里親さんへ繋ぐ・・・・・

こちらで保護した子の中には、野良猫ではなく、里親さんのご事情でこちらに来た子もいます。

この子たちもそうでした。血は繋がっていませんが、同じ時期に迎えられて双子のように育ってきたそうです。長い年月を一緒に暮らしていたようですが、里親さんのご事情で新しい里親さんをとご依頼がありました。ぎりぎりまで里親さんと暮らしこちらに来ましたが、年齢も若いわけではないので一緒に迎えて頂くのは難しいのではないかと考えましたが、２匹一緒にと希望いただき、仲良く里親さんに迎えて頂きました。

里親さんを募集するときの条件はいろいろですが、こちらでは、愛情をもって育てて頂けることがいちばんと考えています。最低限押さえておきたいことはお尋ねしますが、里親さんのプライバシーも大事にしたい。そう思っています。

里親さんを待つ猫はたくさんいます。安易な譲渡はできませんが、条件が厳しすぎても難しくなることも多いです。

保護の仕方や、里親さんへ繋ぐ方法もいろいろです。猫もいろいろで、人もいろいろ。

セキュリティが厳しいお宅もありますし、単身でも、たくさんの方が周囲にいらっしゃる場合もあります。家族がいても、猫に対する考え方が違い、トラブルになる場合もあれば、単身の方は自分の思うように猫と接することができるので、楽しく生活を送ることもできます。

譲渡の際は一般的な判断で考えるしかないですが、今はご高齢でも元気にお仕事をされている方もいらっしゃいます。若くても病気になられる場合もあります。未来が見えるなら、もっといろいろな譲渡ができるのですが、そこは難しいです。

や無負えず手放さなければならなくなることは、明日がわからない私たちには誰にでも起こることです。そういうことが起こらないように万全のやり取りをしていますが、それでも、どうすることもできない事態も起こるかもしれない。

その時に一番つらいのは、里親さんです。

決して無責任ではなく、どうすることもできない事、それを理解もしなければならないと思っています。

新しい里親さんに迎えられて幸せに暮らしているこの子たちのように、新たな幸せが見つかるよう私たちが前向きに募集をしていきたい。そう思っています。

一緒に暮らすことができなくなったからと、捨てられる猫ほどかわいそうなことはありません。

そのような猫が１匹でも少なくなるように、受け入れをしていきたいと思っています。