
支援総額
目標金額 950,000円
- 支援者
- 76人
- 募集終了日
- 2024年7月21日
参加者インタビュー②イスラエル人参加者
みなさん、こんにちは!JIPSCオーガナイザーの庄山桃子です。
私たちのクラファンも残り4日です。目標金額達成まで残り80%です!引き続き頑張っていきますので、ご支援・拡散よろしくお願いいたします!
「参加者インタビュー①パレスチナ人参加者(7月12日投稿)」に続き、今回はイスラエル人参加者のIさんにインタビューを行いました。
質問者:オーガナイザー・庄山桃子
回答者:イスラエル人参加者 I
イスラエルのリベラル都市・テルアビブに占領反対の親のもとに生まれて
質:今日はインタビューを引き受けてくださり、ありがとうございます。まずは自己紹介をよろしくお願いします。
回:私は27歳で、(イスラエルによるヨルダン川西岸地区の)占領に反対の活動家である両親の下に生まれました。
私はイスラエルの中でも最もリベラルな都市であるテルアビブ出身ですが、そんなテルアビブでさえもイスラエルの占領についての認識はとても十分とは言えません。イスラエルの占領に関しての議論はテルアビブでもとても表面的で、みな軍隊に行きますし、占領地である西岸地区で兵役に服す者もいて、占領の話題はいまだにタブー視されています。
質:占領反対や平和構築の活動に携わるようになったきっかけは何でしたか。
回:14歳の時、初めて(イスラエル人とパレスチナ人の)2国籍青少年プログラムに参加しました。そのプログラムの参加者は様々なバックグラウンドから来ており、そこで初めて西岸地区出身のパレスチナ人と出会い、西岸地区を訪れました。普通、イスラエル人は、軍での任務または入植地の訪問以外ではイスラエルの占領下にある西岸地区を訪れることはほとんどありません。(イスラエル人とパレスチナ人参加者間の)対話は難しいこともありましたが、この経験は、自分の反占領や平和活動への情熱の原動力の一つであると言えます。占領下のパレスチナ人の暮らしやイスラエルの残虐さ、パレスチナ人が直面する抑圧の大きさにとても衝撃を受け、今すぐに解決しなければいけない問題なのだと強く感じました。
一言で言うと、この経験は実はとても単純なものだと思います。抑圧や闘争を本当に理解するには、それを経験している人々に会って、彼らの話を直接聞く必要があります。私の専門である人権の分野では、まず人権侵害を受けている人々から直接話を聞き、彼らの問題や困難を理解することから始めます。
法律の視点から人権擁護を
質:とても興味深い視点ですね。今、Iさんの専門の話が出ましたが、学業や仕事についてもお話しいただけますか。
回:ずっと前から人権活動家になりたいという気持ちがあり、法律的な視点からその夢を追うことを選択しました。なぜなら、現代のイスラエルにおいて、この道が最も効果的であると感じたから、そして、新しいイスラエルの政策を作る上で必要な知識と経験を得られると考えたからです。大学では、法律の他に歴史も専攻しました。これは、イスラエルとパレスチナの紛争は個性的かもしれませんが、世界には他にも国家間の紛争は存在し、他の紛争の経験から(イスラエルとパレスチナが)学べることがあると考えたからです。
大学のために(テルアビブから)エルサレムに出てきたことで、(アラブ・パレスチナ人住民が住む)東エルサレムでの活動にも携わるようになりました。これによって、自分の家から20分のところにある、東エルサレムというまったく違った世界を知るきっかけになりました。私の大学のキャンパスがあるMount Scopusに行くためには、Sheikh Jarrah* を通らなければならないのですが、そのためのバスの乗客のユダヤ系イスラエル人95%がSheikh Jarrahの問題を理解していないと言っても過言ではないというほど、イスラエルのユダヤ人社会では東エルサレムの占領と抑圧の問題が認識されていません。
このような場所で住むことによって得た学びは、大学での学びと同じくらい意義深いものだったと感じています。現在は、人権団体で法律インターンを行っています。
※Sheikh Jarrah:東エルサレムにあるパレスチナ人が多く住む地区で、イスラエル当局による強制退去命令が度々出される地域でもある。
10月7日後のイスラエル社会と左派
質:そうなんですね。少し話は変わりますが、昨年10月からの戦争でイスラエル国内にどのような変化があったのかについてもお話しいただけますか。
回:特にイスラエル急進左派の間では、無力感が強いと感じます。この感情は絶望感や自暴自棄にも繋がる、とても危険な感情だと思います。正直に言うと、今、イスラエルで左派でいることはとても大変で気の滅入ることだと思います。今なお続くガザでの戦争を目にし、たとえ反戦デモなどに参加しても、自分たちの無力さに心を痛めるばかりです。それに加え、自分の親戚や友人、知人がガザで軍務に服している場合も多く、個人の感情も複雑なものがあると思います。
イスラエルが情け容赦なくパレスチナ人を虐殺していること、イスラエル社会がガザの人・パレスチナ人を平等なものとして見ることを拒絶していること、そしてそれらが私たちの社会全体を破壊していること。結局のところ、何が起ころうと、パレスチナ人は自分たちの国家を持つことになるし、そんな彼らを非人間的に扱ってきた私たちもこの地で彼らと共生していかなければならないのです。
だから、私は、今ガザで起こっていることについて一番心配に思っていますが、今後イスラエル社会がどのようになっていくのかということについてもとても懸念しています。どのようにしてこの状況を打開して、人権が守られ、活動家や外国人を迫害しない社会を作れるか、ということもとても重要な点の一つです。イスラエル社会は今、とても暴力的な社会になってしまいました。これはガザでの戦争だけではなく、イスラエルに住むパレスチナ人への言論の自由など、国内での問題に関しても言えることです。
リターン
2,000円+システム利用料

学生の方向け・本会議参加メンバーから感謝のメール(2000円)
メンバーよりお礼のメールをお送りさせていただきます。暖かいご支援ありがとうございます。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
3,000円+システム利用料

本会議参加メンバーから感謝のメール(3000円)
メンバーよりお礼のメールをお送りさせていただきます。暖かいご支援ありがとうございます。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
2,000円+システム利用料

学生の方向け・本会議参加メンバーから感謝のメール(2000円)
メンバーよりお礼のメールをお送りさせていただきます。暖かいご支援ありがとうございます。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
3,000円+システム利用料

本会議参加メンバーから感謝のメール(3000円)
メンバーよりお礼のメールをお送りさせていただきます。暖かいご支援ありがとうございます。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月

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