強いオス猫は去勢後も我がテリトリーを守り続ける

若い頃のボス猫あーちゃん↑ボス猫ゾロ↓  

強いオス猫ほど顔がデカくなる

ほぼ周囲の町とは地形的に隔離された百二十軒ほどの小さな我が町内では２頭の強い雄がテリトリーを分け合っていました。

去勢すると縄張りを持たなくなる。地域猫活動を始める前はそのように聞いていましたが、実際、我が町内で地域猫活動をやってみて判ったことは縄張り意識も失っていません。去勢する前と変わらず行動範囲も広く自分の縄張りを監視し、よそ者の侵入を許しません。

よって、外部からの侵入者が入ってきても追い出され定着しないので10年間子猫も全く生まれることなく平穏な猫社会状態が続いていました。

ところが縄張りを守ってきた２頭のボス猫が相次いで亡くなった途端、隣接した町から侵入者が入り込み、いきなり子猫が増え始めました。

アメリカでの研究では縄張りを守らせるために不妊手術はせずにパイプカットで済ませることで雄の力を弱めず縄張りを守らせる方が繁殖防止効果はあがるという発表がありましたが、私の体験から去勢手術後でも強いオスは強いまま勢力を保っています。また、去勢手術すればマーキングもしなくなるということもありません。しかし、発情することはなく大きな声で鳴くようなことは無くなります。

この町内には新たなボスは未だ現れていません。

未避妊のメスがいないからかも・・・