佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行
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寄付総額

2,610,000

目標金額 5,700,000円

寄付者
187人
募集終了日
2024年12月30日

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2024年12月01日 21:11

プロジェクト62日目

このプロジェクトも最後の一ヶ月に入りました。本日もご支援をありがとうございます。

『近世漢語の新研究』第二章「異体字繋年論」第一節「小説編」2.1.1「水滸傳」の2.1.1.5「『水滸傳』“嘉靖” 残巻について」の冒頭部分は以下の通りです:

 

 はじめに
 明初に集大成されたと思われる『水滸傳』の、その原初の姿が如何なるものであったかというのは、興味ある問題である。とりわけその言語が、文法面において、語彙面において、さらに表記法においてどういうものであったかということについては、最も興味をそそられる。しかしこの問題は、新たな資料の発見でもない限り、そう簡単に解決する問題ではなく、当面は、現存の残巻、残葉をもとに、その原初形態を想像するか、あるいはどの残巻、残葉が最も旧い版本であるかを推定するより外ない。最近の例でいえば馬幼恒1985や阿部兼也1989でなされたように。
 馬氏はパリ、ロンドン、コペンハーゲンなどヨーロッパに散在していた文簡本の残巻、残葉を根気よく収集し、『京本全像挿増田虎王慶忠義水滸全傳』(所謂『挿増本』)に甲乙二種あって、氏が『挿増甲本』と命名した版が、“现存最早的简本《水浒传》” であるとした。また阿部氏は馬蹄疾『水滸書録』に挙げられた『京本忠義傳』の図版に注目し、それと容與堂本、志傳評林とを比較することにより、『京本忠義傳』が「文繁本・文簡本に共通の、もとになったテキストである可能性もある」という説を出された。ともに興味ある説といえる。

今後ともご支援をよろしくお願いします。

 

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