高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!
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支援総額

1,074,000

目標金額 800,000円

支援者
95人
募集終了日
2023年3月6日

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2025年06月08日 09:00

シェルターだより(5月)

 

6月に入り蒸し暑い日が増えてきたところですが、5月度のシェルターだよりを投稿いたします。

 

最初にお伝えしたいのは、スカーの抜歯手術についてです。

 

まず、スカーが抜歯手術を受けることになった経緯ですが、今年に入ってから食事の際にひどく口を痛がるようになったためです。

 

しかも、口を痛がる様子が尋常ではなく、ご飯を口に入れた途端に飛び跳ねて、その場から走り去ってしまうほどでした。

 

口を痛がるようになったスカー
少しずつ食欲が落ちてしまった

 

それからは、スカーにとって口の痛みが恐怖に繋がってしまったのか、ご飯を目の前にしても積極的に食べようとしなくなってしまいました。

 

正確には食べたいけど口が痛むのは怖いという様子で、一向に食が進まなくなってしまったのです。

 

食いしん坊でご飯を食べることが何より大好きなスカーが、食欲不振になってしまったのは言葉にできない痛ましさがありました。

 

食欲不振で元気のないスカー
心なしか身体が細くなった気がした

 

私はスカーの口の痛みが少しでも和らぐよう、抗生物質を投薬してその場を乗り切ることにしました。

 

しかし、抗生物質が効くのは最初の数日だけで、しばらくすると元の痛みが再発してしまうのです。

 

こうして投薬で何とか凌ぐ日々を過ごしながら、私はスカーに抜歯手術を受けさせるべきか考えるようになりました、

 

本来ならば口内環境を改善するためには悩むことなく抜歯手術を行うべきだったのですが、スカーの年齢を考えるとどうしても抜歯手術に踏み切れませんでした。

 

まだシニア期に差し掛かっていないスカーを抜歯手術してしまうのは、噛んで食べる喜びを奪ってしまうようでどことなく躊躇われていたのです。

 

仲良く寄り添うえりちゃんとスカー
一緒に暮らしはじめて2年が経った

 

しかし、投薬の効果が落ちてきて食欲不振になってしまったことを考えると、もう悩んでいる場合ではありません。

 

取り急ぎ病院でスカーを診察してもらって先生の意見を聞いてみたところ、抜歯手術以外で口内環境を回復させるのは難しいとのことでした。

 

先生の診断を聞いた私はスカーの抜歯手術を決断しつつも、処方された抗生物質の投与後などの機会ごとに、スカーを診察してもらって抜歯手術以外の治療法を模索していました。

 

それは、スカーに噛んで食べる喜びを残してあげたいという一心でした。

 

こうして何度か病院の診察と相談を繰り返した結果、4月の末にスカーの抜歯手術を行うことになりました。

 

病院で診察を待つスカー
知らない場所が怖いようだ

 

抜歯手術をすれば噛んで食べる喜びは無くなってしまうかもしれませんが、口の痛みによるストレスや食欲不振からは解放してあげられます。

 

それに、食欲不振が続いて体重が落ちてしまったら、他の病気の原因にもなってしまうでしょう。

 

猫の体重が減少するのは命取りになりかねないことを、私はぴぃちゃんの経験から身に沁みていますので、スカーの食欲が完全に失われてしまう前に抜歯手術を行うことにしたのです。

 

こうした経緯で遅ればせながらスカーの抜歯手術を決意し、やがて手術当日を迎えました。

 

スカーにとって初めての入院ということもあって多少の不安はありましたが、抜歯手術は問題なく終わりました。

 

病院で貰った抜歯手術の様子
無事に手術を終えることができた

 

抜歯手術が無事に終わった後は、スカーの食欲を回復させるための療養生活が必要です。

 

そこで少し不本意ではありましたが、スカーにはしばらくケージ生活を送ってもらうことになりました。

 

狭いケージ暮らしを強いてしまうのは可哀想でしたが、ケージの中なら他の猫に邪魔されることなく、口の調子が悪いスカーでも自分のペースでゆっくりと食事を摂ることができます。

 

さらに、スカーの食事は口内の縫合部分に負担が掛からないよう、ドライフードをウェットフードでふやかすことにしました。

 

いわゆる離乳食のようにして無理なく食べやすくしたのですが、スカーの食欲は日によって波がありました。

 

ケージで療養生活を送るスカー
術後はなかなか食欲が戻らなかった

 

食欲が安定しないのは抜歯手術の違和感のせいなのか、最初の1週間ほどはきちんと完食できる日と全く食べない日がおよそ交互にやってきました。

 

当初は1週間でスカーのケージ暮らしは終わりにするつもりでしたが、なかなか食欲が安定しないこともあり、術後検査の2週間後までケージの療養を続けることにしました。

 

こうして紆余曲折を経て2週間が経ち、病院の術後検査の日を迎えました。

 

先生の見立てではスカーの口の中は順調に回復しており、ある程度の時間が経てば口内環境の完治も見込めるとのことでした。

 

ケージの中のスカーを心配するアリスくん
オス同士の友情があるのかもしれない

 

無事に術後検査を終えたスカーは満を持してケージでの療養生活を終え、部屋で自由に過ごせる日がやってきました。

 

住み慣れたリビングに戻ってきたスカーは、かつてのように気の合う仲間たちと仲良く暮らす日々へと戻ったのです。

 

ケージから出て普段通りの生活に戻ったおかげなのか、スカーの食欲はずいぶんと安定してきました。

 

スカーに顔を埋めるえりちゃん
久しぶりに一緒に寝られて嬉しいようだ

 

今では食後に私に甘えてくる余裕も生まれ、すっかり元気になってくれました。

 

抜歯手術を頑張って乗り越えてくれたスカーには、これからも長く健康でいて欲しいものです。

 

さて、ここまで長くなってしまいましたが、他の子たちも相変わらず元気に暮らしています。

 

仲良くお昼寝する空歌ちゃんとともくん
2匹とも家の環境にすっかり馴染んでくれた

 

4月から5月にかけてはスカーの抜歯手術と療養生活で少し立て込んでいましたので、他の子たちに体調の異変が無かったのは本当に有り難いことでした。

 

シェルターで暮らす子たちは高齢の子がほとんどなので、健康でいてくれることが私にとって何よりの孝行です。

 

そして、いつも通りに静かな日常を過ごしてくれることこそ、最大の喜びであり保護主冥利に尽きるというものです。

 

おとなしく抱っこされる流れキジ
保護してから一段と甘えん坊になった

 

保護猫シェルターは開設から3年目を迎え、今ではどの子にとっても第2の故郷となりつつあります。

 

開設当初は外暮らしが長い子たちが完全室内飼いの環境に馴染めるか不安だったものの、猫たちはそれぞれ思い思いの日々を過ごすようになりました。

 

だからこそ、これからも猫たちが快適に暮らせて健康な日々を送れるよう、全力を尽くしていこうと思っております。

 

シェルター最年長のチャトラ
年齢を感じさせないほど元気に過ごしている

 

最後になりましたが、いつも温かい応援とご支援、本当にありがとうございます。

 

私ひとりの力では決して辿りつくことができなかった保護猫シェルターという目標を成し得たのは、ひとえに皆さんからの応援の賜物です。

 

今後もささやかながら保護猫活動に取り組んでいきますので、応援のお気持ちを寄せて頂ければ幸いです。

 

では、また来月のシェルターだよりでお会いしましょう。

 

リターン

500+システム利用料


お礼のメール

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申込数
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