プロジェクト90日目

10月1日に始まったプロジェクトもいよいよ最終日となりました。残りは約24時間です。皆さんのご支援と励ましの声を受け止めて、来秋には必ず『近世漢語の新研究』を刊行しますのでご期待下さい。

『近世漢語の新研究』第二章「言語接触編」第二節「漢兒言語」3.1.3「旧本『老乞大』の中国語史における価値」の冒頭部分は以下の通りです：

　0．はじめに
　0.1　朝鮮資料の新たなる発見
　1998 年のはじめ、韓国慶尚北道の大邱で発見された『老乞大』は、これまで明代、清代しかカバーできていなかった朝鮮資料が、ついに元代までカバーできるようになったという意味において、朝鮮資料の価値を一段と高めることになった。かつて「『老乞大』の原本が現本より更に特殊な言語で書かれていたであろう。」と指摘されたが、正にその通りの資料が発見されたのであり、今回の新資料発見の第一の意義はここにある。

あとわずかの時間、変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いします。