません。

社会全体が、日本中が、世界中が、みんなが生きやすい未来を作っていく必要があると思います。



みんなが、自分の得意とする事を、困っている誰かのために使ってくれることを願います。



このプロジェクトでは車椅子をきっかけとし、多様性に富んだ私たちの未来を考えます。



今の私は過去の私が作り出しました。

未来の私は、今の私が作り出します。



今、正しいと思っている道をまっすぐに生きます。



このちっぽけな力を、みなさんの賛同で大きな力に変えてください。



よろしくお願いします。