シャムたんのものがたり。　2024/09/28追記。

ご支援者の皆様へ

いつもお見守りいただき、ありがとうございます。

2024/4月19日に天に召されたシャムたんと出会ってお別れするまでのものがたり。

今ごろになってなんですが、悼む時間がずっとなかったので・・・

 

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2019/12/10

シャムたんは、食品工場と駐車場に居ついた一人ぼっちの野良猫でした。

猫パト場所からは少し離れていたので、毎日会えたわけではありません。

当初は駐車場の車の下に逃げ隠れ、懐いてはいませんでした。

 

2020/06/19

いつ姿を消すかわからない状況の子でしたし、気になりながら何もできていませんでした。

2020/06/21

でもこの年7月22日、初めて立ち上げたプロジェクトのお金で、不妊手術ができました。

その時の獣医師の診断では、小柄だけど歯はぼろぼろで若くはなく、何度か出産の経験があるということで、その時も3匹の子を身ごもっていました。

 

2021/02/02

元の場所に戻した後の翌年・・・

みるからに具合が悪そうで痩せている。

 

2021/02/03

 

2021/02/04

横隔膜ヘルニアと診断され、二回目のプロジェクトのお金で手術ができました。

当時はお金が本当になくて、ご支援がなかったら見過ごすしかなかったかもしれません。

シャムたんの命をつなげてくださったご支援者様には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

治療完了後は、元の場所に戻すしかありませんでした。

私は毎日見に来る時間が取れず、シャムたんの居場所内で、なんとか協力してくれる人を探しました。

食品工場内にはエサを与える人がいて、それを責める人がいて・・・あるあるな状況(-_-;)

エサやりしますという人がいても、先輩から怒られるとか退職していったりとか、心配ですと口で言う人はいても結局は放置とか、本気で取り合ってくれる人はみつかりませんでした。

(心配する人が一人だけ見つかり、最後に一目会わせることができましたが、それは後の話・・・)

 

2023/03/10

念願の中古一軒家を購入し、避難所ができた時、早々に迎えたかったのがシャムたんと、多頭飼育現場にいる、病気の後遺症の残るももちゃんでした。

3月4日に玉くんが空けてくれたスペースに、シャムたんを迎えました。

落ち着いたらももちゃんを迎えるつもりでいましたが、4月に4匹の赤子を迎えたためにいったん断念、その後のももちゃんのことは、別の機会にあらためて書かなくてはなりません。

 

2023/03/12

 

 

シャムたんはおうち内の生活にすぐに慣れ、ケージに入っても慌てることはまったくありませんでした。

やはり飼われていた猫ではないのかな、と思いました。

2023/03/13

2023/03/24

シャムたんの保護にあたっては、ノミダニ駆除の徹底、血液検査を行いました。

その結果、腎臓病末期の診断が下りました。

静脈点滴を続けることで、劇的に改善するケースもあります、それを期待して入院して点滴をしましたが、期待したほどの効果がなかったため、二日目くらいで打ち切り、以降は毎日の皮下点滴の方針が決まりました。

 

2023/07/21

2023/07/28

 

2023/07/31

 

2023/08/03

 

2023/08/12

 

2023/08/18

まちがいさがし。

大人しいシャムたんは、まもなく室内フリーとなりました。

2023/08/26

 

2023/09/08

2023/09/12

2023/09/15

シャムたんの点滴には、三人がかり。

獣医師さんが点滴する係、看護師さんが針と体を抑える係、私がご機嫌を取ったり頭をマッサージしたりして、終わるまでの間気をそらす係です。

 

2023/09/25

2023/09/26

2023/09/29

2023/10/31

2023/12/10

2023/12/11

2023/12/13

好きなところで過ごすシャムたん。

2023/12/20

ﾝ

テーブルの上でゴハンを食べるのも、シャムたんだけの特権です。

おなかがすくと、テーブルに上がって、さいそくしました。

 

2024/01/08

2024/02/01

2024/02/02

2024/02/13

オフトゥンの中にもぐって寝るのも好きでした。

2024/02/14

もふもふなんだけど、食欲がなくやせてきました。

2024/02/15

 

友達からいただいたAIMのちゅーる。

友達の猫は亡くなったそうなので、期待はするまいと思いつつ、試しに与えてみると、何も食べなかったシャムたんが、食べてくれました。

即AIM押しになったわたくしはほしいものリストに激揚げしました。

その後、ご支援者様からお贈りいただいたAIMちゅーるは、シャムたんをずっと支えてくれたのです。

 

2024/02/16

 

2024/02/19

 

2024/02/21

 

2024/02/26

シャンプーしたステルスモップとともに。

 

2024/03/02

食べた後に毛づくろいする姿が嬉しい。

 

2024/03/05

サポーターさんのおひざの上に座るシャムたん。

シャムたんは点滴を怖がって、力一杯暴れるので二人がかりで抑えていましたが、

点滴の前にしばらくマッサージをしてやると、リラックスして暴れなくなりました。

注入中にも、注射を刺しながら空いた指で体をなでると、気持ちよさそうにしていました。

もっと早く気がついてやれれば、怖がらせることもなかったのに、と思いました。

考えれば方法はみつかるものです。

点滴の後には食欲も出てきます。

 

2024/03/06

2024/03/07

病院へ。

シャムたんのために、ありがとうございました。

 

2024/03/12

目ヤニがたまるようになり、痩せたのでつり目がちに見えるようになりました。

 

2024/03/14

病院へ。

 

2024/03/15

2024/03/17

 

2024/03/19

2024/03/20

2024/03/21

2024/03/24

2024/03/29

2024/03/30

2024/04/01

2024/04/03

2024/04/04

2024/04/07

 

2024/04/09

2024/04/10

2024/04/11

2024/04/12

2024/04/13

私たちの足元にいつもぽつんっと座っているシャムたんが、少しずつ小さくなっていくのを止めることはできませんでした。

 

自力で起き上がることができずに眠るだけになった時点で、点滴も止めました。

口元に水滴を垂らすと、もぐもぐ、ごくんと飲み込むのがわかりました。

亡くなるまでの二日の間に、何回かの痙攣は起きましたが、それ以外は苦しむ様子もなく、呼吸も穏やかなままでした。

4月20日に日付が変わってすぐ、いつっ? というくらい静かに、ふっと息を引き取りました。

 

小さな体でお外を生き抜いたシャムたん。

青い目のシャムたん、私たちのところに来てくれてありがとう。

 

ご拝読ありがとうございました。

 

2024/09/28