ゴエミヨ2024　明日のグランシェフ賞

ゴ・エ・ミヨ2024にて『明日のグランシェフ賞』を授賞させて頂きました。

今回のこの授賞の知らせを昨年頂いたときは凄く嬉しく、この日をとても楽しみにしておりましたが、1月1日に能登半島地震がおき、能登の方々の暮らしが一変してしまい、こんな時に授賞式に出席するのは不謹慎ではないかとギリギリまで悩んでおりました。
自宅やお店を失い避難所生活をしいられている方々や、苦しんでいる料理人仲間や生産者さんや友人など未だ多数いますし、営業しているのにキャンセルが相次いでいたりお客様が来ないお店もあると聞きます。暗いニュースが日々続きネガティブな気持ちになりがちですが、自分が立ち止まらず一歩踏み出し牽引することで明るいニュースを微力ながら能登へ届けたい、皆様には自粛するのではなく地域経済をまわし再建復興へ向かって進んでいってほしいとの思いで授賞式の壇上へ立つ決断をさせて頂きました。

実は今回のクラファンも利用するかどうかめちゃくちゃ悩みましたし、めちゃくちゃ葛藤もありました。スタートするにはとても出遅れましたし、でも何が何でも復活したい。そのためには資金が必要。まだまだ避難所などで苦しんでいる人や元の生活ができずにいる人がいるなか、自分は皆様からお金を頂き復活しようとしてていいのか。と。

いろいろ葛藤し悩んでスタートしたクラファンでしたが、結果チャレンジして本当に良かったと思います。金銭的なこともありますが、何よりこんなに応援頂いているんだと背中を押されたからです。こんなに遅いタイミングでスタートしたにも関わらず皆様からは本当にたくさんのご支援応援頂き、凄く励まされました！必ず復活しないといけないと責任を感じております！

“明日”への一歩を踏み出す勇気と希望。
今回このタイミングで『“明日”のグランシェフ賞』の授賞は神様から与えられたの一種の使命のように感じています。

当日の朝、七尾を出発し車窓からはチラチラと雪が舞いおり、ほんの少しの桜が咲いているのが見えました。どんなに長く辛い日々が続いても、諦めず前を向いて歩みをやめなければ必ず春はやってくる。そう信じてこれからも頑張っていきたいと思います。

本当に必要なお金はまだまだこれからです。これからも引き続き何卒応援宜しくお願い致します。