【これまでの設計案③】5/29リノベーション設計ミーティング

こんにちは！

大変遅くなってしまいましたが、これまでに行ってきた設計提案について紹介します。

5/29に行ったミーティングの設計案をご紹介します。

今回は前回のミーティングで頂いたアドバイスをもとに２つの案を提案し、その中の一つをご紹介します！

1F

南東から見た外観です。既存建物1Fの玄関＋リビングを土間として外部に開放し、DIYスペース＆地域の人々との交流スペースとします。土間に高さをつけることでステージのような印象を与え、学生が活動している様子が町へ広がっていくことを想定しています。

居住空間となる2Fへは外部の階段を上ってアクセスします。

2F

2Fは必要最小限の大きさの個室が3つ入り、それ以外の空間がすべて居住者の共用空間となります。

共用空間は一続きとなっていますが既存の柱をほとんど残しているため、パブリックな/プライベートな場所、日の当たる/当たらない場所といったように多様な空間が生まれ、入居者の過ごし方によって空間を選択できます。

南側は日の当たる開放的なコモンスペースとなっています。

逆に北側は直射日光が当たらずプライベート性を持っているので、少し落ち着いて過ごしたいときに活用することを想定しています。

このように既存の建物のポテンシャルを最大限に生かした空間の差別化は、この建物がどう使われてきたかという歴史に触れる機会を与えてくれたり、どのように手を加えればいいのかというDIYの指針となったり、様々な利点を生むことができます。「建物のもつポテンシャルを引き出す」ことの重要さと難しさを実感できたミーティングとなりました。