一頭でも多くの命を救いたい〜施設維持のためにご協力をお願いします〜
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支援総額

2,126,000

目標金額 1,540,000円

支援者
154人
募集終了日
2025年1月21日

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2025年01月07日 15:51

野生のクマにも心はあるのです🐻

 

2010年6月、愛知県在住のクマの保護仲間から一本の電話がありました。

愛知県設楽町の山林に仕掛けたイノシシ用の捕獲オリに一頭のツキノワグマが捕まってしまったと。

当時くまんちのクマ舎にはふくまつと一時預かりしていた桑折町出身のマックの2頭が生活していました。一ヶ月後にはマックの新しいクマ舎が完成するのでもうすぐ故郷へ戻る予定でした。

突然のことに私たちも戸惑いましたが、すぐ救出しなければとの思いでその日の夜には設楽町へ出発していました。当時一緒に活動していた女性獣医さん、そして一時預かりしていたマックの飼い主さんが所有していた小さなオリとそれを運ぶユニック車、それを運転する運転手さん、私の3人で出発しました。夜中じゅう高速道路を走り続け、その間、役場の職員さんや愛知の保護仲間と連絡を取り合いながら、とにかく殺さないようにと説得し、くまんちで引き取る方向で話をしながら走り続けました。朝方には愛知県設楽町へ到着しました。

愛知県のクマ保護仲間と私たち、そして役場職員の方で早朝から話し合いを行いました。

私たちは、できれば放獣してほしいと訴えましたが、すでに役場の方針としては射殺か飼育するかの2択しかありませんでした。設楽町ではクマが捕獲されたのは初めてのことで、役場の方はもちろん警察、猟友会も初めて見るクマにどうしたらよいか戸惑っているようでした。

このまま話をこじらせてもうまくはいかないだろうと、くまんちで保護飼育することで合意し、現場へ向かいました。

現場へ到着し、捕獲オリのある山の上の方へいくとコンパネの板で囲われた捕獲オリがありました。中を覗いたときの第一声は「え?小さっ!!子グマ?!」でした。獣医さんと目を合わせ、コロコロ太っていたふくまつと比べて痩せている設楽君は、おそらく親離れしたての推定2歳でちゃんと餌も取れていなかったことが想像できました。

オリの中で、設楽君は私たちに精一杯の威嚇をし鉄格子に体当たりして必死の抵抗をしていました。

殺されるかもしれないのだから当たり前です。

体重を推定し、麻酔薬の入った吹き矢を準備しました。

現場には獣医さん、トラックの運転手さん、私、役場職員さんが残り、山の下の方では警察、猟友会が待機しました。

吹き矢が命中し、獣医さんとトラックの運転手さん、私の3人でオリの中で眠った設楽君を引っ張り出し、軽トラの荷台に乗せ、役場職員さんが運転して警察、猟友会が待機するところまで降りていきました。そして会津から持参した鉄格子のオリに設楽君を移動させ、獣医さんが拮抗薬を打ち設楽君が目覚めるのを待ちました。

目覚めた設楽君は何が起こったのか分からない様子でしたが、鉄格子のオリの中に隠れるスペースがあるのでそこに入って出てきませんでした。設楽君にとったら知らない人間たちに囲まれわけも分からず大変な恐怖だったと思います。

そこから、一ヶ月間、愛知県のクマ保護仲間は設楽君の餌やり、給水に毎日山へ通い、私たちはクマの移送に必要な書類を揃え各官公庁に許可をもらいくまんちへ運ぶ日を待ちました。

 

一ヶ月後、設楽町を訪れ、設楽君の移送をするのに、再び警察、猟友会、役場職員、私たち保護団体が集まり移送用のオリに移し替え愛知県設楽町を出発しました。

高速道路を今度は会津若松市に向かって走り、設楽君が乗ったユニック車、私と獣医さんが乗った車、愛知県の保護仲間の車、設楽町役場の職員さんの車4台が連なって、高速道路を走りました。今思えば、不思議な光景だったと思います。

夜中に会津若松市に到着したのですが、設楽君のくまんちクマ舎への移動は翌朝に行なうことになりました。

その日の夜は、私の両親が経営する定食屋の座敷にレンタル布団を敷き、皆で合宿のような晩を過ごしました。

翌朝、愛知県からやってきた役場職員、保護仲間、くまんちメンバーが見守る中、無事設楽君の搬入を終えました。

 

一頭のクマの生命を救うのに、警察、猟友会、行政、保護仲間それぞれの立場の人間が垣根を越えて協力し合えたのは、共に『目の前にいるこのクマの生命を救いたい』と思えたからだと思います。

ともすれば、常に立場の違う人間なので意見がぶつかり合うこともあるかと思いますが、この時だけは皆が一人の人間としてどうあるべきかを考えた瞬間だったのではないかと思います。

この奇跡の救出劇に立ち会えたことは私の保護活動人生の中で貴重な経験になりました。

 

それからの設楽君といえば…

2年間は一切寝室から出てこず、餌は食べるのですがお掃除もできず、たまに顔を見せた瞬間に声をかけようものなら、突進してきて顔にツバを吐きかけられていました💧

しかし、皆で毎日声をかけ続けたら、2年過ぎたころから心を開いてくれて、今ではこんなに懐いてくれています。

 

https://photos.app.goo.gl/PYsVYPVX3fs1ireC9

 

17年一緒にクマの世話をしてくれている近所のラーメン屋『福福亭』のおじさんと

 

 

 

リターン

3,000+システム利用料


3000円ご支援コース

3000円ご支援コース

ふくまつの画像入りお手紙で感謝のお便りをお送りいたします。

申込数
62
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

5,000+システム利用料


5000円ご支援コース

5000円ご支援コース

ふくまつの写真入りポストカードで感謝のハガキをお送りいたします。

申込数
26
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

3,000+システム利用料


3000円ご支援コース

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発送完了予定月
2025年2月

5,000+システム利用料


5000円ご支援コース

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