
支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 95人
- 募集終了日
- 2023年3月6日
シェルターだより(2月)

今月も少し遅くなってしまいましたが、2月のシェルターだよりを投稿いたします。
2月は寒い日が続きましたが、シェルターの子たちは相変わらず元気いっぱいです。
まず、1階のクロママの部屋ですが、ちょっとした模様替えをしてみました。
最初のうちはクロママが新しい部屋に慣れてくれるように、長く愛用していたケージを設置していたのですが、今ではすっかり使わなくなり無用の長物となってしまったので、片付けることにしたのです。
そして、ケージの代わりに置いたのが、おひとり様用の隠れ家的なスペースです。
使ってくれるかどうか不安だったが…
これは使わなくなったハンガーラックに厚手の座布団を敷き、ブランケットで目隠しをして作ってあります。
クロママのスペースはリビングの隅でエアコンが届きにくく少し肌寒いので、防寒対策も兼ねてみたのですが、意外と気に入って使ってくれています。
意外と気に入ってくれたようだ
クロママのスペースに関してはまだまだ改善が必要ですので、今後もコツコツ取り組んでいこうと思います。
次に、他の子たちの様子ですが、相変わらずマイペースな毎日です。
まるで昔から家の中で暮らしていたかのように、のんびりとくつろいでくれています。
すっかり家猫として暮らしている
人馴れしていないともくんと空歌ちゃんだけは私の姿を見ると姿を隠してしまいますが、残りの子たちは私が掃除をしていてもお構いなしという感じです。
保護した子たちが外の辛い環境で暮らしていたことなどすっかり忘れて、今のシェルターの暮らしを気に入ってくれていればいいな、と日々思っています。
一緒にご飯を食べるのは外にいる頃から変わらない
さて、話は少し逸れるのですが、2月の中旬頃に行きつけの動物病院へ行った際に、病院の先生へぴぃちゃんが1月に亡くなったことを話す機会がありました。
先生にはぴぃちゃんを保護した当時から抜歯手術、そして腎不全の治療まで長く携わってもらいました。
ぴぃちゃんのことを聞いた先生は、言葉少なに家で看取った私を労い、そしてぴぃちゃんに限らず高齢猫の多くが腎不全によって最後を迎えることを吶々と話してくれました。
私はこれまでぴぃちゃんの治療に尽力してもらったことにお礼を言い、動物病院を後にしました。
それから1週間ほど経ったころ、私の家へ身に覚えのない荷物が届きました。
荷物の中身は動物病院から、ぴぃちゃんへのお供えの献花だったのです。
綺麗なお花をぴぃちゃんに見せることに
猫宛てとは思えないほど立派なお花を見た私は、ぴぃちゃんの部屋の日当たりの良い場所に置き、ぴぃちゃんのお骨と並べてあげました。
そして、ぴぃちゃんが亡くなってまだ2ヶ月ほどしか経っていないのに、すっかり普段通りの日常を送っている自分に気がつきました。
年明けから今まで想像以上に忙しい毎日ではありましたが、ぴぃちゃんのことを思い出す時間が減ってしまった自分が、ひどく浅薄で非情な人間に思えてきたのです。
私は部屋に並べたぴぃちゃんのお骨と病院からのお花をボンヤリ眺めながら、お空のぴぃちゃんに話しかけました。
「ぴぃちゃん、良かったね。ぴぃちゃんのことを覚えている人がまだいっぱいいるんだよ。」
私は、この部屋で暮らした在りし日のぴぃちゃんに思いを馳せました。
私の側で寝るのが好きだった
腎不全を患いながらも元気だったぴぃちゃん、そして体調を崩してからあっという間に天へ旅立ってしまったぴぃちゃん。
腎臓病に罹った猫の宿命とは言え、やはりぴぃちゃんとの別れは私にとって悲しいものでした。
そしてこうした別れは、これからも私と猫との間に待ち受けることになります。
だからこそ、今後看取ることになる12匹の猫たちには、後悔のない暮らしをさせてあげたいと思いを新たにしたのです。
特にシェルターの子たちは一緒に過ごせる時間が限られている分、より行き届いたお世話ができるように心がけていこうと思っています。
身体の大きなオス同士ながら気が合うようだ
最後にもうひとつ、お伝えしたいことがあります。
ハタケーズの初期メンバーで2020年に友人に保護されたミルクが、2月の下旬に天へ還ってしまいました。
ミルクはぴぃちゃんと同じ頃に腎不全のステージ4と診断されていましたので、ミルクの方がぴぃちゃんよりもほんの少し長生きしたことになります。
かつてミルクが畑で暮らしていた頃は毎週のように会っていましたが、友人に保護されてからはなかなか会う機会がありませんでした。
隣で一緒に寝ているのは空歌ちゃん
そして、久しぶりに対面したのが、ミルクとの別れの日だったのです。
私はすっかり痩せ細ったミルクの亡骸を前にして、言葉を失う思いでした。
しかし、過酷な外猫生活から解放されて友人の家で5年ほど穏やかな日々を送れたことは、本当に幸せだったと思います。
腎不全の闘病生活で痩せ細ってしまった
私は痩せたミルクの身体を撫でながら、天へ還っていくミルクの姿を思い浮かべました。
白い光に包まれた天国への道を歩いていくミルク。
天に戻ったミルクは晩年の痩せ細った身体ではなく、往時の堂々たる体躯に戻っていました。
これからどこへ向かうのか、不思議に思いながらも歩き続けるミルクの下に2匹の猫影がやってきました。
猫影の正体は、ハタケーズとしてミルクと一緒に仲良く暮らし、先に猫天国へ行ってしまったアクオスととんちゃんです。
アクオス「もう来ちゃったの?もっとゆっくりしてれば良かったのに…」
とんちゃん「みんな寂しがってるよ…」
ミルク「もう充分長生きしたニャ。ともくんと空歌ちゃんのことは気がかりだけど…」
アクオス「ともくんと空歌ちゃんは元気にしてるよ!ちゃんと保護されたんだよ!」
とんちゃん「2匹ともすっかり家猫になってるし心配要らないよ!」
ミルク「それなら良かったニャ。ところで猫天国はどっちかニャ?」
アクオス「こっち、こっち!迷うといけないから迎えにきたんだよ!」
とんちゃん「猫天国はいいところだよ。お友達もいっぱいいるよ。」
ミルク「そうかそうか。また一緒に暮らせるニャーね。」
そんな話をしながら3匹は身体を寄せ合い、猫天国の入口をくぐっていきました。
あの当時はどの子もお腹を空かせていた
私は今でも、深夜の畑でハタケーズに囲まれながらお世話をしていた日々をはっきりと思い出します。
特に、お腹を空かせたハタケーズが、私の用意したご飯を必死になって食べる姿は、思い出すだけで胸が痛む思いがします。
そして、生きるだけで精一杯という過酷な環境ながら、ハタケーズはどの子も仲良しでした。
それは猫が感情を持ち、お互いを想う気持ちがある証拠だと思います。
もし猫が単純な野生動物なら、ハタケーズのように餌場を共有する必要はありませんし、むしろ過酷な環境で生き残るためにも他の猫と仲良くすることはないでしょう。
辛い環境の中で真っ直ぐに生き抜いていた
でもハタケーズは違います。
お互いにご飯を譲り合いながら、一緒に生き延びようと力を合わせて頑張ってきたのです。
そんなハタケーズを長年見守ってきたからこそ、私にとってミルクとの別れは大きな出来事でした。
ハタケーズのボスであり象徴でもあったミルクが天へ還り、ハタケーズの歴史にもひと区切りが付いた気がします。
こうしてハタケーズとして苦楽を分け合った猫たちも、ミルクの旅立ちによって残りはともくんと空歌ちゃんだけになってしまいましたが、2匹にはこれからも長生きしてもらわなくてはいけません。
そして、先に旅立ったミルク、アクオス、とんちゃんの分まで、幸せな日々を過ごしてもらいたいものです。
この当時からいつも2匹一緒だった
ここまで長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
そして、いつも温かいご支援と応援、本当にありがとうございます。
では、来月のシェルターだよりでお会いしましょう。
リターン
500円+システム利用料

お礼のメール
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