ゴール目前！皆様の応援が力になります。残り１日！

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4月28日――それは亡き父、先代住職の命日です。

内崎山再興のためのクラウドファンディングにあたり、多くの皆様から温かいご支援をいただきました。心より深く御礼申し上げます。おかげさまで、終了まで残すところあとわずか1日。ネクストゴールへの挑戦にも、日々たくさんの方々からのご支援が寄せられ、感謝の念に堪えません。

思い返せば、この終了日が父の命日と重なることには、ただならぬ縁を感じずにはいられません。2月28日にクラウドファンディングを開始したのは、事務的な都合でした。しかし、巡り合わせとは不思議なもので、振り返るたびに何か導かれるような想いがこみ上げます。

今から26年前―― 父は、余命1年と告げられる病の中にありました。そんな折、妹の「最後に家族で思い出を作ろう」という言葉に背中を押され、父はTBSの『幸せ家族計画』という番組に出演する決断をしました。和田アキ子さんが司会を務めるその番組は、家族が一丸となり1週間の挑戦に挑む内容でした。病を抱えながらも、父は大きな決断をしたのです。

その挑戦は、108人のモデルさんの顔と名前を覚えるというもの――病身の父には少なからず負担のある課題でした。しかし、懸命な努力の末、本番では見事に成功を収め、家族に笑顔をもたらしてくれました。今思えば、それが父と祖母を含めた家族全員との、かけがえのない最後の思い出となったのです。

年が明け、3月2日に祖母が突然の心臓発作で息を引き取りました。その時、父は最後の望みをかけた手術を受けた直後でした。祖母の満中陰を迎えるなか、父は静かに「しんどいから入院したい」と口にし、その2日後、旅立ちました。私への最後の言葉は、「すまん。迷惑を掛ける」でした。

５年間で寺族３名を亡くし、その後の日々は目の前のことに追われ、父をゆっくりと振り返る余裕がありませんでした。しかし、時折、思うのです――

もし、今も生きていたら、父は内崎山法蔵寺・浄教寺、そして家族の姿をどのように思うだろうか。住職として、私は役目を果たし、ちゃんとやれているのだろうか。

クラウドファンディングの開始前日である2月27日は、先々代（祖父）の命日でもありました。この挑戦は、ご先祖様に見守られたものだったのだと、改めて感慨深く思います。

明日の4月28日―― 静かに手を合わせ、皆様からいただいたご支援への感謝を父・祖父・祖母に報告しようと思います。

最後の瞬間まで、内崎山へのご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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